北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

エトセトラ

反政権ロシア人に在留許可 日本政府、弾圧考慮か

ロシアのプーチン政権を批判し、ウクライナ侵攻開始前に日本に事実上亡命して難民認定を求めているロシア人男性に対し、法務大臣の裁量で例外的に滞在を認める「在留特別許可」が3月中旬に出たことが25日、分かった。男性本人や関係者が明らかにした。難民認…

旧ソ連映画の上映会を主催する 守屋愛さん

ロシアのウクライナ侵攻を受け、日ロ関係が悪化する中、旧ソ連映画の上映会を東京で続けている。「ロシアは隣国。どんな時代でも相手を知る窓口は必要です」 東西冷戦時代、あまり情報が入ってこない旧ソ連に関心を持った。ロシア語専攻の大学に合格したが、…

ロシア人観光客が日本に戻る 今年3月1万6,000人、昨年比210%増加

3月に日本を訪れたロシア人観光客の数は1万6,000人に達した。これは、コロナ前の2019年の同時期と比べてもわずか8%少ないだけで、昨年3月と比較すると210%増加しているとタス通信は報じている。日本は3月に308万1,000人の外国人観光客を迎え、2019年に比べ…

ロシア漁業庁長官 プーチンに2023年の漁業分野の結果等を報告

ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今般、大統領プーチンに対し、昨年2023年の漁業分野の結果、経済的インデクス、投資目的漁獲割当義務付けプロジェクトの実行状況等を報告した。昨年のロシアの水棲生物資源漁獲量は530万トンに達し過去最高を記録し…

根室「チャシ跡」来訪が過去最多 23年度6千人 アイヌ民族遺跡

オホーツク海を望む崖の上にあるノツカマフ2号チャシ跡 根室市内に残るアイヌ民族の遺跡「チャシ跡」の推定来訪者数が2023年度は前年度比22%増の6062人(速報値)と過去最多になった。アイヌ民族の文化や北海道の歴史に関心がある個人客の増加が背景にある…

和田屯田記念館を改修へ 根室市教委 25年度着工

根室市教委は15日の予算審査特別委で、建築から140年ほどが経過し老朽化する和田屯田記念館(西和田)について「屋根のふき替えや内外壁など全体にわたって改修する」と明らかにした。2024年度に実施設計を行い、25年度に着工する方針。(北海道新聞デジタル2…

「クリル諸島(千島列島)は信頼できる保護のもとにある」パラムシル島で敵の上陸を阻止する訓練実施

北クリル(北千島)のパラムシル島で、ロシア太平洋艦隊のバスティオン沿岸ミサイルシ部隊が、敵艦艇の上陸を阻止する想定で電子的にミサイル発射する訓練を実施した。訓練では、島内での発射装置のカモフラージュと秘密裏の移動に特に注意が払われた。(Pacific…

トド、トド、トド…サハリン州ネベリスク

サハリン西海岸のネベリスク--主な魅力の 1 つは、防波堤に寝そべるトドの群れ。彼らが何週間も何もせずに過ごす間、科学者たちはせっせとその数を数えている。専門家によると、4月のトドの個体数は定期的に2,000頭を超えるという。(citysakh.ru 2024/4/5) h…

日本人が建てたサハリン南部のアニワ灯台(中知床岬灯台)、修復に向けて専門家調査

サハリン南部のアニワ灯台(中知床岬灯台、1939年建設。設計者は旧逓信省の三浦忍技手)の修復に向けて、設計エンジニア、コンクリート構造研究の専門家、生態学者、歴史家、郷土史家が現地調査を行った。リマレンコ知事は、同施設をロシア国防省からサハリン…

サハリン—ハルビン線が週2往復に増便 オーロラ航空

4月26日から、ユジノサハリンスク(サハリン)--ハルビン(中国黒竜江省)線が週2便に増便される。オーロラ航空によると、ユジノサハリンスク発は火曜日と金曜日、ハルビンからの折り返しは火曜日と土曜日になる。片道料金は 12,400 ルーブルから。機材はDHC-8型…

