ビザなし渡航
ロシアはウクライナへの軍事侵攻をめぐり制裁を科す日本に反発し、北方領土の元島民らによる「ビザなし交流」と、元島民らが故郷の集落などを訪問する「自由訪問」について、日本との間の合意を破棄したと去年9月、一方的に発表しました。北方四島との交流事…
松野博一官房長官は31日の記者会見で、ロシア側が北方領土の元島民らに墓参のためのビザなし渡航を認める「北方墓参」に関し、再開は当面困難との認識を示した。ロシア外務省は、北方墓参に関する日ロ間の合意は現在も有効と表明。松野氏は、ロシアによる…
日本の岸田首相は、ロシアとの関係における優先分野として、北方領土への元島民の墓参再開を挙げた。日本は、元島民が先祖の墓を訪れる機会を取り戻したいと考えている。岸田首相はクリル諸島(※この場合は北方四島)への先祖の墓参りは、両国関係において重要…
北方領土ビザなし交流に長年携わるロシア語通訳の大島剛さん(66)による講演会が15日、帯広市のとかちプラザで開かれた。2000年のプーチン大統領の初当選以降、日ロ双方の政治的立場を害さない「特別な法的枠組み」を形骸化させる動きがロシアで次…
国後島と択捉島の市長や議長が、ビザなし渡航の実施に関する事務を所管するサハリン州政府の経済発展大臣から「ビザなし交流協定の終了について」と題する通知を受領したことを受けて、国後島の新聞「国境にて」の電子版にビザなし渡航(交流)の歴史をロシア…
日本とのビザなし交流を進めてきた南クリル地区(国後島、色丹島、歯舞群島を管轄)とクリル地区(択捉島などを管轄)のビザなし交流小委員会委員長宛てに、「ビザなし交流協定の終了について」という文書が届いた。サハリン州のビザなし交流委員会を所管するA.A…
本日の釧路新聞のコラム「諸感雑感」に千島連盟羅臼支部の鈴木日出男支部長が羅臼で実施した「洋上慰霊」を振り返り、「もう一回でいいから島に行きたい」という元島民の心情を綴っています。(釧路新聞2022/10/14)
ロシアのウクライナ侵攻を機に、中止や見送りに追い込まれている根室管内と北方領土との交流。2000年から5年間、「生態系専門家交流訪問団」の海洋生物調査員として、根室を拠点にビザなし交流で、北方領土周辺海域の動植物の生態を調べる調査に計6回…
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で北方領土をめぐる日ロの交渉や北方4島との交流が全て途絶えました。平均年齢が87歳を越えた北方領土の元島民は今、何を思うのでしょうか。石川一洋専門解説委員が取材しました。(NHKウエブサイト「解説委員室」2022/9/1…
就任後初めて根室市内を訪れた岡田直樹沖縄北方担当相は28日、本土最東端の納沙布岬を訪れた後、市内で元島民や関係団体との意見交換会に臨んだ。ロシアのウクライナ侵攻で北方領土へのビザなし渡航が停止する中、元島民らは「せめて墓参りをしたい」と切…
岡田直樹沖縄北方担当相が28日、就任後初めて北方領土隣接地域の根室管内を訪れた。岡田氏は根室市内で北方領土元島民らと意見交換し、ロシアのウクライナ侵攻後、日本政府が実施を見送っている北方領土への墓参について「現状では行う状況にはない」と政…
今年3月、ロシア外務省は日本がロシアに対する制裁を課したことを受けて、ビザなし渡航に関する協定の一時停止を決定した。それから半年後の9月3日、ミシュスティン首相はビザなし渡航に関する二国間協定からの離脱に関する法令に署名した。 ビザなし渡航の…
ロシア政府は6日、北方領土をめぐる日本との「ビザなし交流」などを定めた協定を終了すると発表しました。北方領土からの引揚者が北海道に次いで全国で2番目に多い富山ですが、県内の元島民に今の思いを取材しました。(チューリップテレビ2022/9/8) 歯舞群島…
「帰りたい。もう一度でいいから」―。北方領土関係者らが17日、羅臼町沖で行った洋上慰霊。ロシア軍によるウクライナ侵攻で日ロ関係が悪化する中、元島民たちは国後島に向かって手を合わせ、望郷の念をいっそう募らせた。(北海道新聞釧路根室版2022/9/18) …
根室管内羅臼町と千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)羅臼支部は17日、北方領土の元島民らによる洋上慰霊を行った。「早くまた古里の土を踏んで慰霊したい」―。参加者は島に渡れない無念さをかみしめながら日ロ中間ライン内側の船上から手を合わせた。(北…
