北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

北方領土ノート

駐日米国大使、クリル諸島の元日本人居住者への支援を約束

「故郷に戻れない人たちがいることを忘れてはなりません。私は彼らに、米国が彼らとともにおり、彼らを支援するだろうと伝えた」--ラーム・エマニュエル駐日米国大使はクリル諸島南部(※北方四島)の元島民と面会して、こう語った。タス通信が報じた。(sakh.on…

サハリン 総領事館前で日本の領土要求に反対するピケ

日本が「北方領土の日」としている2月7日、ユジノサハリンスクの「北海道センター」ビル(日本の総領事館が入っている)の前で、サハリン在住の活動家が「クリル諸島(※この場合は北方四島)はロシアの領土だ!」と書かれたポスターを掲げた。彼は「クリル諸島は…

「北方同盟」の活動は「ロシア領土の一体性と憲法秩序への脅威」--好ましくない団体指定理由

ロシア法務省は、北方領土返還同盟(※社団法人「北方領土復帰期成同盟」とみられる)を好ましくない団体に追加した。この団体は南クリル諸島(北方四島)の日本への譲渡を主張しており、2月5日にウクライナの「クリミア・タタール語資料センター」(CRC)および…

北方領土復帰期成同盟を「好ましくない団体」に指定 ロシア法務省

ロシア法務省は、ロシア領土内における活動が好ましくないと認められる国内外の非政府組織のリストを拡大した。2月5日付の決定によると、さらに3つの組織(日本、ウクライナ、スイス)が含まれていた。この中で、日本の「北方領土返還を求める同盟」(「北方…

“これではダメだ” 北方領土元島民・河田さんの危機感と願い 北方領土シリーズ1 領土返還キャラバン隊が抱く危機感

2月7日は北方領土の日に合わせたシリーズ企画。その1回目です。河田弘登志さん・89歳は半世紀余り前に北方領土の返還を求めるキャラバン隊を立ち上げました。キャラバン隊発足時のメンバーで存命している最後の元島民です。今、かつてない危機感を抱い…

北方領土問題、クイズで知ろう 千島連盟中標津支部 町民対象、賞品も

【中標津】7日の「北方領土の日」に合わせ、千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)中標津支部は、町民対象の「北方領土クイズ大会」を行っている。回答者から抽選で30人に、乳製品詰め合わせ(約3千円相当)が当たる。(北海道新聞根室版2024/2/6) 実施は昨…

胸を離れぬ望郷 楽しい記憶 7日北方領土の日 元島民の体験、漫画動画に

【根室】色丹島出身の木根繁さん(86)の故郷への思いを描いた漫画を基にして、アニメ風の動画を作成したと、千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)根室支部が5日発表した。「北方領土の日」の7日、動画サイト「ユーチューブ」上で公開する。若い世代への…

北方領土の実態、把握に限界 元島民驚き「こんな大きな湖が」

北方領土の歯舞群島と色丹島に大きな地形の変化が起きていた。より詳細な実態把握には現地調査が欠かせないが、ロシアが北方四島を実効支配する中では困難なのが実情だ。戦後、施政権が78年以上及んでいない日本の領土の変化は、衛星画像によって一定程度…

北方領土に新たな湖か 歯舞・色丹で地盤沈下進む 衛星画像分析、東方沖地震が影響か

北方領土の歯舞(はぼまい)群島と色丹島で地盤沈下が進み、過去40年間に地形が大きく変化している可能性が高いことが分かった。北海道新聞が40年間の衛星画像と戦前の地図を基に分析した。色丹島が約50センチ沈降した1994年の北海道東方沖地震な…

2月7日の「北方領土の日」前に 都城市で北方領土返還を求める県民集会

2月7日の「北方領土の日」を前に都城市で、北方領土問題について考える集会が開かれました。これは、北方領土の早期返還に取り組んでいるボランティア団体、「北方領土返還要求宮崎県民会議」が開いたもので、集会には、市民らおよそ80人が参加しました。集…

