北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

国後島、色丹島、択捉島の人口は自然増 2020年上半期

北方四島を含むサハリン州の2020年1月--8月期の統計によると、出生数3,589人、死亡数4,036人となり、自然減が447人となった。2019年同時期は282人だった。18ある都市管区(市)のうち、自然増を記録したのは国後島・色丹島などを管轄する南クリル都市管区、択…

色丹島でクリリアン・ティー(キンロバイ)を研究 薬用植物として注目

ウラジミール・バカリン教授が率いる調査チームが色丹島を訪れ、痛みや炎症を和らげるといわれるクリリアン・ティー(キンロバイ)の群生を研究した。クリリアン・ティーは色丹島には群生しているが、隣の国後島では全く見られない。ポテンシャルの高い薬用植…

最新の対空ミサイルシステムS-300B4 北方領土への移動訓練開始

ロシア軍東部軍管区は、最新の対空ミサイルシステムS-300B4を南クリル諸島の島の1つ(※択捉島か国後島とみられる)に移動させ、不慣れな地理的状況下での要員訓練を開始した、と発表した。ユダヤ自治州の第38対空ミサイル旅団に配備されているS-3004Bシステム…

知事激怒!! サハリン漁業庁職員解雇 会議資料に北方四島を日本領とする地図を使用

サハリン州漁業庁の職員が会議資料に北海道と南クリル諸島(択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島)が同じ色で塗られた日本の地図を張り付けて使用したとして、解雇された。職員は州内の起業家への支援策を検討する作業部会のプレゼンテーション資料作成にあたり…

海鳥エトピリカ、減少止まらず 数つがいに、保護団体「手遅れ」

オレンジ色の大きなくちばしで知られる海鳥エトピリカは生息数減少に歯止めがかからず、環境省によるとロシアが実効支配する北方領土を除くと、北海道根室市の無人島のユルリとモユルリで数組のつがいが確認されるだけとなっている。同省のレッドリストで絶…

「故郷見えた 感謝」元島民ら上空から慰霊 初事業終了

中標津空港発着で北方領土付近をチャーター機で飛び、元島民らが上空から慰霊する初の事業が25日、終了した。(北海道新聞釧路根室版2020/10/26)

眼下の国後へ「次こそ」元島民91歳福島さん 3世代で上空慰霊参加

【中標津】25日に中標津空港発着で行われた北方領土周辺の上空慰霊。初日の21日を含め全参加者125人中、最高齢となった国後島瀬石(せせき)出身の福島イクさん(91)=千葉県八千代市=は、娘夫婦と孫の3世代、計4人で参加した。古里は見えなか…

国後島・古釜布の幼稚園「太陽」で給食の試食と検査を実施

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の幼稚園「太陽」で、子供たちが食べる給食の試食と検査が行われた。教育機関機能維持センターが抜き打ち的に年2回実施している。この日の昼食は、新鮮なキャベツを使ったスープ、牛肉のグーラッシュライス、フレッシュトマト…

国後島・古釜布でガレージから出火

10月24日23時56分、国後島ユジノクリリスク(古釜布)のリブニコフ広場のガレージで火災が発生した。消防車1台と3名の消防士が出動し、3分で現場に到着。0時6分に消火した。ガレージの内部9㎡を焼いたが負傷者はいなかった。(astv.ru 2020/10/26) 資料写真

国後島と択捉島の遠隔集落に光ファイバー通信回線を敷設 ロステレコム

ロシアの通信最大手ロステレコムは国後島のゴロブニノ(泊)、ドゥボボエ、メンデレーエフと択捉島のゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)、ゴルノエの学校や消防署など社会的重要施設に通信速度が最大100Mbit/sの光ファイバー通信回線を敷設した。遠隔地への通信回…

