北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2023-12-20から1日間の記事一覧

宮沢首相、四島2段階返還で具体案「5年後確約なら容認」 外交文書公開

外務省は20日、作成から30年以上経過した1992年の外交文書17冊を公開した。92年6~7月に訪米した宮沢喜一首相が米メディア幹部との懇談で、北方領土問題の解決策について、56年の日ソ共同宣言で日本に引き渡すとした歯舞、色丹の2島即時返…

北方領土返還運動功労者 根室の青木さんら元島民など5人を表彰 内閣府

内閣府は19日、長年にわたって北方領土返還運動に多大な功績があったとして、道内在住の元島民3人を含む計5人を表彰した。表彰状を手渡した自見英子沖縄北方担当相は「北方領土墓参の再開のため、私も全力を尽くす」と述べた。(北海道新聞2023/12/20) 受…

北方領土遺産「引揚日誌」 択捉島・紗那国民学校の青田校長が書き残した資料から

今年1月に焼失してしまった択捉島の紗那国民学校で、ソ連軍侵攻時に校長を務めていた青田武貴(たけき)さん(1990年に88歳で死去)が書き残した日誌などの資料を「北方領土遺産」として記録にとどめておきたいと思う。北海道根室振興局時代に取り組んだ「北方領…

国後島 ローソク岩と爺爺岳、そしてスカチェフ岬の由来

これら2枚の写真には、チャチャ火山(爺爺岳)が映っている。そして前景には「悪魔の指」(ローソク岩)、その後ろに突き出ているのはスカチェフ岬だ。その岬の名前はウラジミール・ニコラエヴィチ・スカチェフ(1880-1967)からとられた。ロシアの地理学者、植…

過去5年間の択捉島開発の成果 市長代理が報告

択捉島を管轄するクリル地区のアンナ・オスキナ市長代理が19日、2019年から5年間の開発の成果を報告した。島の人口は6.5%(419人)増加し、失業者数は減少した。住宅建設ではこの5年間で1万9,000平方㎡の新築住宅が建てられた。このうちアパートは11棟で1万4,0…

択捉島の菊、雪に映える

見てください、なんて美しいのでしょう! 菊の花に雪が降ると、その黄色がさらに際立ち、太陽の光を浴びるとその美しさは言葉では言い表せません。自然は最高のアーティストです。その美しさを切り取ることはできません。この写真は、択捉島レイドヴォ(別飛)…

色丹島・穴澗の元村長ヴィクトル・ベルクさん死去、77歳

南クリル地区行政府は12月16日、同地区名誉市民のヴィクトル・イワノビッチ・ベルク氏が77歳で亡くなったことを、深い哀悼の意を込めて報告する。ヴィクトルは、1968 年に色丹島のオストロヴノイ水産工場の船員としてキャリアをスタートし、16年間、船長とし…