北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2022年漁期 ロシアと北海道のシロザケ漁獲量比較 40°N以北-180°E以西沿岸 

一般社団法人北洋開発協会(北海道機船漁業協同組合連合会内担当・原口聖二)は、昨年2021年漁期から、シロザケの生産において増殖事業に依存度が高い北海道とサハリン州、そして野生の割合が高いその他のロシア極東地方の各沿岸の漁獲量の比較を行って…

北クリルのアライド火山が溶岩を噴出 活動が活発化

アライド火山は夜も眠らない--9月15日に噴火した北クリル・アトラソフ島(阿頼度島)にあるアライド火山は28日も溶岩を噴出した。デグラムチャンネル「KURIL BAND」に、星空を背景に噴火するアライド火山の写真が掲載された。同火山はサハリン州最大の火山で、…

国後島 急増する観光客 景勝地はごみの山 温泉が流れる川をせき止め入浴

観光客が急増している国後島--。地元住民は、景勝地に大量のゴミを残していくマナーの悪い観光客の振る舞いに怒っている。住民の1人は、国後島の観光地「悪魔の指」(ローソク岩)を映したビデオをサフコム通信に送ってきた。「悪魔の指」は海から突き出た円錐…

択捉島 「生きて帰って」島から招集された男たちにビデオメッセージ

択捉島の女性と子供たちが部分的動員令で択捉島から招集された男性たちを励ますビデオメッセージを制作し、地元紙「クラスヌイ・マヤーク(赤い灯台)」のテレグラム・チャンネルで公開した。女性たちは彼らの勇気をたたえながら、生きて帰ってほしいと願った…

国後島ソコボイ滝 クルーズ観光に対応し船からの上陸認める 自然保護区に2つの観光ルート認定

「世界観光の日」の9月27日に合わせて、ロシア天然資源環境省は国後島のクリル自然保護区に2つの環境学習ルートの開設を許可した。場所は国後島北部のプチチイ滝(ソコボイ滝) と太平洋側にあるチャチナ川(音根別川)。観光分野でクリル諸島の人気が高まる中、…

択捉島・別飛 新中等学校の正門に散布山とヒグマのトピアリー

今年9月に開校した択捉島レイドヴォ村(別飛)の中等学校の正門に火山を持ち上げる2頭のヒグマを模したトピアリーが設置された。鉄と緑色のポリエチレン製のヒグマは互いに向き合い、両手を掲げて択捉島のシンボルであるフメリニツキー火山(散布山)を持ち上げ…

北方四島含む千島列島 海洋養殖事業の生産量は年間5万トン、1億ドル以上の可能性

サハリン州のアレクセイ・べリク首相はクリル諸島(北方四島を含む千島列島)における海洋養殖分野のプロジェクトの可能性について「生産量は年間5万トン、1億ドル以上が見込まれる」と述べた。クリル諸島ではウニやホタテ、コンブ、ナマコの養殖プロジェクト…

サハリン州内の公務員とその家族320人が招集 部分動員令

サハリン州では部分動員令により、州内の国家機関や地方自治体の職員とその家族320人が招集され、その数は日々増加している。地方自治体で招集が多いのは、コルサコフ地区、ノグリキ地区、オハ地区、ユジノサハリンスク市で、教育や社会保障、医療、民間防衛…

招集を逃れ20万人以上のロシア人が出国 約半数はカザフスタン経由で第三国へ

部分的動員令が発表されて以降、ロシアでは20万人以上が出国した。最も多いのはカザフスタンで9月21日から26日までに約9万8,000人にのぼる。40kmの交通渋滞の中、人々は何時間も待っている。同国のトカエフ大統領はロシア人を助けることを約束とたが、「観光…

北方領土墓参の枠組みはビザなしによる相互訪問を認めたものだった--「1986年の協定はソ連と日本の領土にある先祖の墓へ相互に訪問するという人道上の配慮から合意された」ロシア外務省

