北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

北方領土ノート

「北方領土」で紙芝居づくり、中2が小学生向けに工夫…自修館

自修館中等教育学校(神奈川県伊勢原市)の中学2年生は2月7日、社会の授業で北方領土をテーマに小学生向けの紙芝居を作製しました。「北方領土問題の経緯」「解決に向けて私たちにできること」をポイントに、小学生にも分かりやすいように童話からヒント…

北方領土に「新兵器配備」を示唆 実際は?<四島ウオッチ>

24日で開始から2年となるロシアのウクライナ侵攻。ロシア政府は全土から人員と兵器を大量に投入し、北方四島周辺のロシア軍も少なからず影響を受けているとされるが、メドベージェフ安全保障会議副議長は1月、クリール諸島(北方領土と千島列島)への「…

墓参、交流再開の突破口に諦めず愚直に返還訴える 千島歯舞諸島居住者連盟の前理事長、国後島出身・脇紀美夫さん(83)=羅臼町=<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>50

昨年5月まで2期8年間にわたって北方領土の元島民らによる千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)の理事長を務めてきた国後島出身の脇紀美夫さん(83)=羅臼町在住=。連載「四島よ」50回目の特別編として、北方領土返還に向けた政府間交渉の進展と後退が交錯し…

「日本への幻想消えたロシア」「対日関係、全て破壊せず」モスクワ国際関係大教授ドミトリー・ストレリツォフ氏

『隣国である日本との関係を全て破壊するわけにはいかず、将来的に関係を修復させる必要性は失われていない。ロシア側は元島民の(北方領土の)墓参や、周辺海域での日本漁船の安全操業の実施を凍結しているが、政府間合意そのものを破棄していないのは重要…

元島民2世が高校で授業 北方領土問題考えるきっかけに

北方領土問題への関心を高めてもらおうと、元島民の2世たちが高校生に島の現状や歴史などを語る授業がオホーツク海側の大空町で行われました。この授業は、次世代を担う高校生たちに北方領土問題への関心を高めてもらおうと、元島民らでつくる「千島歯舞諸…

北方領土問題の理解深める 青森で集い

青森県北方領土返還促進協議会(会長・丸井裕県議会議長)は19日、青森市のアスパムで「北方領土について考える県民の集い」を開いた。オンラインも含め、県民と同協議会の構成団体員ら約100人が参加し、北方領土問題への理解を深めた。(WEB東奥日報2024/2/1…

北方領土返還へ、世論の後押し訴え 鹿児島市で県民集会

「北方領土の日」の7日、北方領土返還要求運動鹿児島県民会議は、鹿児島市のホテルで集会を開いた。ロシアが実効支配する4島の返還に向け、世論の後押しが必要と訴えた。オンラインではない集会は4年ぶりで、約80人が参加した。(南日本新聞2024/2/8) 北…

島根大、領土問題の新科目 竹島・北方領土・尖閣諸島 24年度開設、全学部

島根大が、島根県隠岐の島町の竹島(韓国名・独島(トクト))を中心に領土問題を学ぶ科目を2024年度に新設することが15日、分かった。大学担当者によると領土問題に特化した科目は全国の大学では初めて。全学部生が対象で地理学、歴史学、国際法学な…

日露の交流再開の条件提示 ルデンコ外務次官「日本は米国の野望のために国益を犠牲にしている」

ロシア外務省のルデンコ外務次官は日本の笹川平和財団理事長の角南篤氏(すなみ・あつし)と会談し、「二国間の政治対話と血の通った交流再開への道は、日本の対ロシア敵対政策の見直しによってのみ開かれる」と述べた。会談は2月13日に行われた。角南氏はロ…

〝語り部〟島民二世活躍も…若手担い手育成へ 千島連盟オホーツク支部

北方領土の元島民とその後継者で組織する千島歯舞諸島居住者連盟オホーツク支部は、2月7日の「北方領土の日」を含む北方領土返還運動全国強調月間の今月、署名活動や交流活動を通じ、日本固有の北方領土についてあらためて考えてもらう、きっかけづくりに取…

