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北方領土洋上慰霊 8月28日から計6回実施へ

ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、北方四島との交流事業などの再開の見通しが立たない中、元島民らが船から先祖を供養する「洋上慰霊」が8月下旬から行われることになりました。北方領土の元島民らによる「ビザなし交流」や先祖の墓を訪れる「北方墓参」などの事業をめぐってはロシアによるウクライナ侵攻が続く中、昨年度は中止され、今年度も再開の見通しは立っていません。このため、元島民らで作る「千島歯舞諸島居住者連盟」や道などは故郷の島を訪問できない元島民らの要望を受けて、去年に続き船から先祖を供養する「洋上慰霊」を実施することになりました。期間は8月28日から9月30日にかけて、あわせて6回で、1回あたり65人を定員に行われます。航路は歯舞群島国後島をのぞむ2つのコースで、それぞれ午前9時ごろに根室港を出港し、正午ごろに洋上で慰霊式を行ったあと、午後3時ごろに帰港します。道によりますと、去年7月から8月にかけて行われた前回の洋上慰霊では、天候の悪化や霧などで参加者から島が見えないなどの声が出たため、ことしは比較的気候が安定している時期に日程を変更して行うことになったということです。(NHK北海道 NEWS WEB2023/7/13)

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