北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

クリル諸島の元居住者が東京で「北方領土」の返還を求めて行進した

クリル諸島南部に住んでいた日本人は「北方領土」の返還を要求し、街頭を練り歩いた。集会は12月1日、東京都内で開かれ、北海道の鈴木知事をはじめ約500人が参加したと、共同通信の記事を引用してタス通信が報じた。「日本国民全員が領土返還に関する外交交…

北方領土安全操業・タコ漁、12月に遅延濃厚 ロシア船操業影響、漁具仕掛けられず

日ロ合意に基づく北方領土周辺海域の安全操業のうち、タコ空釣り縄漁の出漁が12月にずれ込むことが濃厚になった。10月16日に解禁を迎え、今月中旬の出漁を予定したが、しけやロシアのトロール船操業の影響で漁具を仕掛けられないため。根室振興局によ…

根室の領土返還要請、首相「面会せず」一転 1日に中央アピール

岸田文雄首相は1日、北方領土返還要求中央アピール行動で上京する根室管内の首長らと面会する。当初は国会対応を理由に応じない方針を決め、内閣府が30日午前に和田義明副大臣が対応すると発表したが、関係者の不満の声を受け、夜になって一転して面会を…

四島返還運動 根室振興局、根室高と連携へ 若者への運動拡大狙う

根室振興局は、全国で唯一、部活動として北方領土問題に取り組む根室高の北方領土根室研究会との連携を始める。12月1日に同校、根室教育局と合意書を交わし、職員派遣や高校間交流の支援で部活動を後押しする。元島民の高齢化に伴い課題となっている返還…

忘れられぬ侮蔑の言葉 色丹島出身・石井恵美子さん(87)=根室市<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>20

「島から来たやつらだ」。色丹島出身の石井恵美子さん(87)=根室市=は、旧ソ連の北方領土占領を受け、船で10時間かけて島から根室に逃げてきた77年前のあの日、耳にした言葉が今も忘れられない。(北海道新聞根室版2022/12/1) 当時、石井さんは10…

ロシアのスルメイカ大不漁  南クリル(北方四島)海域 98%減の90トン

北海道機船漁業協同組合連合会によると、ロシアの南クリル(南千島)海域のスルメイカ漁は極度の不振のまま終了した。北海道に隣接するロシアの南千島でのスルメイカ操業は9月中旬に始まったが、まとまった資源来遊が同月下旬になっても確認されず、専門操…

スケトウダラ冷凍すり身生産 前年比3倍-4倍となる ロシア

今年2022年、ロシア漁業は高次加工化戦略により、カニカマ原料となるスケトウダラの冷凍すり身生産が、前年2021年の3倍-4倍となる進捗となっている。 今年2022年11月中旬までに、前年同期の6,000トンの4倍となる2万4,000トンのス…

択捉島に冬来たる

「私は去ります」と、秋は静かに言いった。「私の出番だ」と冬がささやいた。1日、択捉島で冬の初日が記録された。(クラスヌイ・マヤーク2022/12/1)

カムチャツカ地方クリル湖周辺で若いヒグマの死亡例が増えている

カムチャツカ地方のクリル湖周辺で0歳から2歳の若いヒクマが死んでいる。外傷や飢えなどの症状はなく、自然保護区では感染症の疑いもあるとして、調査している。クロノツキー国家保護区の検査官は「クリル湖周辺では昨冬生まれた個体や生後2年目の若いヒクマ…

国後島でゴミ選別・焼却施設建設3.3億ルーブル 択捉島は2.6億ルーブル 26カ月以内に建設、17年間運用 サハリン州政府が「エコミール」に委託

サハリン州政府は国後島と色丹島などを管轄する南クリル地区と、択捉島などを管轄する北クリル地区における一般・産業用廃棄物処理事業を民間企業の2社に委託するための準備を進めている。国後島と色丹島の廃棄物処理業務を担うのは今年6月に登記された合同…

