ビザなし渡航
ロシア政府は5日、日本とのビザなし渡航を定めた2つの協定を終了する決定を行ったと発表した。3日にミシュスティン首相が文書に署名したことで、協定は失効した。1991年10月14日の相互訪問の枠組みを定めた日ソ外相間の往復書簡による合意と1999年9月2日付の…
「2世にも残された時間は少なくなっている。元気なうちにもう一度島に行きたい」。7月下旬、東京都立川市から根室を訪れた歯舞群島多楽島元島民2世の中村悟さん(73)は焦る気持ちを吐露した。根室訪問は、元島民や子孫らが船上から先祖を供養する洋上…
8月30日に死去したミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領は、北方四島とのビザなし交流を提案し、相互交流拡大の土台をつくった。根室管内の元島民からは死を悼む声が上がる一方、約30年前の同氏の動きとは裏腹に悪化する日ロ関係の現状に嘆きも漏れた。…
千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)羅臼支部と根室管内羅臼町は、北方領土の元島民らによる独自の「洋上慰霊」を9月17日に行うことを決めた。同支部と町の洋上慰霊は、新型コロナウイルス感染拡大による北方四島ビザなし渡航の中止を受けて初企画した昨…
千島連盟羅臼支部の鈴木日出男支部長が釧路新聞(2022/8/12付)のコラム「諸感雑感」で、先日終了した「洋上慰霊」について書いています。
船が近づき姿を見せ始めた歯舞群島を確認する参加者=7月29日 根室港発着で7月23日に始まった洋上慰霊は、今月10日で全10回の日程を終える。北方領土へのビザなし渡航が当面見送りとなった中、少しでも島に近づけたという喜びと上陸できないもどかし…
国後島ユジノクリリスク(古釜布)の住民は住宅の屋根に群がるカモメの鳴き声による「騒音」と「糞害」にうんざりしている。特にひどいのはコムソモール通りの住宅の屋根。「もう我慢できない。いたるところにカモメがいて、すべてを台無しにしている」と住民…
北方領土の元島民らが船上から先祖を供養する根室港発着の洋上慰霊の7回目が4日、行われ、元島民7人ら23人が参加した。東京都の落語家木村吉伸さん(51)は、歯舞群島志発島出身で根室在住の父芳勝さん(87)と次男の3世代での参加を予定していたが、新型コロナ…
北方墓参は「当面」やる気がないようです。人道的観点から実施されてきた北方墓参と交流事業を同列に考えているのでしょうか。以下、時事通信(2022/8/4)より。『岸田文雄首相は4日、北方四島元島民の孫らに当たる中学生と首相官邸で面会した。首相はロシア…
ロシアによるウクライナ侵攻によって北方四島への渡航ができない中、2日に予定されていた第6回洋上慰霊は風と波の影響で中止となった。元島民ら34人は、バスで根室市の納沙布岬を訪れた後、交流船「えとぴりか」の船内で祖先の霊に手を合わせた。(毎日新聞北…
北方領土に眠る親族の霊を船上から慰める洋上慰霊が29日、根室港発着で行われた。歯舞コースの最終便は、事前のチェックで元島民らに新型コロナウイルス陽性者が確認されたことから、濃厚接触者と合わせて5人が参加を断念。元島民2人と後継者8人を含む21人が…
北方四島洋上慰霊は31日、根室港発着で国後島沖へ向かうコースが始まり、元島民ら33人が船上から先祖の冥福を祈った。この日は快晴で、国後島などの島影がはっきり見えたという。国後島コースは往復5時間半で、日ロ中間ラインの手前の折り返し地点で船…
北方領土のロシア支配海域に入らない船からの「洋上慰霊」が29日行われ、直木賞作家で、択捉島の元島民2世でもある佐々木譲さん(72)が、叔母で元島民の正子さん(86)(札幌市)とともに参加した。佐々木さんは「択捉島ははるか遠い島になってしま…
北方領土「洋上慰霊」国後島コースが今日から始まりました。歯舞群島コースから数えて第5陣には、元島民、2世の皆さん33人が参加。午前9時ですでに気温27度、「猛暑」の根室港を出発しました。根室海峡に向かい、国後島ハッチャス沖の中間ライン手前で慰霊式…
ロシアのウクライナ侵攻で北方領土訪問の機会が失われる中、元島民らによる「洋上慰霊」が23日から始まった。国後島出身の野口繁正さん(80)=札幌市=は「北方領土に行って、当時のことを話す機会がなくなった」と訴え、「何かやらなければ」との思いで慰…