北方領土の上空慰霊2日間の日程終了

【根室】北方領土周辺をチャーター機で飛び、元島民らが上空から慰霊する事業が25日、中標津空港(根室管内中標津町)発着で3回行われ、2日間の全日程を終了した。新型コロナウイルスの影響で本年度のビザなし渡航が全て中止される中、初回の21日と合わ…

南クリル税関署長 来年の課題はビザなし交流再開の可能性と増加する観光客への対応

ロシア税関の日に合わせて、南クリル税関のアンドレイ・ダニレンコ署長に話を聞いた。(kurilnews.ru/2020/10/23) Q 南クリル税関の現状はどうなっているか? --10月1日から極東では税関組織が変更され、カムチャツカ、マガダン、チュクチの税関がサハリン税…

択捉島—サハリン路線 乗客が増えているのに週8便から4便に減少

10月16日に開催されたサハリン州の各地区議長が出席した評議会で、択捉島を管轄するクリル地区議会のタチアナ・ベラウソワ議長は、サハリン--択捉島の増便をサハリン州政府に要請した。「サハリン—クリリスク(紗那)路線は週に8便運航されていたのが、秋には4…

国後島の森林でウサミヤスデゴケ発見 ロシア国内で初めて

国後島で植物の調査を行ったロシア科学アカデミー植物園植物標本センターの研究者ユーリ・マモントフ氏が、これまでロシアでは確認されていなかったコケの1種Frullania usamiensis(ウサミヤスデゴケ)を発見した。クリル自然保護区の協力で、9月末から国後島…

国後島住民の憩いの場アリゲル湖 軍の演習による環境破壊を心配

国後島の住民は、アリゲル湖(クンチャロ沼)の運命を心配している。国後島で最も人気のある釣り場の1つだが、今シーズンはフナがほとんどいない。住民はこの場所で演習を行い、環境を破壊し、ゴミを残していく軍を非難している。住民はこれまでも軍による自然…

色丹島・斜古丹湾 海面に再び正体不明の「油膜」

色丹島のマロクリルスカヤ湾(斜古丹湾)で、再び原因不明の油膜のようなものが海面を覆った。一部の住民はオストロブノイ水産加工場が自然に害を及ぼしていると非難している。Sakh.comは8月にこの問題を報道したが、オストロブノイの経営者は9月に汚染物質の…

日本人は飛行機の窓から南クリル諸島を見た

2017年、安倍前首相はロシア政府の支援を受けて、南クリル諸島の元居住者である日本人高齢者とその子孫のために国後島と択捉島へのフライトを企画した。この航空機墓参はオーロラ航空を使って2年続いた。安倍前首相が両国関係の突破口として提示したこのフラ…

爺爺岳、はるかなり --北方領土上空慰霊

北海道と千島連盟が主催する航空機による北海道本島側からの「北方領土上空慰霊」に参加しました。第一便は元島民や後継者、家族など17人、鈴木知事はじめ来賓、代表取材のメディア、事務局など13人の合わせて30人。 北海道エアシステムのATR製ターボプロッ…

元島民、上空から慰霊 ビザなし中止で初事業

【中標津】北方領土付近をチャーター機で飛び、元島民らが上空から先祖らを慰霊する初の事業が21日、中標津空港(根室管内中標津町)発着で2回行われた。計54人が参加。新型コロナウイルスの影響で北方領土ビザなし渡航が全て中止になる中、元島民らは眼…

91歳の女性旅行者が色丹島の「世界の終わり岬」に到達した

ブリヤート共和国の首都ウラン・ウデから色丹島にやって来た91歳の女性旅行者がクライ・スベタ岬(世界の終わり岬=エイタンノット岬)に到達した。この女性はアンジェラ・ボロビョワさんで、79歳から旅行を始めた。87歳の時にアフリカのキリマンジェロ山を登頂…

色丹島の「人面マンボウ」TikTokで100万回再生

色丹島で撮影された、人間の顔を持つマンボウがTikTokで100万回再生され、不気味な表情が話題になっている。(サハリン・クリル通信2020/10/19) https://skr.su/uploaded/e5/86/88/6a902ecb92f125f563e92185d0.mp4

