北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2022-08-05から1日間の記事一覧

ロシア“北極海航路総局”(ГУСМП)を国家予算で復活させる

ロシア首相ミシュスチンは、“北極海航路総局”(Главное управление Северного морского пути,ГУСМП:グラヴノエ・ウプラヴレニエ・セヴェルノガ・モルスコガ・プチ:GUSMP)を、国家予算で復活(ロシア国家にとっては創設)させる命令に署名した。(ロシア漁業…

国後島・古釜布 初水揚げのカラフトマスを年金生活者ら50人に無料配布

国後島ユジノクリリリスク(古釜布)の水産加会社「南クリル・ルイバコンビナート」が4日、今シーズン初水揚げされたカラフトマスを年金生活者や退役軍人など50人に無料で配布した。同社はこの3年、ユジノクリリスクの小売店に手ごろな価格で魚製品を提供して…

ウクライナで戦死したロシア兵の墓が荒らされる サハリン・コルサコフ市

サハリンのコルサコフ市で、ウクライナに対する「特別軍事作戦」に参加して戦死したロシア兵の墓が荒らされる事件が発生した。墓は兵士の妻や母親によってきれいに手入れされていたが、不届き者によって供えられた花が引きちぎられ、花輪がめちゃくちゃにさ…

「サハリン1」の石油生産・出荷停止から2カ月、再開の目途たたず エクソン撤退の影響で

アメリカのエクソンモービルの撤退により、生産と出荷が2カ月間停止の状態にある「サハリン 1」プロジェクトは、ロシア当局の努力にもかかわらず再開の見通しが立っていない。サハリン1に出資している国営エネルギー企業ロスネフチは4月26日以降、他の出資者…

島に眠る先祖 洋上慰霊 3世代参加断念の家族も

北方領土の元島民らが船上から先祖を供養する根室港発着の洋上慰霊の7回目が4日、行われ、元島民7人ら23人が参加した。東京都の落語家木村吉伸さん(51)は、歯舞群島志発島出身で根室在住の父芳勝さん(87)と次男の3世代での参加を予定していたが、新型コロナ…

羅臼の夏 浮かぶいさり火 国後展望塔から

羅臼の夏の夜は、ほんのりと明るい。町礼文町の羅臼国後展望塔から見下ろすと、市街や羅臼漁港は家々の光がちりばめられ、根室海峡には漁船のいさり火も浮かぶ。7月下旬、市街地に足を運ぶと、夜更けにもかかわらず町北部と往来する車がが慌ただしく走って…

来年も洋上慰霊? 岸田首相、元島民孫らに北方領土洋上慰霊の支援表明

北方墓参は「当面」やる気がないようです。人道的観点から実施されてきた北方墓参と交流事業を同列に考えているのでしょうか。以下、時事通信(2022/8/4)より。『岸田文雄首相は4日、北方四島元島民の孫らに当たる中学生と首相官邸で面会した。首相はロシア…