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和田屯田記念館を改修へ 根室市教委 25年度着工

 根室市教委は15日の予算審査特別委で、建築から140年ほどが経過し老朽化する和田屯田記念館(西和田)について「屋根のふき替えや内外壁など全体にわたって改修する」と明らかにした。2024年度に実施設計を行い、25年度に着工する方針。(北海道新聞デジタル2024/3/15)

 記念館は1885年(明治18年)の建築とされる和田屯田兵村の被服庫内部を改装した木造建物で、道有形文化財に指定されている。近年は木材の一部が湿気で腐ったり、強風で外壁がはがれたりと、修復の必要性が高まっていた。

 社会教育課の藤沢進司課長は「文化財としての価値を保存しつつ、できる限り当時の材料を生かした工事になる」と述べた。久保田陽氏(会派紬(つむぎ))への答弁。

 日本100名城のひとつで、アイヌ民族のとりでや祭祀(さいし)の場などとして使われたとされる国指定史跡「根室半島チャシ跡群」のノツカマフチャシ跡(牧の内)周辺の駐車場拡張計画に関し、市教委は大型バス2台が止められる場所を確保する方針を示した。

 現在の駐車場は普通乗用車5台分ほどしかない。市教委は24年度中に規模や周辺整備を含めた基本構想をまとめる。橋本竜一氏(共産)への答弁。(川口大地)

写真は根室市役所フェイスブックより