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国後島周辺ホッケ安全操業スタート 初水揚げ型は良好 臨検なし

羅臼漁協(根室管内羅臼町)に所属するホッケ漁船12隻が1日、北方領土国後島周辺海域で、安全操業のホッケ刺し網漁を開始した。解禁は9月16日だったが、日ロ中間ライン手前の羅臼沿岸の水揚げが好調なことなどから出漁を見合わせていた。船団は午前0時ごろ羅臼漁港を出港し、漁を終えて午前10時半ごろまでに全船が帰港した。羅臼漁協によるとホッケの漁獲量は12.8トンだった。安全操業は日ロの政府間協定に基づき1998年に開始。資源保護協力費をロシア側に支払って行われている。国後島周辺では1月からのスケソウ刺し網漁、9月からのホッケ刺し網漁がある。安全操業では近年、ロシア国境警備局による書類点検などの臨検が増えているが、この日は臨検はなかった。(北海道新聞2021/10/2)

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 北方領土国後島周辺海域で1日にスタートしたホッケ刺し網漁の安全操業には、羅臼漁協所属の12隻が出漁した。解禁から2週間遅らせての出漁で、初水揚げは前年10月1日を3.7トン上回る12.8トン。漁業者は「これからの漁に期待したい」と話した。この日はロシア国境警備局からの書類点検などを受ける臨検は行われなかった。(北海道新聞根室版2021/10/2)

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