ビザなし渡航
「ロシアのツリー・オブ・ザ・イヤー」コンテストの投票締め切りまで1カ月余り。国後島からノミネートされているイチイの木「クリルの賢者」はこれまでの投票数が450票にとどまり、苦戦している。コンテストはロシア全土から69の古木がノミネートされ、8月1…
「北方領土(ロシア領クリル諸島の南部を日本ではこう呼ぶ—タス通信)への渡航再開は、現在および将来の日露関係における優先課題の一つだ」—13日、日本の林外務大臣は記者会見でこう語り、引き続きロシアに対し、交流の再開を求めていくと強調した。林外務…
【根室、別海】北方領土の元島民らに、昨年に続き今年も船で根室海峡を訪れる「洋上慰霊」を実施するよう求める声が目立っている。今年4月にロシア側が元島民らによる「千島歯舞諸島居住者連盟」(千島連盟)を「望ましくない団体」に指定し、今春までは洋…
国後島、色丹島、歯舞群島を管轄する南クリル地区の市営単一企業MUP「南クリル・ドーケル」は16日、自社が所有する自航式はしけ「ナジェージュダ(希望丸)」が修理を終えて、国後島ユジノクリリスク(古釜布)に戻ったと発表した。(南クリル地区のゴミレフスキ…
ロシア側から遺体を引き取り、サハリン州南部のコルサコフ港を出港した巡視船「つがる」=2022年9月9日 昨年6月23日、北方領土・国後島西岸で前月相次いで見つかった男女の遺体のDNA型が、沈没した小型観光船カズワンの甲板員の男性=当時(27)、…
色丹島出身の得能宏さん(89)=根室市=は、北方四島とのビザなし渡航が途絶えた今も交流の再開を強く願っている。色丹島には「親子の契り」を交わしたロシア人島民がいるからでもある。(北海道新聞根室版2023/4/18) 得能さんは1992年5月のビザなし…
北海道のとある港で、1997年に日本が北方四島住民支援の一環で国後島に供与した自航式はしけ「ナジェージュダ(希望丸)」の修理が行われた。はしけを所有する「ユジノクリリスキー・ドーケル」のロマン・シリエンコフ社長によると、この作業でエンジンが修理…
釧路新聞のコラム「諸感雑感」(2023年3月21日付)で、千島連盟羅臼支部の鈴木支部長が北方墓参や四島交流の早期再開を訴えています。
「北方四島(千島列島の南部- TASS)との交流の問題は、日露関係の優先分野の 1 つであり、 できるだけ早く再開できるよう大使館等を通じて外交上のやり取りを行っている」--日本の林芳正外務大臣は14日の記者会見で、ロシアとのビザなし交流をできるだけ早…
ロシアはウクライナへの軍事侵攻をめぐり制裁を科す日本に反発し、北方領土の元島民らによる「ビザなし交流」と、元島民らが故郷の集落などを訪問する「自由訪問」について、日本との間の合意を破棄したと去年9月、一方的に発表しました。北方四島との交流事…
松野博一官房長官は31日の記者会見で、ロシア側が北方領土の元島民らに墓参のためのビザなし渡航を認める「北方墓参」に関し、再開は当面困難との認識を示した。ロシア外務省は、北方墓参に関する日ロ間の合意は現在も有効と表明。松野氏は、ロシアによる…
日本の岸田首相は、ロシアとの関係における優先分野として、北方領土への元島民の墓参再開を挙げた。日本は、元島民が先祖の墓を訪れる機会を取り戻したいと考えている。岸田首相はクリル諸島(※この場合は北方四島)への先祖の墓参りは、両国関係において重要…
北方領土ビザなし交流に長年携わるロシア語通訳の大島剛さん(66)による講演会が15日、帯広市のとかちプラザで開かれた。2000年のプーチン大統領の初当選以降、日ロ双方の政治的立場を害さない「特別な法的枠組み」を形骸化させる動きがロシアで次…
国後島と択捉島の市長や議長が、ビザなし渡航の実施に関する事務を所管するサハリン州政府の経済発展大臣から「ビザなし交流協定の終了について」と題する通知を受領したことを受けて、国後島の新聞「国境にて」の電子版にビザなし渡航(交流)の歴史をロシア…
日本とのビザなし交流を進めてきた南クリル地区(国後島、色丹島、歯舞群島を管轄)とクリル地区(択捉島などを管轄)のビザなし交流小委員会委員長宛てに、「ビザなし交流協定の終了について」という文書が届いた。サハリン州のビザなし交流委員会を所管するA.A…
本日の釧路新聞のコラム「諸感雑感」に千島連盟羅臼支部の鈴木日出男支部長が羅臼で実施した「洋上慰霊」を振り返り、「もう一回でいいから島に行きたい」という元島民の心情を綴っています。(釧路新聞2022/10/14)