日本人は豊原(ユジノサハリンスク)をどう創ったか サハリンに残る150の日本建築 

歴史家によるとサハリンには約150棟の日本建築物が残っている。秋の終わりを迎えたユジノサハリンスクでは樺太時代に日本人が建てた遺産が特別な印象を与えている。サハリンの歴史家が、かつて日本人がどのように社会経済施設や寺院、住宅を建設したかを語っ…

国後島・古釜布 裁判所が年金受給者に暴行した34歳の住民に50万ルーブルの支払い命じる

国後島を管轄する南クリル検察当局は、今年6月に発生した交通事故の直後、被害者の年金受給者(62歳)に暴行を加えて腕と鼻を折る大けがをさせたユジノクリリスク(古釜布)在住の34歳の住民に50万ルーブルの損害賠償を命じた。(サハリン・メディア2022/11/26)

天然記念物「国後島・羅臼山」で 新たに鉱物探査と生産を禁止

ロシア極東連邦管区林業省は天然記念物に指定されている国後島メンデレーエフ火山(羅臼山)で、新たに鉱物探査と生産を禁止した。メンデレーエフ地熱発電所の運営を確保するための措置として、地域的に重要な天然記念物の保護区に関する規則を改正した。上記…

北方四島含む千島列島免税特区にロシア企業9社参入 投資総額120億ルーブル相当 外国企業はゼロ

今年3月にクリル諸島(北方四島を含む千島列島)に免税特区が導入されて以来、すでに9社が参入している。特区導入から3カ月で新規参入した8社を見ると観光、水産加工、再生エネルギー分野のロシア企業。グランピングの整備、鉱物の採掘や廃棄物管理、コンサル…

逆境でも伝え続けていく 千島連盟別海町支部の事務局長・秋庭優子さん(64)=別海町<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>19 

「時間がたって元島民も少なくなっていく。組織に新しい風を入れるにはどうすればいいのか」。千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)別海町支部の事務局長、秋庭優子さん(64)は、思いを巡らせている。(北海道新聞根室版2022/11/26) ビザなし交流開始翌年の…

小クリル保護区の歯舞群島で撮られたラッコの映像

テレグラム・チャンネル「ShikotanNews」に、小クリル列島(色丹島を含む歯舞群島)の海域でロシア地理学会によって撮影されたラッコの映像が公開された。専門家によると、この地域でのラッコの生息数は数千匹にのぼるとみられているが、地元島民でもめったに…

サハリンで139人の医師が不足 択捉島は医師の欠員1人だけ 国後島・色丹島は医師2人、看護師4人不足

サハリン州では11月1日時点で、医師139人と看護師117人が不足している。深刻なのはユジノサハリンスクで医師41人、看護師42人。医療従事者の欠員が最も少ないのは択捉島などを管轄するクリル地区中央病院(耳鼻咽喉科の医師1名欠員)、パラムシル島などを管轄…

色丹島・斜古丹湾 護岸工事中のクレーンが横転、47歳の運転手死亡

色丹島マロクリルスカヤ湾(斜古丹湾)で護岸工事を行っていた自走式のクレーンが横転し、操作していた47歳の作業員が死亡した。環境技術原子力監督局はクレーンを所有する企業「クリル諸島」の調査に入り、重機が連邦の行政機関に登録されておらず、安全管理…

サハリン・クリオン岬(西能登呂岬)への道に残る旧日本軍の兵舎、風呂、格納庫…

サハリンの郷土史家アンドレイ・シニョン氏は南部のクリオン岬(西能登呂岬)に向かう途中、日本軍が地下に造成した兵舎や格納庫、コンクリート製の風呂などが点在する陣地跡を訪ねた。郷土史家は「これを造った目的は分からないが、おそらく軍の装備があった…

陸揚庫の意義 議論 根室と全国4地域つなげシンポ

終戦まで根室市と北方領土・国後島を結ぶ通信中継拠点だった国登録有形文化財「根室国後間海底電信線陸揚施設」(根室市西浜町)と同様の海底ケーブル陸揚施設がある全国4地域によるシンポジウム「にっぽん『四極』陸揚庫会議」が26日、根室市で開かれた。参加…

