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「サハリン1」の石油生産・出荷停止から2カ月、再開の目途たたず エクソン撤退の影響で

 

アメリカのエクソンモービルの撤退により、生産と出荷が2カ月間停止の状態にある「サハリン 1」プロジェクトは、ロシア当局の努力にもかかわらず再開の見通しが立っていない。サハリン1に出資している国営エネルギー企業ロスネフチは4月26日以降、他の出資者の合意なしにエクソンモービルが生産を段階的に停止し始めたと批判。最後の石油タンカーがデカストリーターミナルを出港したのは5月6日。同15日以降生産は事実上停止している。デカストリーの貯蔵タンクには石油が95%満たされているが、出荷されていない。エクソンモービルはサハリン1プロジェクトの株式の30%を所有(他に日本のソデコ30%、ロスネフチとインド企業が各20%所有)しているが、ロスネフチは権益の譲渡先の情報などを持っておらず、生産を再開することができないでいる。(astv.ru 2022/8/5)