平和条約、交渉も無理 前大統領の「容認」を訂正―ロシア外務省

ロシア外務省のザハロワ情報局長は31日の記者会見で、日本との平和条約締結交渉は、ウクライナ侵攻を受けた日本の対ロ制裁を理由に「2022年3月21日」付の声明で中断したと改めて指摘した。メドベージェフ前大統領は、北方領土抜きの平和条約交渉な…

国後・色丹で軍事愛国教育月間が始まった 日本では北方領土返還運動強調月間

1月29日、軍事愛国教育月間の開幕を祝う厳粛な集会が国後島ユジノクリリスク(古釜布)の南クリル中等学校で開催された。開会式にはパベル・ゴミレフスキー市長をはじめナタリア・サヴォチキナ市議会議長、ラリサ・ネメシナ教育長、生徒、教師が出席した。国歌…

戦前の北方四島 暮らし紹介 中標津でパネル展

【中標津】北方四島の終戦前の写真を展示し、当時の住民の暮らしぶりを伝えるパネル展「北方領土の今昔」が、「北方領土の日」の7日まで町総合文化会館で開かれている。千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)中標津支部の主催。会場には、北方領土問題の現状…

「日露平和条約の締結を」北方領土の返還を求める都民大会開催

ロシアによる不法占拠が続く北方領土の返還に向け、「第41回北方領土の返還を求める都民大会」が30日、東京都新宿区内のホテルで開かれた。ロシアによるウクライナ侵攻以降、日露間の対話が途絶える状況が続く中で「平和条約の締結、両国間の真の友好関…

熊本市 『元島民も高齢化』早期の平和的解決を 「北方領土の日」を前にパネル展

熊本市で北方領土の問題を学ぶパネル展が開かれています。2月7日の「北方領土の日」を前に開かれたパネル展には、近年の北方領土問題を巡る動きや、これまでの歴史などが紹介されています。北方領土は、1945年に、当時のソ連が法的な根拠なしに占領し、いま…

北方領土の返還求め県民大会 広島市の中学生が現地で学んだことを発表

北方領土の返還を求める広島県民大会が2日、広島市中区の県民文化センターであった。昨年8月、元島民の暮らす北海道根室市などへの視察事業に参加した中学生が現地で学んだことを発表した。(中国新聞デジタル2024/2/2)

「北方領土の日」街頭啓発活動 和歌山県民会議

7日の「北方領土の日」を前に、和歌山県をはじめ同県内の官民111団体でつくる「北方領土返還要求運動和歌山県民会議」は1日、JR和歌山駅前(和歌山市)など県内計12カ所で街頭啓発活動を行った。(産経新聞2024/2/2) 同県民会議は昭和56年12月に…

北方領土 返還運動継承に不安 ビザなし渡航中断長期化

【根室】新型コロナウイルス禍と日ロ関係悪化で北方領土へのビザなし渡航中断が長期化し、返還運動の継承に影響が出ることが懸念されている。根室市や根室振興局は若者や道外への啓発強化に活路を見いだそうとするが、世論の関心が低下する中、返還運動の原…

領土問題、話芸で伝える 歯舞群島・志発島元島民2世の落語家 三遊亭金八さん(53)=東京都杉並区=<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>49

昨年12月1日の東京・新宿駅。北方領土返還中央アピールの催しで聴衆に語りかける和服の男性がいた。(北海道新聞根室版2024/2/3) 「えー、北方領土の話の台本をパソコンで書くと、文字化けが起きてしまうことがある。なぜでしょう」。首をかしげる聴衆を前…

千島列島に新たな兵器を配備 メドベージェフ前大統領

ロシア安全保障会議のドミトリー・メドベージェフ副議長は、クリル諸島(北方四島を含む千島列島)の戦略的役割は増大するとして、島に新しい武器を配備することが計画されている、とソーシャルネットワーク「VKontakte(フコンタクテ)」の自身のページに投稿し…

