北方四島の話題
国後島ユジノクリリスク(古釜布)の住民は、歩道に並んだゴミ箱にうんざりしている。地元紙「国境にて」のテレグラムチャンネルに、歩道を占領するゴミ箱の写真が投稿され、「歩道をまっすぐに歩けない。ゴミ箱や臭いを回避するため車道に降りたり、反対側の…
色丹島クラボザボツコエ(穴澗)に夜が訪れた。あかりが灯り稼働中の工場は、択捉島を拠点にしている巨大企業ギドロストロイ・グルーブの「クリリスキー・ルイバク」クラボザボツコエ支店。魚はベルトコンベアで運ばれ、冷蔵庫から最終的に製品倉庫に送られる…
国後島を管轄する南クリル地区行政府は、ユジノクリリスク(古釜布)から約10km離れた、かつて旧コスモデミャンスキー村があったエリアに、新たな居住地を形成することを決定した。(※場所は近布内のそばと考えられる)建設部門の責任者であるアクシンヤ・ピフテ…
色丹島マロクララスコエ村(斜古丹)のストゥデンチェスカヤ通りに、3階建てのアパートが完成し、老朽化した住宅に住んでいた28家族が入居した。色丹島を管轄する南クリル地区のゴミレフスキー市長は「老朽化して危険な住宅からの住み替え政策で、住宅建設が続…
色丹島のオトラドナヤ湾(マタコタン)は、氷上釣りの島民で賑わっている。この日は50人がやってきた。最近はワカサギがどこかへ行ってしまったようで、「なかなか釣れない」とぼやく声がしきり。(ShikotanNews 2023/2/5) https://t.me/shik_news/11709?single
猛吹雪に見舞われた2 月 3 日の朝、択捉島ゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)村で、体重2600グラム、身長48センチの女の子が生まれた。地元の診療所の医師から、クリリスク(紗那)の地区中央病院に「女性の陣痛が予定しより早く始まった」と助けを求める連絡が入…
国後島、色丹島、歯舞群島を管轄する南クリル地区の定例議会が2月1日、開会し、観光名所でのごみ収集、ゴリャチー・プリャジ(瀬石)の温泉とプール修理、カモメの糞害、オトラダ(近布内)の診療所の建設問題について建設的な議論が行われ、議会議員たちは、行…
択捉島クリリスク(紗那)で建設中のクリル中等学校は、今年4月に引き渡しが予定されている。繁忙期には180人を超える作業員が働いていた現場も、今は27人で、電気工事と塗装が行われている。校舎の中はどのような造りなのか、気になる島民のために「赤い灯台…
2月2日、猛烈な吹雪に見舞われた択捉島。クリリスク(紗那)とキトヴイ(内岡)を結ぶ道路を走行中の路線バスが視界が全くきかない吹雪の中を走行中、車線を右に左に変えながらよろよろ走る様子がビデオに収められた。バスの運転手はハザードランプを点灯させ、…
ロシア極東のトップブロガーであるドミトリー・クリコフさんとデザイナーのオルガ・ギンズブルクさんのコラボレーションで、択捉島の有名な「白い崖」(※ビラ海岸)などをイメージした衣類や靴下などが開発された。2人は択捉島やサハリンの自然にインスピレー…
ロシアではクリル諸島(北方四島を含む千島列島)の島々を巡るクルーズのチケットが販売開始となった。ユジノサハリンスクからカムチャツカ地方のペトロパブロフスク・カムチャッキーを経て、クリル諸島の主要な島を訪ねるツアーは往復料金で56万5,000ルーブル…
猛烈な吹雪が国後島ユジノクリリスク(古釜布)の文化会館の屋根を吹き飛ばした。リマレンコ知事が自身のテレグラムチャンネルで「天候が回復次第、復旧作業を開始する。国後島では2日、学校が臨時休校となった。幹線道路は除雪されている」と伝えた。知事は州…
ロシア外務省が南クリル諸島(※北方四島)周辺のロシア海域における日本人による漁業(※安全操業)に関する政府間協議の開催を拒否すると発表したが、ロシアの有名な政治学者アレクサンドル・アサフォフ氏はその理由として、日本政府による追加制裁の中に医療品…
択捉島を管轄するクリル地区警察当局はキトヴイ(内岡)在住の50歳の男が、自分のアパートに外国人を架空登録したとして起訴した。男は自分のアパートにCSI諸国から来た5人の外国人を登録。それぞれから1万ルーブルを受け取ったが、外国人は建設現場で働き、別…
国後島のクリル自然保護区は設立された1988年以来、気象状況の推移と生物季節学的現象のモニタリングを続けている。(※生物季節(学)とは、季節の移り変わりに伴う動植物の行動や状態の変化を研究する学問のこと。例えば発芽・開花・落葉といった植物の活動周…
