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陸揚庫、認知度向上を 歴史的価値を議論 根室 

 戦前に北方領土と本土とをつなぎ、2021年10月に国の登録有形文化財となった海底ケーブルの陸揚げ施設「根室国後間海底電信線陸揚施設」が残る根室市で、施設の歴史的価値や活用方法などを話し合うシンポジウム「にっぽん『四極』陸揚庫会議@根室」が26日、開かれた。電信の草創期を支えた国内の極地である沖縄県石垣市長崎市稚内市利尻富士町がオンラインで参加した。(毎日新聞北海道版 2022/11/27)

 シンポで、保存と活用を考える分科会の委員を務める桐沢国男さんは「(根室の陸揚庫は)北方四島へのソ連軍の侵攻を本土に伝えた施設として、重要性が深まった」としながらも「市民の認知度が低く、認知度を高めていく必要がある」と指摘した。