北クリル・セベロクリリスクの滑走路建設 工事が遅れ業者に罰金340万ルーブル

北クリル(北千島)のパラムシル島セベロクリリスクに昨年10月、待望の滑走路が供用開始されたが、サハリン運輸検察当局は滑走路の工事か契約に明示された期日から大幅に遅れたとして、請負業者に罰金340万ルーブルを科した。工事を請け負ったのはノボランド社…

居座る流氷、過去最長 根室半島北側 観光客「見られて感動」、漁業者「漁に相当影響」

根室半島北側のオホーツク海に流氷がびっしりと居座っている。根室市によると、海面の8割以上が流氷で覆われた状態が21日から続いて28日で8日間連続となり、市などが独自に観測を始めた2011年以降で最長を記録した。市内の納沙布岬周辺にも押し寄せる流氷に…

在ユジノサハリンスク日本国総領事が献花

在ユジノサハリンスク日本国総領事の横田敬一氏が25日、ユジノサハリンスクの栄光の広場を訪れ、22日にクラスノゴルスク(モスクワ州)で発生した銃撃事件で亡くなった人々を追悼し、献花した。在ユジノサハリンスク日本国総領事館が伝えた。ロシア連邦調査…

中央選挙管理委員会がロシア大統領選挙の公式結果を発表

ロシア中央選挙管理委員会はロシア大統領選挙の公式結果をテレグラムチャンネルで発表した。公式結果によると、ウラジーミル・プーチン氏が得票率87.28%で勝利した。8,757万6,075人の有権者が投票に参加し、これは「歴史的な数字」であると述べた。海外では…

インド企業がサハリン産石油の購入を拒否 「制裁タンカー」で入港

インド最大手のリライアンス・インダストリーズが、今年に2月に西側の制裁リストに含まれたサハリンの海運会社ソフコムフロット社のタンカーで到着した石油の購入を拒否したことが明らかになった。ロイター通信が報じた。拒否の理由は、ソフコムフロットとそ…

北千島セベロクリリスクの滑走路が700m延長 サハリンから直行便運航

サハリン州運輸省は、北クリル(北千島)パラムシル島のセベロクリリスク空港の滑走路延長問題に取り組んでいる。2026年までに700m延長して1325mとし、最大30人乗りの航空機の離発着を可能にしてサハリンから直行便を飛ばす計画だ。滑走路は「クリル諸島社会経…

北千島に流氷20数年ぶり? シュムシュ島とパラムシル島の間、第二クリル海峡

北千島のパラムシル島(幌筵島)とシュムシュ島(占守島)の間にある第二クリル海峡(幌筵海峡)に流氷が流れ込んだ。この海峡で最後に流氷が観測されたのは1990年代という。テレグラムチャンネル「北クリル諸島への旅:パラムシル、オネコタン、シュムシュ、アト…

FSBサハリン支局 戦時中の南樺太で活動した「協和会」に関する資料を機密解除

1938年から1945年にかけてサハリン南部で活動していた国家主義団体「協和会」のメンバーは、日本の警察の指示を受けて、地元住民の間でソ連や中国、米国、英国、その他の国のスパイの探索を行った。FSB(ロシア連邦保安庁)サハリン支局は、1938年から1945年に…

サハリンでは81%がプーチンに投票 全国平均は75% 大統領選挙世論調査3月2-3日実施

サハリン住民の82%が大統領選挙(3月15日から17日投票)の投票に行くと答え、81%の人々がプーチン大統領に投票すると回答した。政府系の全ロシア世論調査センター(VTsIOM)は3月2日と3日に18歳以上のロシア人160万人を対象に電話による世論調査を実施した。…

海苔の価格高騰により巻き寿司が平均12%値上がり

韓国の不作により、海苔の価格が年初から約25%値上がりした。これが、サハリンで巻き寿司の価格が高騰した理由の1つだ。とりわけ、日本料理のもう一つの重要な食材であるアボカドの価格も上昇している。多くの企業が巻き寿司の価格を平均12%値上げしたとい…