北方領土へ足を運んだ感覚、プロジェクションマッピングで味わう…政府が東京の展示館を改装へ

北方4島の返還に向けた動きを推進するため、政府が定めた「北方領土の日」を7日、迎えた。ロシアによるウクライナ侵略以降、日露の交渉が中断するなど、日本の領土を取り巻く状況は厳しさを増しており、政府は領土・主権を巡る発信を強化していく。政府は…

佐賀県が生んだ「ミスター北方領土」

かつて、「ミスター北方領土」と呼ばれた佐賀県人がいた。杵島郡福富町(現白石町)出身の末次一郎さん(1922~2001年)である◆末次さんは陸軍少尉として終戦を迎えた後、戦死した仲間に代わり、戦後処理に力を尽くした。その一つが領土問題。米国の…

北方領土、日露ハイレベル接触は2年間なし 交渉手詰まりで墓参や安全操業の再開目指

産経新聞のニュースサイトに元島民の児玉さんが写った写真がありました。「ロシアがウクライナ侵略を開始して以降、日露の首脳や外相の接触は約2年間途絶えており、北方領土問題を含む平和条約交渉は手詰まり状態にある。日本政府は現実的かつ切実な問題と…

「島の生活、語り伝えて」千島歯舞連盟理事長 帯広で講演

北方領土講演会「今後の北方領土返還運動のゆくえ」が11日、帯広市のとかちプラザで開かれた。千島歯舞諸島居住者連盟の松本侑三理事長(82)=札幌市=が元島民や後継者を前に、自らの語り部活動を例に挙げながら、返還運動の今後のあり方や資料などの…

北方領土の日に日露通好条約ゆかりの史跡巡り 下田市の小学生

「北方領土の日」の7日、169年前に「日露通好条約」が結ばれた下田市では、子どもたちが市内のゆかりの史跡をめぐる催しが行われました。この催しは、下田市などでつくる実行委員会が子どもたちに地元の歴史を学んでもらおうと初めて企画したもので、市…

北方領土返還へ「粘り強く運動」 奈良市で県民大会

北方領土の早期返還を目指す「第38回県民大会」(北方領土返還要求運動奈良県民会議主催)が8日、奈良市内で開かれ、参加した約270人がロシアが不法占拠を続ける北方四島の返還に向け運動を推進していくことを確認した。(産経新聞2024/2/9) 冒頭のあい…

北方領土の返還求め署名活動 鹿児島市

2月7日の「北方領土の日」にあわせて、鹿児島市で関係する団体が返還の実現を呼びかけ、チラシなどを配布しました。署名活動を行ったのは、北方領土返還要求運動県民会議です。北方領土は、戦後の混乱を機にロシアが占拠している、北海道の北東にある歯舞…

「北方領土を思って食べて」根室のタラ使った献立 黒部で記念給食

「北方領土の日」の7日、富山県黒部市の小中学校と幼稚園で「記念給食」があった。北方領土の返還運動にともに取り組む、姉妹都市の北海道根室市から提供されたタラや、黒部市産の丸いもを使った献立、3300食が提供された。(朝日新聞富山版2024/2/8) 明治時…

映画「NEMURO」コズロフ監督 北方領土の日 根室管内大会の様子撮影 

【根室】北方領土をテーマにしたドキュメンタリー映画「クナシリ」の続編「NEMURO(ネムロ)」を制作するフランス在住の映画監督ウラジーミル・コズロフ氏が7日、「北方領土の日」根室管内住民大会の様子を会場で撮影した。コズロフ監督は北方領土元…

北方領土返還運動継承 元島民3世が決意 さっぽろ雪まつり会場でフェス

「北方領土の日」の7日、札幌市中央区のさっぽろ雪まつり大通会場5丁目の「道新 雪の広場」で「2024北方領土フェスティバル」(実行委主催)が開かれた。国後島元島民3世ら約400人が、領土問題への思いや返還要求運動を継承する決意を表明した。(…

