北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

北方領土ノート

昆布大好き、富山県民 背景に「北前船」と「北方領土」

総務省による2020年の家計調査でも、富山市の1世帯(2人以上)当たりの昆布への年間支出額は、全国平均の847円の2倍以上となる1887円で全国1位。昆布が大好きな富山の食文化の背景には、日本海を中心に江戸から明治期の交易を担った「北前船」の存在があ…

天の川 かけ橋のように 納沙布岬

4月上旬の午前0時ごろ、天の川が夏の星座を伴い、納沙布岬の東の空に昇ってきた。やがてアーチ状になり、「四島のかけ橋」の上に、星でできたもう1本の橋がかかった。「四島のかけ橋」は北方領土返還運動の祈りを込め、40年前に造られた。だが、元島民の願…

中標津と羅臼で千島連盟支部総会「訪問事業早期再開を」

千島歯舞諸島居住者連盟中標津支部(佐藤健夫支部長、会員128人)は16日、町内で2021年度の通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選で、元島民2世の舘下雅志さん(62歳)を新支部長に選任した。退任する佐藤支部長は「進展がないままの退任は残念だ。菅政権にな…

この1年で元島民111人が他界した

釧路新聞「諸感雑感」(2021年4月9日掲載) 歯舞群島・多楽島出身の元島民、東狐貢さんが今年2月に亡くなった。90歳だった。 東狐さんに初めて会ったのは十数年前のこと。千島連盟根室支部の懇親会で、東狐さんは継ぎはぎの綿入れのような着物で登場し「北…

「GOOGLEは北方四島をロシアに返還することに同意した」

グーグルとユーチューブのロシア連邦の内政干渉の事実を調査しているロシア下院の委員会の代表であるピスカリョフ下院議員(統一ロシア)は16日、両社の代表とビデオ会議を行った。その中で、両社がクリル諸島の一部であるロシアの島々(※北方四島のこと)を、ロ…

“北方領土 2島引き渡し+α も検討” ソビエト外交機密文書で

1973年に行われた当時の田中総理大臣とソビエトのブレジネフ書記長との首脳会談を前にソビエト政府は、日ソ共同宣言に基づく歯舞群島と色丹島の引き渡しを日本が受け入れない場合は、これに加えて国後島や択捉島への日本漁船の寄港などを認めるという提案も…

北方領土 河野担当相 存在感薄くSNSの発信少なく/元島民ら落胆

河野太郎沖縄北方担当相が、所管する北方領土政策で存在感を発揮していない。啓発強化などに意欲を示してきたが、就任半年を過ぎても目立った取り組みは見えず、得意とする会員制交流サイト(SNS)での発信も数少ない。兼務するワクチンや規制改革などの…

北方四島に残存か 調査模索 <根室 トーチカは語る>下 

(北海道新聞2021/4/3) 北方領土・国後島の砂浜で、ビザなし渡航で訪れた参加者が遠くを指さす。その足元に、コンクリート製の箱状の建造物が見えた。 「これ、トーチカでは?」。根室の自然や歴史を調べる市民グルーブ、北方地域研究会の髙橋隆一さん(59)=根…

北方領土元島民高齢化、平均年齢86歳 人数は終戦時の3割

北方領土の元島民の平均年齢が3月末現在で前年同期から1歳上がり、86.0歳となった。人数は111人減って5660人となり、1945年(昭和20年)8月の終戦時に北方領土に住んでいた1万7291人の32.7%にまで減少した。(北海道新聞2021/4/2) 千島歯舞諸島居住者連…

フランス人監督が国後島ドキュメンタリー映画 「元島民も見て」

フランス人監督による北方領土の国後島を舞台にしたドキュメンタリー映画「クナシル(KOUNACHIR)」が製作された。欧州で極東の辺境が映画の題材になるのは珍しく、フランスの三大ドキュメンタリー映画祭の一つで最高賞を獲得するなど高い評価を受けている。…

「日本はロシアに好感は持っていないが、協力の必要性は感じている」

2016年、安倍晋三前首相は、領土問題の解決に向けた新たなアプローチと露日経済協力プランを発表し、それにより露日関係は一時的に活発化した。しかし、現在、領土問題は行き詰まり状態となっており、それにより(新型コロナの感染拡大とも相まって)両国の…

スケソウ漁臨検最多91隻 漁具被害5件確認 北方領土安全操業

【羅臼】北方領土国後島周辺海域で行われた今季の安全操業のスケソウ刺し網漁で、ロシア国境警備局が日本漁船に乗り込んで操業日誌の点検などを行う「臨検」を延べ91隻に実施したことが、羅臼漁協(根室管内羅臼町)などの調べで分かった。スケソウ刺し網…

北方領土の記憶、動画で発信 元島民団体が「ユーチューブ」にチャンネル

北方領土の元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟、札幌)が、島の記憶を伝え広める「北方領土の語り部」や、元島民のインタビュー映像を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。デジタル化した資料をインターネット上で誰もが見られる…

創設75周年を迎える南クリル地区

色丹島で生まれれた最初のロシア人ヴィチャ・オディンツォフ(1946年6月12日イワン・クワチ撮影) 「色丹島最初の移住者」(1946年6月12日、イワン・クワチ撮影) ※写真集「千の島を巡るクリル探検1946年」より ヴァルフォロメエフ家は国後島に移住した最初の家…

日ソ共同宣言署名の直前に発行されたアサヒグラフの「特集 南千島」

「日ソ共同宣言」がモスクワで署名されたのは1956年10月19日でしたが、その直前に発行された「アサヒグラフ」(1956年9月23日号)が6ページにわたって「特集 南千島」を掲載しています。調べものがあって、古本屋で購入しました。初めて目にする写真もあって、…