「天皇誕生日に行くことは、ナワリヌイ氏の葬儀に行くようなもの」

在ユジノサハリンスク日本国総領事館は3月6日に天皇誕生日を祝う行事(祝賀レセプション)を計画している。サハリンの住民を祝日に招待することは、対ロシア制裁やウクライナへの支援とどのように整合性がとれるのか。サハリンのジャーナリストで政治学者のイ…

オオカミではなく、ウルフドッグの可能性も? サハリン北部で発見された動物の死骸

オオカミではなく、ウルフドッグ?サハリン北部ノグリキ地区で観光客が発見したオオカミとみられる動物の死骸について、サハリンの森林狩猟局のレンジャーはオオカミではなくハイブリッドではないかと疑っている。「これがオオカミというには大きな疑問があ…

北極海航路の総貨物輸送量は4億トンに達する可能性がある ロシアVTB銀行試算

ロシアのVTB銀行は、北極海航路の貨物輸送量が10年以内に4億トンに達する可能性があると試算した。そのうち2億トンはロシア企業の貨物輸送だけで供給されるという。昨年の貨物輸送量は3,600万トンで、今年は8,000万トンに増加すると見込んでいる。VTB経営委…

サハリン北部でオオカミの死骸見つかる 本土から氷海を渡った?

サハリン北部ノグリキ地区のヴァル村近くで、サハリン本島にはいないはずのオオカミの死骸が発見された。死因を含め、どうやって島に到達したのかは不明だ。サハリン州林業狩猟局の専門家が死骸に関する情報を確認している。サハリン本島にはオオカミは生息…

カムチャツカ—北千島航路に新貨客船が就航 毎週1便、所用時間19時間

カムチャツカ地方のペトロパブロフスク・カムチャツキーと北千島パラムシル島セベロクリリスク間に3月1日、新しい貨客船「アナトリー・チェルネーエフ」が運航を開始した。この船はコマンダー諸島、北クリル、ペトロパブロフスク・カムチャツキー間の定期的…

北クリル・シュムシュ島の灯台守が一時行方不明 猛吹雪の中35km離れた隣の灯台へ向かった

ロシア非常事態省は1日、2日前から行方不明になっていた北クリルのシュムシュ島(占守島)の灯台守を発見し救助した。灯台守はシュムシュ島北端のクルバトフ灯台に勤務。発電機が故障したため35km離れた同島北西端にあるチブイニー灯台に歩いて向かった。クリ…

2023年サハリン州を訪れた観光客51.5万人 前年の1.7倍に急増

ロシア連邦国家統計庁(ロスタット)によると、2023年1月から12月までにサハリン州を訪れた観光客は約51万5,000人に上った。30万3,000人だった2022年の1.7倍に増えた。サハリン州政府のアルテム・ラザレフ観光大臣は「夏も冬も観光客が増加している。冬観光…

北クリル—カムチャツカ航路に新造船 3月から5月まで

北クリルのパラムシル島セベロクリリスクとカムチャツカ間で運航されている貨客船「ギパニス」が定期検査のため使用できない3月から5月までの間、国家統一企業株式会社「カムチャットトランスフロート」の新造船「アナトリー・チェルネーエフ」が代行するこ…

北クリル・パラムシル島 流氷の中でまどろむトド

2月のある晴れた日。一面流氷の中で、まどろむトド。北クリル・パラムシル島在住の写真家セルゲイ・ラコモフさんから届いたほっこり映像。(astv.ru 2024/2/25) https://vk.com/video-40123810_456243670 https://vk.com/video-40123810_456243669

サハリン・エナジー「サハリン2」のLNG 60%以上を日本に販売し続ける

「サハリン2」プロジェクトを運営するサハリン・エナジーは現在も液化天然ガス(LNG)の約60%を日本に販売している。同社は長期契約に基づく主なLNG積荷を日本に供給しており、それは総供給量の約60%を占めている。さらに、サハリン・エナジーは韓国へ…