内閣府の黄川田仁志副大臣は27日、訪問先の根室市内で、北方領土ビザなし渡航の中止を受けて行われている洋上慰霊について「ロシアの状況が改善されるまでしっかり毎年やっていく」と述べた。仮に来年以降、ビザなし渡航が再開されなくても、洋上慰霊は続…
「晴れていれば見えるはずなのに」。北方領土の元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟と北海道が共同で実施している3回目の洋上慰霊が行われた27日、納沙布(のさっぷ)岬から約4キロ沖合に停泊した船上では、元島民らからそんな会話が聞こえた。ロシ…
オホーツク管内斜里町の知床半島沖で小型観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故で、北方領土国後島で見つかった男女2遺体について、日本政府は26日、海上保安庁の船舶でロシア・サハリン南部コルサコフ港に引き取りに行く方針を明らかにした。…
北方領土「洋上慰霊」の第2陣(歯舞群島コース)を乗せたチャーター船「えとぴりか」は25日午前、快晴の根室港を出港。納沙布岬沖の中間ライン手前で、元島民や2世が船上から島々を望みながら先祖の霊を慰めました。この日の気温は23度、第1陣の時と打って変わ…
北方領土「洋上慰霊」の朝。根室港は小雨です。昨日は、荒天が予想され中止の可能性も取り沙汰されましたが、今朝出港が決まりました。 北方領土「洋上慰霊」第一陣は歯舞群島コースで行われます。元島民をはじめ2世、3世そして同行者総勢41人が乗り込みまし…
7月23日から始まる北方領土洋上慰霊に参加する元島民らのPCR検査を行う「移動式PCR検査車両」が根室市内の千島会館前にお目見えした。宮崎市の株式会社オファサポートが開発した。一度に90人分の検査が可能で、所要時間は2時間程度。宮崎市から2つのフェリー…
北方領土問題対策協会(北対協、東京)は16日、今月23日から始まる北方領土元島民らの洋上慰霊で使うチャーター船「えとぴりか」(1124トン)を根室港で報道陣に公開した。食堂には仕切り板を設置したほか、病床数を拡充するなど新型コロナウイルス…
北方四島の元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)は23日から8月10日までの日程で10回の洋上慰霊を行う。ロシアのウクライナ侵攻により、見送りが決まっていた北方領土ビザなし交流事業の代替えとして実施する。 洋上慰霊は23日から隔…
サハリンのテレグラム・チャンネルの1つで、沈没した日本の観光船の犠牲者とみられる遺体3体の引き渡し問題で、日本側は移送コストと北方領土問題の観点からロシア側が提案した移送方法に同意していないという情報が広まったことについて、ユジノサハリンス…
日本テレビ系ドキュメンタリー番組『NNNドキュメント’22』(毎週日曜24:55~)では、ロシア住民との交流が絶たれた北方領土の元島民を追った『絆の果てに 北方領土…絶たれた30年の交流』(札幌テレビ制作)を19日に放送。ナレーションは、林原めぐみが担当する。…
ロシア外務省のザハロワ報道官が「ばかげている」と批判していた、北方領土洋上慰霊の案内(参加希望調査)が主催する千島歯舞諸島居住者連盟から届いた。「令和4年度の北方四島交流事業については、ロシアによるウクライナ侵略が発生する中、またロシア政府が…
12日朝、国後島のロシア緊急事態省の救助隊に、チャチャ火山(爺爺岳)麓のチャティーナ川(音根別川)で負傷した男性から救助要請が入った。午前11:55分に救助隊3人がユジノクリリスク(古釜布)を出発。16:30に現場に到着した救助隊は負傷した男性に応急手当を行…
2021年8月、北方領土の国後島から海を泳いで北海道へ渡ったロシア人がいる。男性の名前はワースフェニックス・ノカルド。北海道標津町で警察に保護され、入管施設に収容された後に難民認定を申請し、同10月に仮放免されている。渡航の理由は「強権体制のロシ…
日本政府は、クリル諸島南部(北方四島)に埋葬されている祖先の霊を慰めるため、今年10回程度の洋上慰霊式を行う。7日に黄川田仁志内閣府副大臣が明らかにした。それによると、7月末から交流船『えとぴりか』で約10回の慰霊式を予定している。昨年、新型コロ…
日本の岸田文雄首相は、北海道の鈴木直道知事との会談で、ロシアとのビザなし交流が停止されたこにより、代替プロジェクトを検討する意向を表明した。共同通信によると、鈴木知事は北方領土問題の早期解決を求める要請書を首相に手渡した。また、クリル諸島…