根室新聞3月末で休刊 株主総会で正式決定 市民から惜しむ声

根室新聞社(岡野忠春社長)が発行する夕刊紙「根室新聞」が、創刊から74年の歴史に幕を下ろすことになった。10日の臨時株主総会で、3月末に休刊し、4月末で会社を解散することを全会一致で決めた。市民や関係者からは、事実上の廃刊を惜しむ声が聞か…

「祈りの火」消える日いつ来る… 納沙布岬、領土返還願い40年

本土最東端の納沙布岬には一日も早く消えることが望まれる火がある。北方領土返還を祈念するアーチ状のモニュメント「四島のかけ橋」の下で、赤々と燃える「祈りの火」。領土返還が実現するまで燃やし続けようと1981年に点火したが、その願いがかなわな…

千島列島--クリリスコエ・アジリエーリィ (クリルの首飾り)

クリル諸島に関する数ある書籍の中で、ユーリ・エフレモフ(1913--1999)による「クリル・ネックレス」は2つの点で際立っている。まず、この本がソビエトが解放したクリル諸島を詳細に紹介した最初の本だということがある。第二にエフレモフは軍事地理学のリー…

元島民 釧路新聞「余塵」から

『元島民』(釧路新聞2021/2/22「余塵」より) 2月は8月とともに「北方領土返還運動全国強調月間」とされている。2月7日の「北方領土の日」を中心に全国の県民会議などを通じてさまざまな運動が行われたはずだ。 四島交流センター「ニ・ホ・ロ」が発行している…

<2月7日北方領土の日>変わる四島 かすむ返還 コロナ禍で観光特需 過大投資に不満も

ロシアが実効支配する北方領土は、新型コロナウイルスの影響で海外旅行を諦めたロシア人に、代替の観光先として人気が高まっている。北方四島を事実上管轄するサハリン州政府は好機ととらえ、壮大なリゾート開発構想を打ち上げ、インフラ整備もアパートや商…

教え子と過ごした北方領土・志発島 旧ソ連支配下に渡航、大畑さん 島戻らず「国が責任を」

1945年(昭和20年)の終戦後、旧ソ連が実効支配する北方領土に自ら渡った日本人がいる。根室市の大畑繁雄さん(94)。45年11月に歯舞群島の志発(しぼつ)島に渡り、強制送還までの2年近く代用教員を務めた。島を離れて70年余、心を通わせた…

鹿児島で北方領土返還要求県民集会

「北方領土の日」の7日を前に、北方領土返還要求運動鹿児島県民会議は5日、県民集会を鹿児島市のホテルで開いた。(南日本新聞2021/2/6) https://youtu.be/85dnBSzy260

北方四島周辺マダラ漁断念 コロナでロシア側の書類遅れ

根室を拠点に北方四島周辺のロシア主張200カイリ内で操業するマダラ底はえ縄漁船が、漁期となる1~2月の操業を断念した。新型コロナウイルスの影響で、操業に不可欠な操業日誌がロシア側から届くのが遅れたことに加え、ロシア側が近年、四島周辺水域で…

北方領土の日の根室管内住民大会 無観客に

来月7日の「北方領土の日」に根室市で開かれる島の返還を訴える大会について、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて無観客とし、オンラインで配信することになりました。(NHK NEWS WEB 2021/1/18) この大会は2月7日の「北方領土の日」に毎年、根…

樺太連盟3月末解散 引き揚げ者援護、戦禍伝え70年超 会員高齢化「使命果たした」

樺太(現ロシア・サハリン)からの戦後引き揚げ者らでつくる全国樺太連盟(東京、西本美嗣会長)が、3月末で解散することが分かった。1948年の結成以来、引き揚げ者の援護や親睦のほか、樺太の暮らしや戦禍の伝承に力を入れてきたが、会員の高齢化で継…

国際連盟を脱退して以来、日本には外交なんて一度もない 半藤一利

作家で歴史研究家の半藤一利さんが1月12日に亡くなった。歴史とは何か、戦争とはなにかという問いに徹底的に向き合った半藤さん。「私に言わせれば昭和8年以来、日本に外交なんてものは一回もありません。北方領土のことで言えば、かつて幕府海軍を率い、…

これは天晴れ!! 北方四島百科地図 根室高校の地理研究部が30~40年前に作成

1980~90年代、北海道立根室高校の地理研究部が元島民に聞き取り調査をして、住まいや学校、役場などの所在を大きな紙に描きました(縮尺5,000分の1)。人々の暮らしや豊かな自然が伝わってきます。(NHK戦争証言アーカイブス「北の戦い」より)

2021年度に北方領土の植生図を作成へ 固有の領土訴える狙いか

日本政府は、北方領土の植物分布を示す「植生図」を2021年度中に作成する方針を固めた。読売新聞が報じている。(スプートニク日本2021/1/5) 北方領土の植生図作成においては、日本政府による現地での調査ができないため、人工衛星画像を活用して作成するとい…

「千島通史の研究」--先史時代から終戦までの変遷追う

2021年1月4日の北海道新聞夕刊です。「千島通史の研究」を刊行した川上淳・札幌大学教授の寄稿が掲載されています。

千島列島の先史―戦後、詳細に 20年がかりで札大・川上淳教授が「千島通史の研究」出版

北海道出版企画センターの野澤さんから「千島通史の研究」が届きました。札幌大学の川上淳教授が前職の根室市博物館開設準備室(現・根室市歴史と自然の資料館)の学芸員時代から20年の歳月をかけて完成させた711ページに及ぶ労作、大著です。 北海道新聞電…