国後島ユジノクリリスク(古釜布)で建設中の住宅の床下から男性の遺体が見つかった。ロシア捜査委員会コルサコフ地区捜査部は、男性を殺害し、遺棄した疑いで、キルギス出身の44歳の外国人を逮捕した。4月末、男は同じ住宅の建設現場で働いていた親戚の男性と連絡が取れず行方不明になっていると、捜査委員会コルサコフ地区捜査部に連絡してきた。捜査当局は、行方不明者が犯罪に巻き込まれた可能性があると判断し、捜査官や法医学の専門家らを国後島に派遣した。行方不明者が働いていた住宅を調べたところ、ある部屋のコンクリート製の床が他の部屋と異なっていたことから警察犬を投入して捜索した結果、床下から毛布とビニールに包まれた遺体が見つかった。捜査の結果、被害者の親戚で一緒に働いていた44歳の男が犯行に関与していたことが判明した。捜査関係者によると、2人は一緒に民間住宅の建設に従事していた。被害者が頻繁にアルコールを乱用し、仕事ぶりもいい加減だったことに不満を持っていた男は、口論のすえ頭部や顔面を殴打し、死亡させた。男は犯行を隠蔽しようと、遺体を建設中の住宅の床下に埋めた。(sakh online 2023/6/6)
