北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2023-06-15から1日間の記事一覧

択捉島 地元住民がゴミ不法投棄の瞬間をとらえた

択捉島のとある場所に男がトラックを停めた。すると、ためらう様子もなく荷台に満載したゴミを捨て始めた。不法投棄の衝撃の瞬間を地元住民が撮影することに成功した。ここはミラ通りにある非常に有名な「非公式のゴミ捨て場」。外見から判断すると、男はも…

択捉島から動員された兵士がウクライナで受け取った手紙 それは偶然にも…

択捉島の新聞クラスヌイ・マヤーク(赤い灯台)が5月20日、テレグラムチャンネルで情報提供を呼び掛けた。「近く、(ウクライナの)ドンバスでの特別軍事作戦に参加した我々の同胞が休暇で択捉島に戻る予定だ。彼は大晦日に、前線で受け取った手紙の作者に会いた…

国後島・古釜布の住民 SNSでロシア軍の信用を傷つけ、2度目の罰金刑

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の住民がロシアのSNS「アドナクラースニキ(OK.ru)」で、ロシア軍の信用を傷つける投稿をしたとして3万3,000ルーブルの罰金を課せられた。南クリル地方裁判所によると、この住民は昨年9月21日、11月11日、11月17日にロシア軍の…

「国後島へ旅するなら、十分な時間的余裕が必要だ」サハリン—国後島便欠航4日目

このところ国後島には飛行機もヘリコプターも飛んでいない。サハリンから国後島への定期便は4日間も欠航。ビジネス客や観光客は、いつ飛ぶか分からない飛行機を待っている。休暇を数日間延長しなければならない人もいる。所持金は日に日に減っていく。国後島…

択捉島沖 釣りをしていた観光客がシャチの家族と遭遇

6月14日、択捉島の沖合で釣りを楽しんでいた観光客がシャチの家族に遭遇した。シャチはボートに近寄ってきて、体をこすりつけたり、船底の下を潜ったり…観光客は息を止め、美しくも危険なハクジラ類を怖がらせないよう努めた。「これほど近くでシャチの家族…

首相「墓参再開特に重点」 千島連盟要望に前向き表現

北方領土元島民らによる千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)が行った13日の要望に対し、岸田文雄首相は「(中断している)四島交流事業(ビザなし渡航)の再開は日ロ関係の中で最優先で、特に北方領土墓参に重点を置いて再開を求めたい」と述べた。首相は…

方法問わず返還へ進展を 国後島泊出身・伊藤新介さん(80)=別海町=<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>39

「生まれた場所の記憶がないので今の世代にうまく伝えられない。うそを言うのは嫌だから」。国後島泊出身の伊藤新介さん(80)が島から脱出したのは1945年(昭和20年)10月15日だった。当時2歳。霧のかかった晩に別海町尾岱沼に着き、母ふよさ…

悔しさ胸にバトン手渡す 歯舞群島多楽島出身・河田弘登志さん(88)=根室市<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>38

札幌市内で5月末に開かれた、千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)本部の総会。高齢により10年間務めた副理事長の退任が決まり、会員らの前に立った河田弘登志さん(88)の胸に悔しさがこみ上げた。(北海道新聞根室版2023/6/14) 「任期中に少しでも領土…