北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

北方領土遺産

100歳の元国後島民土田さん逝く 帰れぬ故郷、俳句に残し 思いは孫へと受け継がれ

国後島乳呑路(ちのみのち)出身の土田一雄さん(100)=釧路市=が20日、老衰のため自宅で亡くなった。大正から令和の4時代を経験し、北方領土の暮らしを知る生き証人として、近年は四島を題材にした俳句を新聞に数多く投稿。作品からは望郷の念や家…

択捉島の留別墓地 2022年8月31日の写真

サハリンのテレビ「astv.ru」のウエブサイトのブログ記事の中で択捉島の留別墓地の写真が掲載されていました。撮影の日付は2022年8月31日とあります。留別墓地を日本人が訪れたのは2019年8月の航空機を使用した墓参が最後です。写真を見る限り、標柱も慰霊碑…

根室国後間海底電信線陸揚庫 年明けに報告会 専門家による調査終了

国の登録有形文化財で、北方領土と根室がつながっていたことを示す唯一の現存施設「根室国後間海底電信線陸揚施設」(通称・陸揚庫)の専門家による調査が15日終了した。研究機関によるコンクリート片などの分析結果は年末までにまとまる予定で、市では年明け…

【北方領土侵攻を伝える】根室市と国後島をつないだ海底ケーブルの中継施設を調査

終戦直後まで北海道・根室市と北方領土の国後島をつないだ、通信用海底ケーブルの中継施設「陸揚庫」の、保存方法などを検討するための調査が行われました。1935年ごろに建てられたとみられる根室市の「陸揚庫」は、国後島と根室市をつないだ海底ケーブ…

国後根室間海底線陸揚庫 コンクリート強度検査  劣化少なく専門家も驚き

国の有形登録文化財で、北方領土と根室がつながっていたことを示す唯一の現存施設「根室国後間海底電信線陸揚施設」(通称・陸揚庫)の本格調査2日目となった13日、コンクリートの強度検査のための「コア抜き」を実施、基礎部分のコンクリートは想像以上…

国後島と根室結ぶ海底ケーブル中継施設 保存や活用に向け調査

(NHKニュースWEB 2022/9/13) 終戦直後まで北方領土の国後島と根室市をつないでいた海底ケーブルの中継施設、通称「陸揚庫」について、保存や活用に向けた調査が行われています。 昭和10年に建てられた根室市にある通称「陸揚庫」は、国後島と根室市の間の…

根室「陸揚庫」門の扉止め? 市発掘調査で石や鉄のかたまり発見  使用当時知る手がかりに

根室市が13日に本格化させた、終戦直後まで根室と北方領土・国後島をつないだ海底通信線の中継施設「根室国後間海底電信線陸揚(りくあげ)施設(陸揚庫)」の発掘などの調査で、門の扉止めにあたる「戸当たり石」2点や門の扉に使われていた可能性がある…

根室「陸揚庫」保存か復元か 海底ケーブル中継施設、市が調査

根室市は13日、終戦直後まで根室と北方領土・国後島をつないだ通信用海底ケーブルの中継施設「根室国後間海底電信線陸揚(りくあげ)施設(陸揚庫)」=同市西浜町=について、保存方法を検討するための詳細な調査を始めた。調査を基に現状のまま保存する…

北方四島との歴史感じて 根室国後間海底電信線陸揚庫 

(北海道新聞「支局長だより」2022/9/11) 根室市西浜町ハッタリ浜。北方領土・国後島を望む海岸の一角に高さ4㍍弱、床面積20平方㍍ほどの鉄筋コンクリートの建物がある。壁はところどころ落ち、屋根の一部に雑草が生えている。この建物が、昨年10月、国の登録…

「陸揚庫」再発掘調査12日から 保存、活用のデータ収集

根室市と同市北方領土対策に関する専門家会議(陸揚庫の保存と活用を考える分科会)は12日から、登録有形文化財「根室国後間海底電信線陸揚庫」の調査を行う。陸揚庫のコンクリート劣化度を測るほか、施設周りの遺構調査を行うもので、具体的な保存方法や活用…

