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洋上慰霊、来年以降も実施 黄川田内閣府副大臣

 内閣府黄川田仁志副大臣は27日、訪問先の根室市内で、北方領土ビザなし渡航の中止を受けて行われている洋上慰霊について「ロシアの状況が改善されるまでしっかり毎年やっていく」と述べた。仮に来年以降、ビザなし渡航が再開されなくても、洋上慰霊は続ける考えを示した。(北海道新聞2022/7/27)

 水晶島沖での洋上慰霊を視察後、記者団に話した。北方四島への墓参などビザなし渡航の再開要望が強いことを念頭に「今はこういう形が精いっぱい。ロシア側が戦争をやめて日本との関係が元通りになり、墓参が再開できればいい」と語った。

 ロシアはウクライナ侵攻に対する日本の制裁に反発し、ビザなし渡航のうち「自由訪問」と「ビザなし交流」の停止を発表。日本側は「墓参」を含む渡航の当面の見送りを決めた。これを受け、道と千島歯舞諸島居住者連盟が日ロ中間ラインを越えない洋上慰霊を23日から10回にわたり実施している。(武藤里美)