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インド企業がサハリン産石油の購入を拒否 「制裁タンカー」で入港

インド最大手のリライアンス・インダストリーズが、今年に2月に西側の制裁リストに含まれたサハリンの海運会社ソフコムフロット社のタンカーで到着した石油の購入を拒否したことが明らかになった。ロイター通信が報じた。拒否の理由は、ソフコムフロットとそのタンカー14隻が制裁リストに含まれたことだった。同社のタンカーはサハリン1、サハリン2、さらにヤマルLNG および北極LNG-2プロジェクトにサービスを提供している。市場のリーダーであるリライアンス・インダストリーズの慎重な姿勢により、インドの他の精製会社も取引を断念せざるを得なくなっている。インド政府関係者は「我が国の政治的・商業的利益と米国の制裁を理由に、石油精製業者が制裁対象の船舶から原油を採取しないことを望んでいる」と述べた。 同氏は、制裁対象タンカーのインドの港への入港については当局が決定すると付け加えた。関係者は、こうした状況はロシアからインドへの石油輸入の減少につながる可能性があり、同時にタンカーの数の減少による用船コストの増加につながるとしている。石油市場のトレーダーは現在、より多くのソフコムフロットのタンカーが中国への航海に割り当てられていると指摘した。(crbc.ru 2024/3/20)