ロシアのウクライナ侵攻を機に、中止や見送りに追い込まれている根室管内と北方領土との交流。2000年から5年間、「生態系専門家交流訪問団」の海洋生物調査員として、根室を拠点にビザなし交流で、北方領土周辺海域の動植物の生態を調べる調査に計6回…
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で北方領土をめぐる日ロの交渉や北方4島との交流が全て途絶えました。平均年齢が87歳を越えた北方領土の元島民は今、何を思うのでしょうか。石川一洋専門解説委員が取材しました。(NHKウエブサイト「解説委員室」2022/9/1…
就任後初めて根室市内を訪れた岡田直樹沖縄北方担当相は28日、本土最東端の納沙布岬を訪れた後、市内で元島民や関係団体との意見交換会に臨んだ。ロシアのウクライナ侵攻で北方領土へのビザなし渡航が停止する中、元島民らは「せめて墓参りをしたい」と切…
岡田直樹沖縄北方担当相が28日、就任後初めて北方領土隣接地域の根室管内を訪れた。岡田氏は根室市内で北方領土元島民らと意見交換し、ロシアのウクライナ侵攻後、日本政府が実施を見送っている北方領土への墓参について「現状では行う状況にはない」と政…
今年3月、ロシア外務省は日本がロシアに対する制裁を課したことを受けて、ビザなし渡航に関する協定の一時停止を決定した。それから半年後の9月3日、ミシュスティン首相はビザなし渡航に関する二国間協定からの離脱に関する法令に署名した。 ビザなし渡航の…
ロシア政府は6日、北方領土をめぐる日本との「ビザなし交流」などを定めた協定を終了すると発表しました。北方領土からの引揚者が北海道に次いで全国で2番目に多い富山ですが、県内の元島民に今の思いを取材しました。(チューリップテレビ2022/9/8) 歯舞群島…
「帰りたい。もう一度でいいから」―。北方領土関係者らが17日、羅臼町沖で行った洋上慰霊。ロシア軍によるウクライナ侵攻で日ロ関係が悪化する中、元島民たちは国後島に向かって手を合わせ、望郷の念をいっそう募らせた。(北海道新聞釧路根室版2022/9/18) …
根室管内羅臼町と千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)羅臼支部は17日、北方領土の元島民らによる洋上慰霊を行った。「早くまた古里の土を踏んで慰霊したい」―。参加者は島に渡れない無念さをかみしめながら日ロ中間ライン内側の船上から手を合わせた。(北…
ロシア人と日本人のビザなし渡航を廃止したことについてどう思うか-- ASTVテレビは街頭でサハリンの人々に尋ねた。「日本人の南クリル諸島(北方四島)訪問を禁止すべきではなかった」と回答した人は1人だけだった。その女性は「経済状況の観点から、それは正…
オホーツク管内斜里町の知床半島沖で小型観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽)は9日、ロシア側から男女3遺体を引き取った函館海保の巡視船「つがる」が10日朝に小樽港に入港する予定だと発表した。到着後、…
ロシア政府が北方領土ビザなし渡航のうち、「ビザなし交流」と「自由訪問」の合意破棄を発表し、再開が極めて困難になったことについて、釧路、根室管内の元島民らには落胆が広がった。ただ、今回の破棄対象には「北方領土墓参」は含まれておらず、元島民か…
ロシア政府は5日、元島民らが北方領土を訪れるビザなし交流と自由訪問について日ロ間の合意を破棄すると一方的に発表し、ウクライナ侵攻で対ロ制裁を科す日本への圧力を強めた。関連する政令はロシアが対日戦勝を祝う「第2次世界大戦終結の日」とする3日…
ロシア政府が北方領土ビザなし渡航のうち、ビザなし交流と自由訪問の二つの合意の破棄を発表したことを受け、道内の元島民らからは「30年の交流は何だったのか」「もう故郷の島に行けないのか」と悲痛な声が上がった。北方領土の返還につながることを願い…
ロシア政府は5日、北方領土ビザなし渡航のうち、日本人とロシア人島民が相互訪問するビザなし交流と、元島民と家族が古里を訪ねる自由訪問について、日本との合意を一方的に破棄するとの政令を発表した。ウクライナ侵攻を理由に対ロ制裁を科した日本への対…