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戦前の北方四島 暮らし紹介 中標津でパネル展

 【中標津北方四島終戦前の写真を展示し、当時の住民の暮らしぶりを伝えるパネル展「北方領土の今昔」が、「北方領土の日」の7日まで町総合文化会館で開かれている。千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)中標津支部の主催。会場には、北方領土問題の現状を紹介するパネル4枚と、モノクロをカラー化した写真28枚が並ぶ。(北海道新聞根室版2024/2/3)

 択捉島留別村の留別港でのマスの水揚げ作業や、国後島留夜別村の小学校で行われた運動会などを捉えた写真から、戦前の島の様子を知ることができる。同支部事務局は「島民にとって忘れられない故郷であることを、いま一度認識してもらう機会になれば」と話す。

 同支部は3、4の両日午前10時~午後3時、同会館ロビーで返還要求の署名運動を行う。3日午後1~2時は中標津農高生2人も参加する。(野口今日子)