北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

北方領土遺産

武器貸与法

<今日の話題>(北海道新聞夕刊2022/5/17) ロシアの侵攻を受けるウクライナに、武器類の迅速な貸与を可能にする武器貸与(レンドリース)法が先週米国で成立した。 第2次世界大戦時にも同様の法律があった。 米国はそれに基づき、ナチス・ドイツ相手に苦戦…

国後島での生活 私の誇り 乳呑路生まれ釧路の高橋さん「返還あきらめない 爺々岳、富士山なんか比じゃない美しさ」

北方領土・国後島で生まれ、15歳まで過ごした高橋栄子さん(89)=釧路市=が、子ども時代に経験したソ連占領下での島での生活を北海道新聞の取材に初めて明かした。決して忘れることができないという美しい自然や、強制労働のため島内を転々とさせられ…

「遅咲き日本一」なるか 根室のサクラいつ咲く?観測開始

根室市と市観光協会は6日、根室地方合同庁舎(弥栄町1)の前庭にあるチシマザクラの標本木で開花の観測を始めた。根室のサクラは毎年、遅咲き日本一を競っている。標本木のつぼみは少しずつ膨らみ、色づき始めている。(北海道新聞釧路根室版2022/5/6) 市な…

北方領土墓参を支えた北海道の漁業取締船「北王丸」民間に売却され海外で第二の人生

1999年(平成11)から2013年(平成24)まで、主に北方領土墓参に使用された北海道の漁業取締船「北王丸」(499トン)が取締船としての役割を終え、今年3月、約2,500万円で民間企業に売却された。海外で第二の人生を送るという。 私が初めて北方領土墓参に参加した…

途絶えた交渉 命奪う国…話し合えるか <原点の地 根室は今>ウクライナ侵攻の衝撃

■悲劇を重ね 「どこに行くかもわからず、子どもやお年寄りが故郷を追われている。77年前の北方領土と同じことが起きている」。ロシアがウクライナへの侵攻を開始した2月24日以降、北方領土択捉島出身の鈴木咲子さん(83)=根室市=は、ウクライナを…

松前藩家臣5344人名簿化 資料館元館長15年がかり 系統整理、先祖探しやすく

渡島管内松前町の松前城資料館の元館長久保泰さん(75)が、松前藩家臣の出自や経歴をまとめた「松前藩家臣名簿」を自費出版した。足かけ15年で完成させた労作。今でも先祖の足跡をたどりに来町する子孫が少なくない中、専門家は「松前藩の家臣を初めて…

チシマザクラ

北海道新聞2022/4/14付の「朝の食卓」で、根室市歴史と自然の資料館の猪熊学芸員が「チシマザクラ」について書いていました。

サハリンに残る樺太時代の面影がまた1つ消える 旧恵須取の製紙工場、取り壊し始まる

樺太時代の日本の面影がまた1つ、サハリンの忘却の中に消えていく。ウグレゴルスク地区(旧恵須取)では、閉鎖された製紙工場の建物が取り壊されている。製紙工場は1920年代に建てられた。当時は日本人がサハリンを統治していた。1914年から1936年にかけて島の…

築97年、樺太時代の王子製紙恵須取工場 解体作業始まる 殺人事件の現場となり、解体論に拍車

戦前、日本が統治していた樺太・恵須取(現ウグレゴルスク)で1925年に操業を開始した王子製紙恵須取工場の解体作業が4月1日から始まった。工場跡地では昨年12月22日に15歳の少年の遺体が発見され、捜査当局が殺人事件として捜査を開始。その中で、製紙工場の…

故郷・国後を思い俳句を作る100歳 土田一雄さん

北方四島・国後島出身で、故郷を題材にした俳句を詠む釧路市在住の100歳。1922年(大正11年)に国後島乳呑路(ちのみのち)で生まれた。生家の裏には同島最高峰の爺々(ちゃちゃ)岳がそびえていた。(北海道新聞2022/3/19) 「爺々岳やノスタルジァ…