南クリル地区(北方四島)の歴史から 1946年9月、最初のロシア人学校が開校

赤軍が南クリル諸島(北方四島)を占領した後の1945年8月から9月にかけて、国後島、色丹島、小クリル諸島(歯舞群島)の島々で17の日本人学校が運営されていた。色丹島と小クリル諸島のゼリョーヌイ島(志発島)、ポロンスキー島(多楽島)、ユーリ島(勇留島)、アヌ…

残された時 2世もわずか 両親が歯舞群島多楽島出身・中村悟さん(73)<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>3

「2世にも残された時間は少なくなっている。元気なうちにもう一度島に行きたい」。7月下旬、東京都立川市から根室を訪れた歯舞群島多楽島元島民2世の中村悟さん(73)は焦る気持ちを吐露した。根室訪問は、元島民や子孫らが船上から先祖を供養する洋上…

故郷失う子、増やさないで 国後島泊村出身・松崎紀子さん(81)=標津町<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>2 

1945年(昭和20年)、ソ連軍が国後島に上陸した9月1日からほどないある日、泊村にあった松崎紀子さん(81)=標津町薫別=の家の庭に、1人のソ連兵が馬で入って来た。「肩に鉄砲を下げていた。母は急いでトイレに隠れました」…(北海道新聞根室版2…

択捉島 サハリンの観光客が興味をそそられた石の物体「これは何?」

択捉島を訪れたサハリンの観光客は、日本語が刻まれた古い石の物体に注意を向けた。「誰かこれについて何か情報を持っている人はいますか? それは択捉島にあります」と、観光客はテレグラム・チャンネル「サハリン・フリーマーケット」のユーザーに問いかけ…

旧ソ連の北方四島侵攻77年 記憶たどる元島民たち「戦争の犠牲者はいつも市民」

第2次世界大戦末期の旧ソ連軍による北方四島への侵攻開始から28日で77年。継承国ロシアのウクライナ侵攻を受け、日ロ関係はかつてなく悪化し、北方領土交渉も四島へのビザなし渡航も再開の見通しが立たなくなった。「戦争の犠牲になるのは、いつの時代…

北方四島の「証し」 後世に ~戦後77年 いま見つめる北海道の記憶③~

2021年2月に亡くなった歯舞群島・多楽島出身の東狐貢さんの十八番芸—元島民が集う懇親会で、おじいさんがコンブ採りの時に着ていた作業着「ドンザ」をまとい、古里の多楽島をひもで手繰り寄せ、会場を湧かした。 島の記憶 77年前、北方四島に旧ソビエト軍…

北方領土返還、諦めない 「古里を伝え続ける」択捉島出身・山本忠平さん(87歳)

北方領土最大の島、択捉島出身の山本忠平さん(87)=神戸市中央区=は77年前、旧ソ連軍の占領下での暮らしを余儀なくされ、追い出されるように日本へ強制送還された。13年前から「語り部」となり、戦前からの島での暮らしを伝えている。ロシアによるウクラ…

四島墓参、再開見えず ウクライナ侵攻継続、政府は交渉に慎重姿勢

北方領土墓参の再開が見えない。ロシアのウクライナ侵攻を受け、日本政府は4月に北方四島とのビザなし渡航事業の「当面見送り」を発表。元島民は人道目的の墓参の早期再開を強く望むが、ロシアが侵攻を続ける中、交渉の見通しは立たない。元島民は北方四島…

洋上慰霊、喜びと無念 来て良かった/心の距離遠い 10日、最終日

船が近づき姿を見せ始めた歯舞群島を確認する参加者=7月29日 根室港発着で7月23日に始まった洋上慰霊は、今月10日で全10回の日程を終える。北方領土へのビザなし渡航が当面見送りとなった中、少しでも島に近づけたという喜びと上陸できないもどかし…

占守島で日本兵2人、ソ連兵7人の遺体発見 羽生少佐の認識票など発掘

第二次大戦で戦死したソ連兵の遺骨を収集している「ロシア捜索運動」サハリン支部の捜索隊が北クリルのシュムシュ島(占守島)で行った4週間にわたる調査でソ連兵士7人と日本兵4人の遺体と遺留品を発見した。このうち、日本軍の戦車「チハ」のそばに掘られてい…

