北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

北方墓参、安全操業働きかけ 日本とロシアの外務省局長が会談 ウクライナ侵攻後は初

 日本とロシアの外務省の局長がモスクワで会談し、日本側は長期化するウクライナ侵攻の即時停止を求めたほか、プーチン大統領の訪問などを通じて北朝鮮と軍事協力を進めていることに懸念を伝えました。ロシアによるウクライナ侵攻後、日本の外務省の局長がモスクワ でロシア外務省の局長と会談するのは初めてだということです。(NHK2024/6/22)

 外務省の中込欧州局長は、モスクワで現地時間の21日、ロシア外務省で対日関係を担当するボロビヨワ第3アジア局長と、およそ50分間会談しました。

 この中で中込局長は、ロシアによるウクライナ侵攻によって日ロ関係は厳しい状況にあると伝えた上で、ウクライナ侵攻は明確な国際法違反だとして即時停止を求めました。

 そしてプーチン大統領が今週、北朝鮮を訪問して軍事的な支援を明記した新たな条約に署名するなど、北朝鮮と軍事協力を進めていることに懸念を伝えました。

 また北方領土問題をめぐり、現在中止されている元島民らが先祖の墓を訪れる「北方墓参」や、日本の漁船が北方四島の周辺海域で行ういわゆる「安全操業」の早期再開を強く働きかけました。

 外務省によりますと、ロシアによるウクライナ侵攻後、日本の外務省の局長がモスクワでロシア外務省の局長と会談するのは初めてだということで、日本としては、両国の関係が冷え込む中でも意思の疎通は続けたい考えです。

 

択捉島のアパート 修理のため解体された屋根から雨水が浸水 コンセントから火花 

夜中、住民は目を覚まし、アパートに雨が降っていることに驚いた--。択捉島のゴルノエ村で16日夜、大雨が降った影響で、修理中のため屋根がはがされていた3階建てのアパートに雨水が流れ込んだ。住民は「建設業者は屋根の半分を解体したが、そこに雨が流れ込んだ。アパートの36世帯すべてが浸水した!部屋には水が溜まり、コンセントからは水が流れ、火花が散った。私たちは恐怖に震えた。こんな状況でどうやって暮らしていけばいいのか」と憤懣やるかたなし。択捉島を管轄するクリル地区行政府は、古い屋根の一部が取り外され、大雨によりアパートの一部が浸水したと報告した。「請負業者 は、苦情に迅速に対応している。屋根の修理作業を行っている企業の代表者が各世帯を訪問し、被害を記録する。請負業者は、漏水をなくすために必要なすべての措置を講じ、修復作業を行うことを約束する」と説明した。(astv.ru 2024/6/18)

https://vk.com/video-40123810_456244696

 

北千島に観光ルートや戦争野外博物館整備 観光・地域史遠征隊が調査

サハリン州観光省が主導した初の観光・地域史遠征隊「vKurse」が、北クリル(北千島)での任務を完了した。この遠征の結果、パラムシル島とシュムシュ島の観光ルートマップの認証と作成が行われる。また、必要なインフラの整備にも注意が払われる。遠征隊には、サハリン州り地域文化・文書省、北クリル地区の行政、旅行業者らが参加した。サハリン州のナタリア・パホルコワ観光副大臣は「北クリルへの初の地域観光・地域史遠征隊がサハリン州によって主導されたことは、非常に重要である。その主な目的は、観光ルートの認証である。私たちは自らルートを巡り、インフラ整備が必要な主要地点を特定した。北クリルは私たちにとって特別な注意が必要な島々である。ロシアの地図上で忘れ去られるのではなく、目に見える形で認識されるべきだ。サハリンとクリル諸島は極東の前哨地である」とコメントした。遠征の中で、島々の写真と動画コンテンツが収集され、ルートの動画説明、ガイドブック、島々の主な自然と歴史の魅力に関する資料が作成された。また、シュムシュ島にソ連軍の偉業を称える野外博物館を建設する可能性も検討される予定だ。サハリン州旅行業協会会長のイリーナ・リー氏は「シュムシュ島は忘れられた軍事的栄光の地であり、私たちにとって重要な場所。その価値は将来の世代のために保存されなければならない。私たちの国は広大であり、その東端にたどり着く人はほとんどいない。誰もが北クリルを訪れ、私たちの広大な国の周縁で人々がどのように暮らしているか、どんなに美しい場所があるのか​​を理解するべきだ」と述べた。シュムシュ島に軍事愛国博物館を建設するプロジェクトは以前、極東連邦管区大統領全権代表のユーリ・トルトネフ副首相が提唱した。「シュムシュ島を奪還した戦士たちは記憶に残るに値する。彼らは何十倍も優勢な軍隊と戦い、勝利した。わが国の歴史に保存されるべきであると確信している」と訴えていた。2回目の遠征は第二次世界大戦の勝利80周年となる2025年に行われる予定である。(astv.ru 2024/6/20)

 

国後島のクリル自然保護区 珍しいオシドリを観察

国後島のクリル自然保護区で、同島ではめったにお目にかかれないオシドリが観察され、美しい写真がSNSで共有された。同保護区の鳥類学者セルゲイ・ステファノフ氏は「国後島オシドリを見るのは本当に難しい。かくれんぼが好きで用心深い鳥であり、観察できるのは幸運な人だけだ」と言う。オシドリは渡り鳥で、国後島では冬に記録されていない。越冬は日本南部と中国。島では、雪が溶けたばかりの4月初旬に姿を現す。雄は求愛色をまとい、すべてのカモ類の中で最も美しく、印象深い。(astv.ru 2024/6/18)

 

小樽からコルサコフに入港した漁船 日本製の自動車部品を密輸

サハリン税関が小樽(日本)からコルサコフ港に到着した漁船を検査したところ、申告されていない自動車部品が入った箱を発見した。その中には高価な自動車のランプやメーター、ダッシュボードの部品、フォグランプ、ブレーキシリンダー、ABSシステムの部品などが詰め込まれており、合計46個あった。受取人は自動車部品の販売会社だった。関税法に違反した同社は行政罰を受けるとともに、部品は押収された。(citysakh.ru 2024/6/18)

 

択捉島・内岡でコンテナ火災発生

6月19日早朝、択捉島キトヴィ村(内岡)のモロジェズナヤ通りでコンテナ火災が発生した。通報があったのは午前5時21分で、消防士3人と消防車1台が出動。午前6時に完全に消火した。コンテナの内部2㎡を焼いたが死傷者はいなかった。(sakh.online 2024/6/19)