今年3月、ロシア外務省は日本がロシアに対する制裁を課したことを受けて、ビザなし渡航に関する協定の一時停止を決定した。それから半年後の9月3日、ミシュスティン首相はビザなし渡航に関する二国間協定からの離脱に関する法令に署名した。 ビザなし渡航の…

ロシア--ウクライナ戦力伯仲 戦争来年まで続く可能性 小泉氏釧路で講演

ロシアの安全保障戦略に詳しい東大先端科学技術研究センター専任講師の小泉悠氏(40)が26日、「ロシア・ウクライナ戦争と日本 北方領土問題への影響」をテーマに釧路市内で講演し、「現在ロシア、ウクライナ両軍の実力は伯仲しており、戦争は来年いっぱいまで…

根室海保の巡視船「さろま」引退 出動32年 知床・観光船事故など活躍

根室海保の巡視船さろま(180トン)が26日、32年余りの任務を終え引退し、根室港で解役式が開かれた。根室海峡の日ロ中間ライン近くの哨戒や、知床半島沖の小型観光船沈没事故などさまざまな場面で活躍した。同海保の小窪貴輝部長は「根室の海を見守…

ロシア部分動員令、極東でも波紋 北方領土から招集 徴兵事務所襲撃も

ロシアのプーチン大統領が決めたウクライナ侵攻に関連した予備役の「部分動員令」が、極東でも波紋を広げている。北方領土では26日までに国後、択捉両島で少なくとも45人を招集。四島を事実上管轄するサハリン州政府は家族への支援金支給を表明するなど…

北クリル・オネコタン島のクレニツィン火山「ロシアのパワースポット」トップ10に選定

クリル諸島(千島列島)北部のオネコタン島(温禰古丹島)にあるクレニツィン火山(黒石山、1324m)がロシアの「パワースポット」トップ10に選ばれた。「ロシアのパワースポット」プロジェクトは、美しく重要な場所を全国規模の投票で選ぶもの。クレニツィン火山は…

滝2題 国後島ゴロフニンスキー断崖の滝  択捉島「ウィーピング・ロック」

国後島の南部太平洋側にある絶景ポイント、高さ50mのゴロフニンスキー断崖から流れ落ちる滝を撮影した動画がテレグラムチャンネル「アドレナリン・ツアー」に投稿された。「ここまでたどり着くのは大変だが、美しい光景を目の当たりにすると感情が揺さぶられ…

サケマス・魚卵の輸出禁止提案を言及  ロシア漁業庁長官

ロシア漁業庁長官シェスタコフは、*НТВ(NTV)のTVプログラム“ポズドニャコフ”(Поздняков)の独占インタァヴューにおいて、魚卵を含めたサケマス製品の輸出禁止提案をしていると語った。シェスタコフは、今年2022年漁期の太平洋サケマス操業が低調であ…

サハリン州政府 招集された市民の家族に30万ルーブル支給

部分的動員令で招集された市民の家族に30万ルーブル支給--サハリン州のリマレンコ知事は大統領令により動員された市民の家族を一時金で支援することを決定した。「ロシア人と国の領土保全を守るために、私たちの最高司令官は強制的な決定を下した。この困難…

国後島 松明に照らされた幻想的な材木岩 地元ガイドは火の使用を批判

国後島の観光名所ストルプチャティ岬(材木岩)を訪れた観光客が松明で崖を照らす写真をテレグラムチャンネル「アドレナリン・ツアー」に投稿した。地元のガイドで作家のオクサナ・リズニッチさんは「写真自体は美しいが、ストルブチャティ岬で火を使用するこ…

色丹島・トイロ 霧のベジミャナヤ湾 夜明けの幻想

色丹島でも最も人気がある観光地の1つ、ベジミャナヤ湾(太平洋側のトイロ付近)で迎えた夜明け。陽が昇る直前に、霧が海岸全体を覆った。写真を撮影した観光客は「すべてが白いベールに包まれた。色丹島の東海岸は海水温の影響でとても不安定に見えた。まるで…