北海製缶100年 源流への旅

1 カムチャツカからの出発 ベニザケ缶詰に賭ける 小樽運河に面する北海製缶小樽工場第3倉庫は昨年暮れ、北海製缶(東京)から小樽市へ譲渡され、危うく解体を免れた。倉庫が建設されたのは、小樽運河完成の翌1924年(大正13年)。当時「東洋一」と評…

「陸揚庫」プロモーション動画に 根室―国後結ぶ海底ケーブル 根室市、予算案に制作費計上

根室市は新年度、終戦直後まで根室と北方領土国後島を結んだ通信用ケーブルの中継施設「陸揚(りくあげ)庫」のプロモーション動画を制作する。陸揚庫は昨年10月に国の登録有形文化財になり、全国からの視察が増えているという。市は施設を紹介する映像を…

「択捉島水産会」代表管理役・駒井さん死去 領土返還運動に情熱 温和な人柄 関係者悼む

北方領土・択捉島の漁業者の子孫らでつくる「択捉島水産会」(函館)の代表管理役を務めた駒井惇助さんが、2月28日に亡くなった。86歳だった。領土返還運動に情熱を傾け、旧ソ連の実効支配後に更新されていない、元島民の漁業権の補償問題解決に向け尽力した。…

朝の食卓「有線」海底ケーブルの話

今朝の北海道新聞「朝の食卓」に、根室市歴史と自然の資料館の猪熊学芸員が海底ケーブルの興味深い話を書いていました。

取り残された旧漁業権

北方領土色丹島出身の得能宏さん(87)が引き揚げて根室に住んだのは終戦から2年以上過ぎたころだった。 父は島で営んでいた漁業を続けようとしたが、根室においては漁業権がない。得能さんは中学校を休んで浜に打ち上げられたコンブを拾い、乾燥させて売…

「おいしい昆布に歴史あり」複雑で身近な関係を再認識

東京の友人を富山県に招くと、昆布を用いた料理のバリエーションにしばしば驚かれる。すし屋に行っても、昆布締めは人気のネタだ。「富山の人って昆布が好きなんですね」と屈託なく喜んでくれるのはうれしいのだが、美味の裏には近世以降の北陸の複雑な歴史…

2月7日 北方領土返還要求全国大会 あと 5メートル届かぬ故郷 択捉出身82歳 元島民の思い代弁

【釧路】「北方領土の日」の7日、東京・国立劇場で開かれる北方領土返還要求全国大会(実行委主催)に、択捉島出身の奥泉一子さん(82)=釧路市=が元島民代表としてオンラインで参加し、決意表明する。旧ソ連に占領された島を離れて今年で75年。目の…

「国後木材守りたい」清隆寺本殿に活用 根室空襲で焼失免れる 7日「北方領土の日」「地震の揺れに強い」「自然の豊かさ知った」

【根室】戦前の北方領土で重要な産業の一つだった林業。木材は根室で建材として使われたが、終戦間際の根室空襲で多くは焼失した。被害を免れたわずかな建物が、現在も北方領土の木材の質の高さを伝える。「島の木材はもう手に入らない。大切に守りたい」。…

「北方4島の墓地修復を」鈴木知事が駐日ロシア大使に要請

28日、ロシアのガルージン駐日大使が鈴木知事を表敬しました。鈴木知事は、新型コロナなどで元島民が訪問できていない北方4島の、墓地の修復などを求めました。29日に札幌で日露両政府主催の「日露地域交流年」の開会式が開かれるのを前に、ガルージン駐日ロ…

サハリン最古の日本建築「樺太守備隊司令官官舎」 ユジノサハリンスク市の歴史博物館とし保存活用

サハリンで最も古い日本建築であり、1908年に樺太守備隊司令官の官舎として建築された建物が、それまで管理していたロシア国防省からユジノサハリンスク市に移管され、市の歴史博物館として使われることになった。官舎はネオゴシック調で、1階はレンガ造、2…