根室市では、北方領土を間近にのぞむ海で、バードウォッチングなどを楽しむ「パノラマ・クルーズ」が3年ぶりに復活し、人気を呼んでいます。根室市の歯舞漁協が、2008年から、漁が休みとなる冬の間に運行する「本土最東端パノラマ・クルーズ」。コロナ禍の…
航空チケットはより高く、サービスは低下。オーロラ航空のクリリスク(紗那)—ユジノサハリンスク便を利用している多くの択捉島住民は、そう感じている。今年 1 月 12 日から運賃は1,000ルーブル値上がりして6,900ルーブルになった。航空会社の見直しは航空運…
国後島ユジノクリリスク(古釜布)では、1月21日にガソリンが底をついた。南クリル地区行政府の市長室は「ガソリンを供給するはずだった船が修理のためにドッグに送られたため」と説明した。1月23日に別の船がウラジオストク港を出港したが、荒天により27日ま…
凍える色丹島クラボザボツコエ(穴澗)のスケッチ--。セルゲイ・クラスヌホフ(ShikotanNews 2023/1/28) 低気圧はまだ、色丹島から冷たい足を離さない。窓の外の塩辛い風が一晩中、見慣れた風景に修正を加えた。それは何かを動かし、ホテルの屋根に何か巨大で重…
国後島では犬や猫、牛が街中で「放牧」されていても驚かないが、ユジノクリリスク(古釜布)のとある駐車場では、馬が定期的に現れて占領していると、住民から苦情が出ている。馬はグループで訪れ、交尾をすることも珍しくないという。この行為によって、車の…
1月26日午後1時30分頃、国後島のユジノクリリスク(古釜布)とゴロブニノ(泊)を結ぶ高速道路のユジノクリリスク側から1kmの地点で、ロシア製自動車「ワズ」を運転していた73歳の男性がスピードを出しすぎてコントロールを失い、道路のガードレールに衝突した。…
ロシア内務省当局は、自宅アパートに爆発物やライフル銃のカートリッジを所持していた択捉島在住の45歳の住民に対する刑事事件を提起した。捜査員が容疑者の自宅から火薬に似た大量の物質が入った袋を発見した。容疑者は2010年5月初旬、この物質を入手し、不…
サハリン州政府はクリル諸島(※北方四島を含む千島列島)の島々を結ぶクルーズの開発やユニークな自然を生かした観光ルートの開発によって、観光客の滞在期間を延ばすことを計画している。「このため今年は小型の2隻のクルーズ船が運航される予定だ」と州政府…
ロシア正教で主の洗礼祭にあたる1月19日、国後島ユジノサハリンスク(古釜布)郊外8kmにある特設会場で信者たちが沐浴して身を清めた。ユジノクリリスクをはじめゴリャチー・ブリャジ(瀬石)、ラグンノエ(ニキシロ)などから多くの住民がバスやマイカーで集まっ…
択捉島のクリリスク(紗那)とブレベスニク(天寧)を結ぶ道路が25日午後3時から閉鎖された。悪天候のためすべての交通機関の移動が禁止される。(astv.ru 2023/1/25) 資料写真
国後島と色丹島では2023年も住宅建設が続く。国後島ユジノクリリスク(古釜布)の建設会社ストラトジーとテクノストロイ・ガラントが色丹島のマロクリリスコエ(斜古丹)とクラボザボツコエ(穴澗)で3階建ての集合住宅を7棟建設する。また、国後島ユジノクリリス…
24日、択捉島クリリスク(紗那)のクリル中等学校で新しいカリキュラムである基礎的軍事訓練科目の初めての授業が行われた。(※ウクライナ侵攻が長期化する中で、子供の時から銃などの扱いを教えることで、将来の迅速な動員を可能にする狙いがあるとされる)基礎…
国後島ユジノクリリスク(古釜布)の南クリル地方裁判所は、飲酒運転を繰り返した地元住民に懲役6ケ月、運転免許はく奪4年6ケ月の判決を言い渡した。被告は昨年9月、酩酊状態でクルマを運転し、交通警察に逮捕された。その際アルコール検査を拒否した。被告は…
択捉島クリリスク(紗那)市内では、22日から変電所の故障で停電が続いていたが、24日になって復旧作業が完了し、電力供給が完全に回復した。クリル地区行政府によると、低気圧の通過と変電所の技術的障害により23日と24日、市内のアパートや施設で停電が発生…
択捉島を管轄するロシア内務省クリル地区の捜査チームは、シロザケの違法採取(密漁)で大砲した地元住民2人に対する捜査を終了、起訴した。調べによると、51歳と54歳の被告は昨年10月末、産卵場近くで禁止されている漁具を使用してシロザケを密漁した。被告の…