陸揚庫の教育的価値高い 根室と全国4か所結び会議 保存や活用方法で意見交換

北方領土・国後島との通信中継施設で、国の登録有形文化財「根室国後間海底電信線陸揚施設」(通称・陸揚庫)=同市西浜町=と、同様の施設を有する長崎県長崎市など道内外の4市町とオンラインで結んだ初めてのシンポジウム「にっぽん『四極』陸揚庫会議@根室」…

陸揚庫、認知度向上を 歴史的価値を議論 根室 

戦前に北方領土と本土とをつなぎ、2021年10月に国の登録有形文化財となった海底ケーブルの陸揚げ施設「根室国後間海底電信線陸揚施設」が残る根室市で、施設の歴史的価値や活用方法などを話し合うシンポジウム「にっぽん『四極』陸揚庫会議@根室」が26日、…

根室 ”陸揚庫”の保存・活用方法など議論するシンポジウム

終戦直後まで北方領土の国後島と根室市をつないでいた海底ケーブルの中継施設、通称「陸揚庫」について、保存や活用方法などを議論するオンラインでのシンポジウムが26日、根室市で開かれました。根室市に残っている通称「陸揚庫」は、保存や活用に向けた…

「陸揚庫」歴史的意義考える 根室市、4市町とシンポ

終戦直後まで根室と北方領土の国後島を結んだ通信用海底ケーブルの中継施設「陸揚(りくあげ)庫」について、市は26日、同様の施設が残る道内外の4市町をオンラインで結んだシンポジウムを市内で開催した。(北海道新聞2022/11/27) 陸揚庫の歴史的意義や利…

「四極」陸揚庫会議 稚内・オネトマナイ陸揚室と利尻島・石崎陸揚庫

名 称 石崎海底電線陸揚庫 所在地 利尻富士町鬼脇字二石91番地(旧逓信省所有地、現在は不明土地扱い) 所有者 不明 規 模 間口7.1m、奥行6.7m、高さ4.5m 建築年 1930(昭和5)年11月30日 設置者 旧逓信省 構 造 鉄筋コンクリート造、モルタル仕上げ 指 定 …

「四極」陸揚庫会議 長崎・国際海底電線小ヶ倉陸揚庫(復元)

名 称 国際海底電線小ヶ倉陸揚庫 所在地 長崎市小ヶ倉町3-76-44 所有者 長崎県 間口約12.5m 奥行約4.6 高さ約4.5m 面 積 57.52㎡ 建築年 1871年(明治4) ※長崎外港整備計画で解体され、旧地に近い場所に復元再築された 設置者 大北電信会社(デンマーク国) 構 …

「四極」陸揚庫会議 石垣市・海底電線陸揚室跡(通称・デンシンヤー)

名 称 海底電線陸揚室跡(通称・デンシンヤー) 所在地 沖縄県石垣市字崎枝 所有者 石垣市教育委員会 面 積 28.9㎡(敷地面積736㎡、陸揚室、石垣、井戸がある) 建築年 1897年(明治30) ※臨時台湾電信灯標建設部報告に明治29年7月までに竣工しの記述あり 設置者 …

11月26日『にっぽん「四極」陸揚庫会議@根室』開催

根室市が「四極・陸揚庫」会議 通信中継施設残る道内外4市町と 26日にオンライン

終戦直後まで根室と北方領土の国後島を結んだ通信用海底ケーブルの中継施設「陸揚(りくあげ)庫」について、市は26日、同様の施設が残る道内外の4市町と結んだオンラインシンポジウム「にっぽん『四極』陸揚庫会議@根室」を市内で開く。各地の学芸員ら…

あのロシア人に会いたい 100歳の元国後島民・白﨑ヨシエさん=根室市<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>18

根室市に住む白﨑ヨシエさんは今年、100歳。生まれ故郷の国後島古釜布に関する資料や戦前の地図を手にすると、食い入るように見つめ、80年近く前の記憶を語った。(北海道新聞根室版2022/11/23) 「戦前、古釜布尋常高等小学校の近くに住んでいて、戦後は…