中国が〝北方領土への投資〟に関心、プーチン氏「必ず行く」上陸示唆 石平氏「中露共闘で『永久占領』の意思表示だ」

ロシアが不法占拠している日本の北方領土に、中国の事業家が投資する意欲を示していることが分かった。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領も北方領土視察を宣言しており、中露が連携して日本に圧力を強める構図だ。(ZAKZAK夕刊フジ 2024/1/25) ロシアの極…

北方領土にテーマパーク!?じゃんけん大会!? 中学生が問題解決策を議論【福井市】

2月7日は「北方領土の日」と定められています。内閣府が全国18歳以上の3000人を対象に行った調査では、半数が北方領土をロシアが不法占拠し続けている現状について「知らない」と回答しました。日本固有の領土が他国に占拠されている現状。その北方領土問題…

プーチン大統領は北方領土にいつ来るのか

今月11日のロシア極東ハバロフスクでの会合で、プーチン大統領が実効支配する北方領土に「いつか必ず行く」と述べた。これまで足を踏み入れたことがない大統領の「約束」を、現地の島民はどう受け止めているのだろうか。(北海道新聞2024/1/24) 一般人が暮ら…

北方領土の風景、写真で 札幌で返還運動月間に合わせパネル展

2月7日の「北方領土の日」と北方領土返還要求運動全国強調月間に合わせた写真パネル展が22日、札幌市東区民センター(北11東7)で始まった。北方領土復帰期成同盟札幌地方支部と札幌市が開催。色丹島ののり作りやタラ干し作業、国後島の集落の風景な…

根室市出身、元島民3世の女子プロレスラー「北方領土解決を」返還要求静岡県民大会

静岡県内61団体でつくる北方領土返還要求県民会議(会長・中沢公彦県議会議長)は19日、本年度の県民大会を静岡市葵区の市民文化会館で開いた。関係者ら約100人が出席し、元島民3世の女子プロレスラーによる講演や県民から募った標語入賞者の表彰を…

北方領土問題への理解を深めてもらおうと北海道がチカホに啓発ブースを設置

北海道は北方領土の歴史や文化などを紹介するブースを札幌に設置し、問題への理解を深めてもらう活動を続けています。札幌の地下歩行空間に設置されたブースではロシアとの北方領土返還交渉の経緯や戦前の人々の島での暮らしをパネルなどで紹介しています。 …

駐日ロシア大使にノズドレフ氏 プーチン大統領が任命

ロシアのプーチン大統領は19日、ロシア外務省のニコライ・ノズドレフ第3アジア局長を駐日ロシア大使に任命する大統領令に署名した。国営タス通信が伝えた。駐日大使は2022年11月に前任のミハイル・ガルージン氏が離任して以降、長く空席になってい…

自由に渡れぬ島の記憶、どう継承 北方領土と硫黄島の島民の子孫らが東京でシンポ

北大スラブ・ユーラシア研究センターは20日、北方領土と硫黄島(東京都小笠原村)をテーマにしたシンポジウム「戦争、国家、失われた故郷」を東京都港区の明治学院大白金キャンパスで開いた。北方領土と硫黄島の島民の子孫らが戦後80年を目前にしても自…

安倍派会計責任者元NTT松本被告 北方領土問題に関心、ビザなし交流にも参加

自民党安倍派(清和政策研究会)の会計責任者松本淳一郎被告(76)は保守系団体「日本会議」の支部長を務めるなど、政治と近い距離に身を置いてきた。NTTを退職後に同社の報道担当課長だった世耕弘成前参院幹事長の引きで派閥に迎えられ、手腕を発揮した。北…

北方領土問題伝承へイルミネーション 根室市が四島交流センターに設置

根室市は、北方領土問題の早期解決を訴えるイルミネーション付き看板を、道立北方四島交流センターに設置している。日ロ関係悪化が長期化する中、若い世代に領土問題を広く「伝承」していくとの思いを込め、今年の1文字に選んだ「伝」をあしらったデザイン…