故郷追われる悲哀伝える「クナシリ」続編、根室で撮影 監督「元島民、自分に重なる」

フランス在住でベラルーシ出身の映画監督ウラジーミル・コズロフ氏(66)が、北方領土・国後島のドキュメンタリー映画「クナシリ」の続編「NEMURO」の撮影を根室管内で始めた。主な撮影対象の北方領土元島民の人生と、独裁政権によりベラルーシに帰…

択捉島のアメマスはでかい

これは択捉島のアメマス!! 人気テレグラム・チャンネル「フィッシング・ハンティング・サハリン・チャット」で釣り人が釣果を自慢した。サハリン住民はその大きさに驚いた。ユーザーは「サハリンではこのサイズの個体は少ない」と書き込むと、別の釣り人は「…

千島列島中部・ハリムコタン島 アザラシの体から煙?

クリル諸島中部(千島列島中部)のハリムコタン島(春牟古丹島)で、観光客が不思議な現象をビデオに収めた。映像を見ると、岩の上に横たわっているアザラシの体から白い煙が上がっていた。アザラシはヒレで体をひっかいており、掻くのをやめると白い煙は出なく…

択捉島の紗那と別飛の20人を招集 プーチン大統領の部分的動員令で

択捉島を管轄するクリル地区行政府は23日、政府が設定した部分的動員の任務を完了した。択捉島のクリリスク(紗那)とレイドヴォ(別飛)の住民20 人が招集され、サハリンの訓練キャンプに到着した。地元紙「赤い灯台」が報道した。クリル地区と北クリル地区(パ…

「安倍氏が2島軸に転換」 道新政経懇 本紙記者が領土交渉を解説

道新苫小牧政経文化懇話会(代表幹事・貴志雅之北海道新聞苫小牧支社長)の例会が21日、苫小牧市のグランドホテルニュー王子で開かれ、北海道新聞でロシア関係の報道に携わってきた東京報道センターの渡辺玲男部次長=元モスクワ駐在=が「安倍元首相の対…

安全操業9月中にも出漁へ 日本外務省、ロシア側へ送金手続き

ロシア外務省が北方四島周辺水域での日本漁船の安全操業に関する協定の履行を停止した問題で、日本外務省は22日、ロシア側が協定履行の条件としていたサハリン州との協力事業に関する援助金約1億5千万円の支払い手続きを始めた。これによりロシア側の協…

臨検急増、安心して漁を コンブ漁師・鳥潟好さん(74)=根室市=<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>6

「今年も沖に出られた」。根室の漁師、鳥潟好さん(74)は、納沙布岬から3・7キロ先の漁場へ猛スピードで進む220隻の漁船団の中で、喜びをかみしめていた。例年より3週間遅れでスタートした北方領土・歯舞群島貝殻島周辺のサオマエコンブ漁の初日、…

100歳の元国後島民土田さん逝く 帰れぬ故郷、俳句に残し 思いは孫へと受け継がれ

国後島乳呑路(ちのみのち)出身の土田一雄さん(100)=釧路市=が20日、老衰のため自宅で亡くなった。大正から令和の4時代を経験し、北方領土の暮らしを知る生き証人として、近年は四島を題材にした俳句を新聞に数多く投稿。作品からは望郷の念や家…

大統領報道官 部分的動員100万人招集「疑惑」を否定 国後島では58人が招集され25人が軍に送られた

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、部分的な動員の一環として最大 100 万人のロシア人を招集するという「疑惑」の計画に関する情報を否定した。21日、プーチン大統領は部分的動員を発表し、対応する政令に署名したが、それは 10 のパラグラフか…

択捉島ゴルノエ村 医療従事者のための専用車両配備

択捉島のかつての軍の町ゴルノエ村に医療従事者が往診などで使用する専用車両が配備された。ゴルノエ村には約400人が暮らしているが、地元の診療所には専用の交通手段がなく、医師など医療従事者は徒歩で患者のもとに行き、薬を届けなければならなかった。国…

部分的動員令に対する読者の反応 

プーチン大統領の部分的動員令によって、パラムシル島などを管轄する北クリル地区では、住民5人が招集されたというニュースがサフコム通信のウエブサイトに掲載されたが、読者の反応はこんな感じだ。