ロシア人と日本人のビザなし渡航を廃止したことについてどう思うか-- ASTVテレビは街頭でサハリンの人々に尋ねた。「日本人の南クリル諸島(北方四島)訪問を禁止すべきではなかった」と回答した人は1人だけだった。その女性は「経済状況の観点から、それは正…
オホーツク管内斜里町の知床半島沖で小型観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽)は9日、ロシア側から男女3遺体を引き取った函館海保の巡視船「つがる」が10日朝に小樽港に入港する予定だと発表した。到着後、…
ロシア政府が北方領土ビザなし渡航のうち、「ビザなし交流」と「自由訪問」の合意破棄を発表し、再開が極めて困難になったことについて、釧路、根室管内の元島民らには落胆が広がった。ただ、今回の破棄対象には「北方領土墓参」は含まれておらず、元島民か…
ロシア政府は5日、元島民らが北方領土を訪れるビザなし交流と自由訪問について日ロ間の合意を破棄すると一方的に発表し、ウクライナ侵攻で対ロ制裁を科す日本への圧力を強めた。関連する政令はロシアが対日戦勝を祝う「第2次世界大戦終結の日」とする3日…
ロシア政府が北方領土ビザなし渡航のうち、ビザなし交流と自由訪問の二つの合意の破棄を発表したことを受け、道内の元島民らからは「30年の交流は何だったのか」「もう故郷の島に行けないのか」と悲痛な声が上がった。北方領土の返還につながることを願い…
ロシア政府は5日、北方領土ビザなし渡航のうち、日本人とロシア人島民が相互訪問するビザなし交流と、元島民と家族が古里を訪ねる自由訪問について、日本との合意を一方的に破棄するとの政令を発表した。ウクライナ侵攻を理由に対ロ制裁を科した日本への対…
ロシア政府は5日、日本とのビザなし渡航を定めた2つの協定を終了する決定を行ったと発表した。3日にミシュスティン首相が文書に署名したことで、協定は失効した。1991年10月14日の相互訪問の枠組みを定めた日ソ外相間の往復書簡による合意と1999年9月2日付の…
「2世にも残された時間は少なくなっている。元気なうちにもう一度島に行きたい」。7月下旬、東京都立川市から根室を訪れた歯舞群島多楽島元島民2世の中村悟さん(73)は焦る気持ちを吐露した。根室訪問は、元島民や子孫らが船上から先祖を供養する洋上…
8月30日に死去したミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領は、北方四島とのビザなし交流を提案し、相互交流拡大の土台をつくった。根室管内の元島民からは死を悼む声が上がる一方、約30年前の同氏の動きとは裏腹に悪化する日ロ関係の現状に嘆きも漏れた。…
千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)羅臼支部と根室管内羅臼町は、北方領土の元島民らによる独自の「洋上慰霊」を9月17日に行うことを決めた。同支部と町の洋上慰霊は、新型コロナウイルス感染拡大による北方四島ビザなし渡航の中止を受けて初企画した昨…
千島連盟羅臼支部の鈴木日出男支部長が釧路新聞(2022/8/12付)のコラム「諸感雑感」で、先日終了した「洋上慰霊」について書いています。
船が近づき姿を見せ始めた歯舞群島を確認する参加者=7月29日 根室港発着で7月23日に始まった洋上慰霊は、今月10日で全10回の日程を終える。北方領土へのビザなし渡航が当面見送りとなった中、少しでも島に近づけたという喜びと上陸できないもどかし…
国後島ユジノクリリスク(古釜布)の住民は住宅の屋根に群がるカモメの鳴き声による「騒音」と「糞害」にうんざりしている。特にひどいのはコムソモール通りの住宅の屋根。「もう我慢できない。いたるところにカモメがいて、すべてを台無しにしている」と住民…
北方領土の元島民らが船上から先祖を供養する根室港発着の洋上慰霊の7回目が4日、行われ、元島民7人ら23人が参加した。東京都の落語家木村吉伸さん(51)は、歯舞群島志発島出身で根室在住の父芳勝さん(87)と次男の3世代での参加を予定していたが、新型コロナ…
北方墓参は「当面」やる気がないようです。人道的観点から実施されてきた北方墓参と交流事業を同列に考えているのでしょうか。以下、時事通信(2022/8/4)より。『岸田文雄首相は4日、北方四島元島民の孫らに当たる中学生と首相官邸で面会した。首相はロシア…