択捉島・紗那 殺人容疑で男2人を逮捕

ロシア連邦捜査委員会サハリン州捜査当局は、択捉島クリリスク(紗那)在住の39歳と50歳の男2人を殺人容疑で逮捕した。殺害されたのは仕事のため択捉島に来ていた31歳の男性で、2019年5月に行方が分からなくなっていた。遺体はまだ発見されていない。男性は行…

択捉島・単冠湾の浜に死んだミンククジラ 春から夏にかけて10頭漂着

択捉島の太平洋側にあるカサトカ湾(単冠湾)の海岸で死んだミンククジラが発見された。体長は8~9mで、18日夜から19日朝にかけて打ち上げられたとみられる。(以上、サハリンインフォ2020/10/19) 一方、サハリン・クリル通信(10/19)によると、体長は約12mで、…

択捉島に「スキー&ゴルフリゾート」建設 投資額240億ルーブル 建設と運営はローザ・クトール

サハリン州政府は、択捉島のバランスキー火山(指臼山)エリアに、ゴルフコースを備えた大規模なスキー・リゾートを建設する投資プロジェクトを発表した。10月19日に開催された州投資評議会でドミトリー・リスネフスキー投資政策大臣が明らかにした。州の計画…

国後島の郷土博物館でソ連時代の国営農場「ダールニイ」の足跡振り返る展示会

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の郷土博物館で、旧ソビエト時代に島民への食糧供給を担っていた国営農場「ダールニイ」の足跡を振り返る展示会が開かれている。ダールニイはソビエト時代に開設され、2000年まで国後島と色丹島の人々に肉や乳製品、ジャガイ…

国後島の道路工事を担う「ユジノクリリスコエ道路管理」アスファルト工場と2カ所の採掘場を所有

10月の第3日曜日は「道路建設労働者の日」--。南クリル地区の公道の総延長は97.8kmある。ユジノクリリスク(古釜布)に最初に舗装道路が出来たのは2011年、中心部の4.7kmだった。2015年からはユジノクリリスク(古釜布)--ゴロブニノ(泊)の高速道路の再建工事が…

国後島・古釜布湾 ボランティア100人が海岸を清掃

国後島ユジノクリリスク(古釜布)で、ボランティア100人が「きれいな海岸」キャンペーンに参加し、ユジノクリリスク湾(古釜布湾)の海岸のゴミ拾いを行った。地区住民をはじめ、南クリル行政府職員、文化・スポーツ・教育機関職員などが手袋をはめ、ゴミ袋を手…

何のためにロシア検事総長は南クリル諸島を視察したのか?

ロシア連邦始まって以来初めて、ロシア最高検事総長が南クリル諸島を訪問した。ロシアは、中央政権がこの最果ての地域に最大限大きな注意を向けているところを再びアピールした。(スプートニク日本2020/10/16) ロシア最高検察庁のイーゴリ・クラスノフ検事総…

「南クリル」トップ10入りならず 全ロシア・エコツーリズムコンテスト

エコツーリズムの発展に向けて政府系組織「戦略イニシアチブ」(ASI)が実施した全ロシア・エコツーリズム開発コンテストで、トップ10入りが期待されていた観光クラスター構想「南クリル諸島」は落選した。サハリン本島の「ブッセ湖」は4位に入り、州政府は「…

択捉島で発見された観音像 流感で死んだ島民の冥福を祈って建立した三十三観音像の1つか? 建立したのは高橋暁道さん(元護国寺住職=別海)

今年7月、択捉島の留別で見つかった観音像について、新たな情報が寄せられた。観音像の願主は、戦前留別にあった曹洞宗・法蔵寺住職の故高橋暁道さんで、大正から昭和にかけて悪性の流感で村人が多数死んだことから、犠牲者の冥福を祈って建立した三十三観音…