北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

住民の意思に反して撤去された古釜布のタウンサインを復元へ ゴミレフスキー市長

南クリル都市管区のゴミレフスキー市長は昨年、住民の意思に反して取り壊された国後島ユジノクリリスク(古釜布)のタウンサインを復元する考えを示した。これに対して、同地区議会のノビコフ副議長は「町の入り口にあった看板を元に戻すプロジェクトの準備は出来ている。住民は歴史的遺産の復元に感謝するだろう」と述べた。(kurilnews.ru 2021/1/19)

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北方四島周辺海域のサバの推奨漁獲量 2021年は23万トン

ロシア連邦水産庁は2021年の南クリル諸島海域(北方四島周辺)におけるサバの推奨される漁獲量を22万9,974トンに設定した。これは昨年より1万5,000トン多くなっている。各企業の船団は初夏から漁を開始し、晩秋まで漁を続ける。主要漁場は国後島からウルップ島(得撫島)沖。昨年、極東の漁業会社はロシアの排他的経済水域で3万5,400トンのサバを漁獲。うちサハリン州は5,077トンだった。(サハリン・インフォ2021/1/19)

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南クリル地区検察官にユジノサハリンスク第一副検察官のポポフ氏を任命

国後島色丹島歯舞群島を管轄する南クリル地区の新しい検察官に、ユジノサハリンスク第一副検察官のアレクサンドル・ポポフ氏が任命された。ポポフ氏は1989年にサハリン州アニワ地区で生まれた。2011年にサハリン州立大学を卒業後、検察庁に勤務。ユジノサハリンスク検察官補としてキャリアをスタートした。(サハリン・インフォ2021/1/19)

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国後島で正教の神現祭、信者たちが寒水で沐浴

ロシア正教会の神現祭にあたる19日未明、国後島では信者たちが寒水で身を清める沐浴が行われた。ヨルダン川でキリストが洗礼を受けた記憶を称える宗教行事。沐浴場が造られたのはユジノクリリスク(古釜布)から8km離れた湧き水が出る山中。この夜は教会で徹夜祷が催された。この後、水はすべて聖なるものになると信じられており、信者たちは氷に穴を開けて冷たい水で身を清める。ユジノクリリスクだけでなく、ゴリャチエ・クリュチ(瀬石)やラグンノエ(ニキシロ)からも信者が集まり、次々と水に入った。(サハリン・インフォ2021/1/19)

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樺太連盟3月末解散 引き揚げ者援護、戦禍伝え70年超 会員高齢化「使命果たした」

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 樺太(現ロシア・サハリン)からの戦後引き揚げ者らでつくる全国樺太連盟(東京、西本美嗣会長)が、3月末で解散することが分かった。1948年の結成以来、引き揚げ者の援護や親睦のほか、樺太の暮らしや戦禍の伝承に力を入れてきたが、会員の高齢化で継続が困難になった。樺太ゆかりの資料約8200点は北海道博物館などに委譲し、日本が40年間統治した「樺太の記憶」を後世につなぐ考えだ。(北海道新聞2021/1/18)

 同連盟は2010年の総会で21年までの解散方針を示し、所有地の売却などを進めてきた。今年3月末とする解散日程は昨年10月の理事会で決定し、今月1日付の会報で会員に通知した。ただ「新型コロナウイルスの影響で会合が開けず、解散日程が遅れる可能性もある」という。解散に伴い、東京の本部事務所と札幌市中央区の北海道事務所は閉鎖する。

 太平洋戦争が終結した45年(昭和20年)8月、南樺太旧ソ連軍が侵攻し、住民約40万人が引き揚げを余儀なくされた。樺太連盟は援護を目的に48年に結成され、49年に社団法人となった。引き揚げ者の子弟向けの学生寮を運営するなどの生活支援や、樺太史の記録に取り組み、近年は移動展を全国各地で開くなど樺太について語り継ぐ活動に軸足を置いてきた。

 会員数は現在968人(道内は都道府県別で最多の387人)。ピークだった94年の6300人から激減した。2、3世の加入は限られ、平均年齢は84歳を超えた。

 会員らから収集した資料のうち約5700点は道博物館に、残る約2500点は3年前に開館した稚内市樺太記念館へ委譲。引き揚げ者が記憶を元に作製した街路図や人名録も含まれている。

 北海道事務所長の森川利一(としいち)さん(91)は「やり残したこともあるが、歴史的使命を果たした。林業、炭鉱、水産がそろい『宝の島』と呼ばれた日本領樺太の記憶が後世に語り継がれることを願う」と語る。

 同連盟は最後の移動展を2月18~21日、札幌市中央区サッポロファクトリーで開く予定。入場無料。

雪穴を掘る、愛らしいオコジョを撮影 パラムシル島の住民

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北クリルのパラムシル島(幌筵島)セベロクリリスク在住のヴィタリー・クズメンコさんから、愛らしいオコジョのビデオが編集部に届いた。ビデオには、真っ白なふわふわの「冬服」を着た小さなオコジョが、懸命に雪穴を掘っている様子が映っている。通常オコジョは自分で巣穴を掘らないことから、食べ物か何かを保存するため自家製の「冷蔵庫」を掘っていたのかもしれない。(サハリン・クリル通信2021/1/17)

https://skr.su/uploaded/d2/4c/41/e5cf884230aabfe07ec99eef41.mp4

択捉島・紗那で倉庫火災 消防士、隣接する動物保護施設を救う

1月17日22時57分ころ、択捉島リリスク(紗那)市内のコーポラティブナヤ通りにある倉庫から出火、消防車両2台と消防士6人が現場に急行し、1時間後に消し止めた。この火事で内部30㎡を焼失したが、ケガ人などはいなかった。火事があった倉庫に隣接して、動物保護施設があったが、延焼を免れた。火災の原因はまだ特定できていない。(サハリン・クリル通信2021/1/18)

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