北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2022-07-27から1日間の記事一覧

北方領土元島民の洋上慰霊 間近の故郷に「元気なら次も参加」

「晴れていれば見えるはずなのに」。北方領土の元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟と北海道が共同で実施している3回目の洋上慰霊が行われた27日、納沙布(のさっぷ)岬から約4キロ沖合に停泊した船上では、元島民らからそんな会話が聞こえた。ロシ…

オホーツク海のシロザケのバイオマスの高位を確認 ロシア科学研究機関

全ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、科学調査船“チンロ”(ТИНРО)によるオホーツク海調査においてシロザケのバイオマスが高位にあることを確認したと発表した。2010年から2021年、夏季のオホーツク海におけるシロザケのバイオマスは6万4,000トン…

北方領土沿岸の海面養殖区画がオークションに上場される

ロシア漁業庁は、南クリール(北方領土)沿岸の海面養殖区画4ロットをオークションに上場すると発表した。オークション実施日は2022年8月29日で、電子媒体で行われ、参加申請受付期限は同年8月22日までとなっている。上場される4区画は、501…

徴兵逃れで罰金2万5,000ルーブル ドリンスク市の男性

サハリンのドリンスク市では、地元住民が兵役逃れの罪で2万5,000ルーブルの罰金を科せられた。男は徴兵でカテゴリ「A-1」(制限なし)と認められたが、市の軍登録・入隊事務所からの2度にわたる召喚状を無視して出頭しなかった。ドリンスク市裁判所のウェブ…

国後島のロシア軍 徴兵された新兵の宣誓式

国後島に駐屯する71435部隊で24日、徴兵された軍人の宣誓式が行われ、81人がロシア軍の仲間入りを果たした。今後1年間、部隊で軍事訓練を受け、その後予備役に登録される。軍との契約に署名して契約軍人となることもできる。(kurilnews.ru 2022/7/27) ※ロシ…

択捉島 考古学ボランティア育成集中講座開催 発掘調査も体験

択捉島で8月15日から25日まで、ボランティアとして考古学を実践的に学ぶ集中講座が開かれる。ロシア地理学会とロシア国防省が主催する「東の要塞—クリル諸島」プロジェクトの一環で、健常者と障がい者が一緒に参加する初めての取り組みとなる。参加者は、ク…

リマレンコ知事が28日、択捉島を訪問

サハリン州のリマレンコ知事が28日、択後島を訪問する。午後5時からスポーツ文化会館で住民との対話集会を開く。集会に先立って午後4時からクリル地区行政府とともに、住民からの個人的な相談を受ける。また、知事は教育施設などを視察する予定。(サハリン・…

ウクライナ特別軍事作戦でサハリン州出身兵12人死亡

ウクライナでの特別軍事作戦に従事したサハリン州出身の兵士12人が殺害された。アニワ、ドリンスク、コルサコフ、トマリ、ユジノサハリンスクなど7地区の出身者。リマレンコ知事はSNSで「私たちの安全を守るため命をささげた英雄の記憶は永遠に称えられるだ…

国後の2遺体、サハリンで引き取りへ 日ロ調整 知床・観光船事故

オホーツク管内斜里町の知床半島沖で小型観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故で、北方領土国後島で見つかった男女2遺体について、日本政府は26日、海上保安庁の船舶でロシア・サハリン南部コルサコフ港に引き取りに行く方針を明らかにした。…

元島民語る国後、孫が記録 釧路市立博物館の紀要掲載

元国後島民の土田一雄さん(100)=釧路市=に、孫の土田和世さん(38)=帯広市=が戦前の島での暮らしなどについて聞き、まとめたインタビューが、釧路市立博物館の紀要に掲載された。(北海道新聞釧路版2022/7/27) 一雄さんは国後島乳呑路(ちのみの…