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北方墓参など交流事業再開へ ロシアへ働きかけ強化求める決議

北方墓参など交流事業再開へ ロシアへ働きかけ強化求める決議|NHK 北海道のニュース
北方四島の元島民でつくる「千島歯舞諸島居住者連盟」の総会が開かれ、「北方墓参」などの交流事業の再開に向けて政府に対しロシアへの働きかけを強化することなどを求める決議を採択しました。ロシアによるウクライナ侵攻の影響で「北方墓参」などの交流事業の再開が見通せない中、「千島歯舞諸島居住者連盟」は27日、札幌市内で総会を開き、元島民などおよそ100人が参加しました。この中で松本侑三理事長は「元島民やその家族にとって墓参と自由訪問は島を訪れる唯一の方法で、状況が改善されるまで待つ余裕はない。政府には強い思いで交渉を進めていただきたい」とあいさつしました。そして今年度の活動方針について、元島民の高齢化が進む中、返還運動を担う後継者を育成するため子や孫の世代に対する研修などに取り組んでいくことを確認しました。また総会では、政府に対し、「北方墓参」などの交流事業を早期に再開できるようロシアへの働きかけを強化することや、戦後80年となる来年に向けて国内での啓発活動に積極的に取り組むことなどを求める決議を採択しました。(NHK北海道 NEWS WEB 2024/5/27)

北方領土元島民ら、ウクライナ侵攻で止まる墓参の早期再開訴え 今年も洋上慰霊

(産経新聞2024/5/27)

 北方領土の元島民らでつくる「千島歯舞諸島居住者連盟」(千島連盟)は27日、札幌市で総会を開いた。松本侑三理事長(82)は、新型コロナウイルス禍やロシアのウクライナ侵攻に伴って2020年度から実施できていない北方墓参やかつての居住地などを訪れる自由訪問は、今年も困難だとの見方を示し、早期再開を訴えた。今年も洋上での慰霊を行う方針。

 総会では、高齢化が進む元島民らの活動の後継者不足も問題として挙げられた。択捉島の元島民2世らが島の記憶継承を目的に3月に設立した「択捉島後継者の会『しるし』」の渡辺彰会長(71)は「先人の話を聞き、資料を作り、次につなぐための活動をしている。3、4世を活動に引っ張ってきたいが難しい」と、若い人に活動の意義を理解してもらう困難さを吐露した。