北方領土問題、若い世代に伝えたい 元島民の思い漫画に 千島連盟根室支部

北方領土の元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)根室支部は、元島民の体験や島への思いを描いた漫画の制作を進めている。若い世代に北方領土問題を広く知ってもらうのが目的で、漫画を使って発信するのは初めて。年度内にもインターネット上…

ラクスマンと光太夫の地図の複製贈る 来航230年記念、根室市民有志が市に

ロシア初の遣日使節アダム・ラクスマンの根室来航230年を記念し、市民有志が18日、アダムの父キリル・ラクスマンと大黒屋光太夫が共同製作した日本地図の複製を根室市に寄贈した。市は2月1日から市歴史と自然の資料館で展示する。(北海道新聞根室版20…

日ロ友情、始まりの地図 光太夫とラクスマン共同製作 有志が根室市に複製寄贈へ

ロシア初の遣日使節アダム・ラクスマンの根室来航から今年で230年となるのを記念し、根室市民有志がアダムの父キリル・ラクスマンとロシアに漂着した船頭の大黒屋光太夫が共同製作した日本地図の複製写真を根室市に寄贈する。光太夫はキリルの尽力により…

日本が建てた「サハリン郷土博物館」の修復・保存 州予算に余裕なく延期

老朽化が著しいユジノサハリンスクのサハリン郷土博物館の修復・保存問題で、サハリン州議会が建物を視察した。この中で、ユーリ・アリン館長は設計、見積もり文書の作成だけで2,300万ルーブルかかると明らかにした。 建物は日本統治次代の1937年に建設され…

オホーツク文化 物語る 北構コレクション 重文級の考古資料  学芸員とっておき秘話 根室市歴史と自然の資料館・猪熊樹人さん

根室市歴史と自然の資料館には、いずれ国の重要文化財に指定されるであろう「お宝」が眠っている。「北構コレクション」と呼ばれるオホーツク文化を中心とする13万点余の考古資料だ。在野の考古学者、北構保男氏(享年101)が亡くなる3年前の2017年、寄贈した…

美酒に人あり 碓氷勝三郎商店店主 碓氷ミナ子さん=根室市

創業135年。漁師まちに酒はつきものだ。大漁なら祝い酒、不漁でもやけ酒。初代は「本州からお酒を持って来るから高くなる。根室で造れば手に入りやすくなる」と考えた。根室空襲、北方領土への旧ソ連軍侵攻、200カイリの漁業規制…。戦前から数々の苦難に見舞…

「猪谷さんの靴下」再び 「暮らしの手帖」で編み方特集

国後島の古丹消で6年間暮らした日本スキー界の草分け、猪谷六合雄さんが考案したスキー用の靴下は80年以上たった今も、元島民のおばあさんをはじめとして、日本各地で編み継がれている。あったかくて、丈夫。型崩れせず、脱げにくい。そして独特の色合いを持…

利尻―稚内結ぶ海底ケーブル中継施設 道博物館学芸員らが調査「陸揚庫に歴史的価値」

北海道博物館(札幌市)の右代啓視(うしろひろし)学芸員ら北方四島の文化や歴史に詳しい専門家グループが、利尻島と稚内市を結んでいた通信用海底ケーブルの中継拠点で、島内にある「石崎海底電線陸揚庫(りくあげこ)」を調査した。「島の発展を物語って…

「陸揚庫」領土返還運動に生かして 根室市 保存活用 市民と意見交換

根室市は5日、終戦直後まで根室と北方領土国後島を結んだ通信用海底ケーブルの中継施設「陸揚庫」の保存や活用について、市民らの声を聞く公開ヒアリングと意見交換会を市内で行った。陸揚庫は10月に国の登録有形文化財になった。今回は市が設置する「北方領…

千島列島北部・占守島で野外博物館の整備進む

北クリル(千島列島北部)のシュムシュ島(占守島)に野外博物館がつくられている。第二次世界大戦の最後の戦いの1つは1945年にこの島で起った。野外博物館の整備は、9月に極東連邦管区のユーリ・トルトネフ大統領全権大使によって発表された。彼は「島にはまだ…