北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

南クリル地区監査委員会報告 違反、不適切な事務処理で7人が懲戒処分

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2020/4/5

南クリル地区監査委員会は2019年の監査結果報告書を地区議会に提出した。報告書によると、財政及び予算分野で合計7,400万ルーブルの違反行為が認められた。このうち、不適切な執行が2,860万ルーブル、会計及び報告の不適切が3,900万ルーブル、財産管理の不適切が126,000ルーブル、調達業務の違反が616万ルーブルあった。監査の結果、違反や不適切な処理に関わった行政府職員7人が懲戒処分を受けた。

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択捉島の集合住宅6棟建設工事 2回目の電子入札へ

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2020/4/6

択捉島のクリリスク(紗那)とキトヴィ(内岡)を結ぶハイウエイ沿いに15億ルーブル以上を投じて6棟(180戸)の集合住宅を建設する工事で、2回目となる電子入札情報が公開された。最初の電子入札では納期の問題などから入札参加企業がいなかった。新たに公表された電子入札は第一期工事分で、3階建ての集合住宅2棟(合計54戸入居)を建設するもの。予定価格の最高額は6億700万ルーブルで前回と同様の内容。今後2期、3期工事についても、2回目の電子入札が行われる予定。

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今年のビザなし渡航の開始を延期 ロシア側が感染拡大の懸念を日本に伝達

北方四島の話題

 スプートニク2020/4/5

政府は5月開始を予定していた北方領土への今年のビザなし訪問に関し、延期する方針を固めた。複数の政府筋が4日、明らかにした。新型コロナウイルス感染症の終息のめどが立つまでの間、見合わせる方向だ。政府筋によると、ロシアは4日までに、ビザなし訪問に伴う感染拡大への懸念を日本政府に伝達した。ビザなし訪問は、日本国民が旅券やロシアの査証(ビザ)を持たずに北方領土を団体で訪れる渡航形式。元島民による墓参や地元住民との交流などを目的に、例年5~10に月に複数回実施している。実績を積み重ねて北方領土問題解決への機運を醸成したい日本にとって、延期は痛手になる可能性がある。

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択捉島・紗那 広場や病院などに28台の監視カメラを設置へ

 

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北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2020/4/5

択捉島リリスク(紗那)の中心街に監視カメラ28台が設置される。場所はイベントが開かれる広場や病院、横断歩道など人通りが多いエリアで、年内に設置される予定。監視カメラの映像は事件や事故、災害時の情報収集を担うクリル地区のEDDSオフィスの6台のモニターに映し出される。監視カメラは高解像度で高倍率でも画像の鮮明さは失われない。EDDSのクリル地区の責任者であるマリーナ・クズミナ氏は「導入の狙いは状況をリアルタイムで監視し、すべてのインシデントにできるだけ早く対応すること。交通監視カメラのようにスピード違反は記録しない。人でにぎわう街頭や生活支援施設の状況をモニターに表示するものだ」と説明する。将来的には、クリリスクとレイドヴォ(別飛)で建設されている学校にも設置される。基本的にサハリン州の予算で設置されるが、クリル地区行政府は一部を負担する。

 

国後島の風倒木被害 衛星画像から被害エリアの場所と面積を特定するアルゴリズムを開発

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2020/4/4

昨年夏、国後島で台風による風倒木被害のフィールド調査を実施したロシア科学アカデミー極東支部ウラジオストク植物園研究所が、脳の働きを模したコンピューターによるニューラルネットワークを活用して国後島の衛星画像を学習させ、風倒木被害エリアを認識するアルゴリズムを開発した。衛星画像から風倒木被害エリアをいかに特定するか。ドミトリー・キスロフ上級研究員は「被害エリアは色が異なるだけでなく、独特の縞模様の質感を持っている。その正体は倒れた木の幹によって形成されている。私たちは人間の目と脳の働きを模倣するニューラルネットワークのアプロ―チを活用し、その独特の画像パターンを認識できるよう学習させた。その結果認識精度は94%に達した。島は現代の衛星データ分析技術の能力を実証するための一種の訓練場になっている」と語る。国後島のクリル自然保護区の森林は過去数年間、台風による風倒木被害が多発し、その後キクイムシなどが発生し植生破壊が進んでいる。開発されたアルゴリズムによって、被害を受けた森林の面積と場所を非常に正確に特定することが可能となり、森林管理や環境保全対策の分野で役立つと期待されている。

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日本から22人のロシア市民がユジノサハリンスクに到着 これが最後の帰国便か?

❐サハリンの話題

 サハリン・インフォ2020/4/4

日本出国を希望していたロシア市民22人を乗せたオーロラ航空のチャーター機ユジノサハリンスクの空港に到着した。コメルサント紙によると、海外にいるロシア人を帰国させるフライトを含めてすべての国際線を止めるとしており、これが最後の便になるかもしれない。乗客は入国手続きの後、新型コロナウイルスの検査を受け、収容先のアラリア療養所に向かった。

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『国後島・植古丹~母のふるさとを訪ねて』--自由訪問実績報告書より

 北方四島の元島民やその家族がふるさとを訪れる「自由訪問」の令和元年度実績報告書が届きました。主催団体である千島歯舞諸島居住者連盟が毎年作成しています。私が参加した第三回自由訪問の頁を紹介します。

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