元島民語る国後、孫が記録 釧路市立博物館の紀要掲載

元国後島民の土田一雄さん(100)=釧路市=に、孫の土田和世さん(38)=帯広市=が戦前の島での暮らしなどについて聞き、まとめたインタビューが、釧路市立博物館の紀要に掲載された。(北海道新聞釧路版2022/7/27) 一雄さんは国後島乳呑路(ちのみの…

23日から北方領土洋上慰霊 移動式PC検査車両が根室入り 90人分を2時間で判定

7月23日から始まる北方領土洋上慰霊に参加する元島民らのPCR検査を行う「移動式PCR検査車両」が根室市内の千島会館前にお目見えした。宮崎市の株式会社オファサポートが開発した。一度に90人分の検査が可能で、所要時間は2時間程度。宮崎市から2つのフェリー…

日本人の葬送、変遷たどる 元江別市職員・斉藤さん 道内事例などまとめ刊行

北海道を舞台にした文学や道内自治体の施策を調べ、日本人の葬送の変遷を紹介した「遠ざかる野辺送り」が出版された。コロナ禍で進んだ葬儀の簡素化をはじめ、野天焼きの現場、戦争の遺骨収集や災害時の埋葬の現実にも触れた広範な内容だ。著者の元江別市職…

根室空襲と元島民

本日(7月13日)の北海道新聞夕刊1面コラムに、この間まで根室支局長だった黒田記者が「根室空襲」について書いていました。根室空襲といえば、私は択捉島出身の元島民・山本昭平さんの壮絶な体験を思い浮かべます。 北方領土遺産「セルツェ-心 遥かなるエト…

1915年創業の樺太工業泊居工場跡 ブロガーがドローンで撮影

サハリンのブロガーであるデニス・ビナーがトマリ地区に残る樺太時代の製紙工場跡を撮影し公開した。1915年8月に操業を開始した樺太工業泊居工場(バルプ工場)で、ブロガーは「樺太工業は大川平三郎(※渋沢栄一の甥)によって設立された会社で、本社は1913年か…

北方領土の現状学ぶ 元島民2世の堀江支部長が小学生に講話

北方領土復帰期成同盟釧路地方支部(濱屋宏隆支部長)は28日、釧路市立芦野小学校(高畠昌之校長)の5年生60人を対象に、北方領土の歴史や現状などについての講話を行った。同支部が小学校で北方領土に関する講話を開くのは、釧路管内で初めて。父が元島民で千島…

北方領土プロジェクトN 根室管内高校生に啓発 裾野広げ後継者育成

北方領土対策根室地域本部(根室振興局)は、根室管内の「高校生」に的を絞った啓発活動に取り組んでいる。北方領土対策室の元島民3世ら若手職員が中心になって企画した初の試みで、その名称も「北方領土プロジェクトN」。啓発グッズ開発など返還運動に関わる…

根室「島の記憶つなぎ続ける」北方領土返還運動 進む世代交代

北方領土元島民の高齢化が進む中、領土返還要求運動の世代交代が進んでいる。かつての居住地ごとにつくる「島民の会」は、市内の13団体のうち6団体の会長が島民1世から2世に交代した。ロシアによるウクライナへの侵攻で領土交渉が白紙に戻り、元島民ら…

占守島の戦い  戦死したソビエト兵士2人の遺体を発見

「ロシア捜索運動」のサハリン支部が実施している北クリル・シュムシュ島(占守島)での遺骨収集調査で、1945年8月の上陸作戦における日本軍との戦闘で死亡したソビエト軍兵士2人の遺体が発見された。165高地と呼ばれる島の北側斜面では、赤軍兵士の遺体と私物…

平和であれ 北方領土・貝殻島灯台

コンブ漁がスタートした6月22日早朝の北方領土・貝殻島。微風、気温は10度くらいでしょうか。海は穏やかです。一斉出漁を祝してラッコも見送りに。