ロシアメディアは2月7日の「北方領土の日」どう伝えたか

毎年2月7日は「北方領土の日」。この日は、復興主義を志向する軍・政界とその支持者がロシアに領土問題の存在を思い出させ、クリル諸島南部の島々の返還を要求する日である。「北方領土の日」が制定されたのは1981年。東京では恒例の「北方領土返還を求める…

駐日米国大使、クリル諸島の元日本人居住者への支援を約束

「故郷に戻れない人たちがいることを忘れてはなりません。私は彼らに、米国が彼らとともにおり、彼らを支援するだろうと伝えた」--ラーム・エマニュエル駐日米国大使はクリル諸島南部(※北方四島)の元島民と面会して、こう語った。タス通信が報じた。(sakh.on…

サハリン 総領事館前で日本の領土要求に反対するピケ

日本が「北方領土の日」としている2月7日、ユジノサハリンスクの「北海道センター」ビル(日本の総領事館が入っている)の前で、サハリン在住の活動家が「クリル諸島(※この場合は北方四島)はロシアの領土だ!」と書かれたポスターを掲げた。彼は「クリル諸島は…

「北方同盟」の活動は「ロシア領土の一体性と憲法秩序への脅威」--好ましくない団体指定理由

ロシア法務省は、北方領土返還同盟(※社団法人「北方領土復帰期成同盟」とみられる)を好ましくない団体に追加した。この団体は南クリル諸島(北方四島)の日本への譲渡を主張しており、2月5日にウクライナの「クリミア・タタール語資料センター」(CRC)および…

北方領土復帰期成同盟を「好ましくない団体」に指定 ロシア法務省

ロシア法務省は、ロシア領土内における活動が好ましくないと認められる国内外の非政府組織のリストを拡大した。2月5日付の決定によると、さらに3つの組織(日本、ウクライナ、スイス)が含まれていた。この中で、日本の「北方領土返還を求める同盟」(「北方…

“これではダメだ” 北方領土元島民・河田さんの危機感と願い 北方領土シリーズ1 領土返還キャラバン隊が抱く危機感

2月7日は北方領土の日に合わせたシリーズ企画。その1回目です。河田弘登志さん・89歳は半世紀余り前に北方領土の返還を求めるキャラバン隊を立ち上げました。キャラバン隊発足時のメンバーで存命している最後の元島民です。今、かつてない危機感を抱い…

北方領土問題、クイズで知ろう 千島連盟中標津支部 町民対象、賞品も

【中標津】7日の「北方領土の日」に合わせ、千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)中標津支部は、町民対象の「北方領土クイズ大会」を行っている。回答者から抽選で30人に、乳製品詰め合わせ(約3千円相当)が当たる。(北海道新聞根室版2024/2/6) 実施は昨…

胸を離れぬ望郷 楽しい記憶 7日北方領土の日 元島民の体験、漫画動画に

【根室】色丹島出身の木根繁さん(86)の故郷への思いを描いた漫画を基にして、アニメ風の動画を作成したと、千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)根室支部が5日発表した。「北方領土の日」の7日、動画サイト「ユーチューブ」上で公開する。若い世代への…

北方領土の実態、把握に限界 元島民驚き「こんな大きな湖が」

北方領土の歯舞群島と色丹島に大きな地形の変化が起きていた。より詳細な実態把握には現地調査が欠かせないが、ロシアが北方四島を実効支配する中では困難なのが実情だ。戦後、施政権が78年以上及んでいない日本の領土の変化は、衛星画像によって一定程度…

北方領土に新たな湖か 歯舞・色丹で地盤沈下進む 衛星画像分析、東方沖地震が影響か

北方領土の歯舞(はぼまい)群島と色丹島で地盤沈下が進み、過去40年間に地形が大きく変化している可能性が高いことが分かった。北海道新聞が40年間の衛星画像と戦前の地図を基に分析した。色丹島が約50センチ沈降した1994年の北海道東方沖地震な…