北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2021-12-08から1日間の記事一覧

択捉島 ガソリン品切れから1カ月 やっと朗報が

「ガソリンは一時的に品切れです」--択捉島クリリスク(紗那)のガソリンスタンドには4週間前からこんなお知らせが張られている。択捉島の住民はもう1カ月間、ガソリンの到着を首を長くして待っている。クリル燃料会社のアバブコフ代表によると、「夏に購入し…

択捉島ゴルノエ住民怒る 道路の凸凹巨大化 グレーダー故障1カ月間整地できず

「クリリスク(紗那)—ブレベスニク(天寧)道路はひどい状態だ。穴凹は許容できないくらい大きくなっている」--択捉島ゴルノエ村の住民は、道路を管理しているジルコムサービスだけでなく、クリル地区行政府やサハリン州知事のオフィスにまで苦情を申し立てた。…

やっとガソリン不足解消 国後、色丹で販売開始 択捉は数字以内に到着

ガソリン不足に陥っていた国後島と色丹島にガソリンやディーゼル燃料が届いた。色丹島では早速販売を開始した。南クリル地区行政府によると、国後島では現在、荷下ろしが行われており、9日から販売が始まる。また、択捉島を管轄するクリル地区行政府は、40ト…

パラムシル島の滑走路建設工事 新たな業者を選定へ 予定価格1億6,150万ルーブル

北クリルのパラムシル島の滑走路建設工事は昨年着工されたが、請負業者が工事に対応できず契約を解除された。このため事業主体のユジノサハリンスク空港会社は、28日に改めて入札を行い業者を選定する。滑走路建設の第一段階の工事費用は1億6,150万ルーブル…

利尻―稚内結ぶ海底ケーブル中継施設 道博物館学芸員らが調査「陸揚庫に歴史的価値」

北海道博物館(札幌市)の右代啓視(うしろひろし)学芸員ら北方四島の文化や歴史に詳しい専門家グループが、利尻島と稚内市を結んでいた通信用海底ケーブルの中継拠点で、島内にある「石崎海底電線陸揚庫(りくあげこ)」を調査した。「島の発展を物語って…

択捉 出撃の光景今も 単冠湾に軍艦30隻、真珠湾へ 日米開戦80年

1941年(昭和16年)12月8日の太平洋戦争開戦から80年がたった。米ハワイの真珠湾を攻撃した旧日本海軍の機動部隊は開戦直前、北方領土択捉島の単冠(ひとかっぷ)湾にひそかに集結し、出撃した。戦端を開いた奇襲作戦の出発地となった島は終戦後…