北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2022-03-09から1日間の記事一覧

空路再開、やっと択捉島に到着したら…紗那で50人が足止め 道路除雪できず

3月6日~7日の暴風雪の影響で欠航していたサハリン--択捉島便が再開され、島に住民が戻ってきているが、今度はクリリスク(紗那)--ゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)間の道路が通行止めで、軍の町ゴリャチエ・クリュチに戻る住民約50人が足止めを食っている。唯…

ロシアのSNS「VK」視聴回数・ダウンロード数が倍増 Tiktokの停止等でユーザー乗り換え

ロシア最大のSNSであるVK(VKontakte)は7日、動画の視聴回数とダウンロード数がこれまでの2倍に急増し、新記録を樹立したと発表した。(ロシア当局から遮断された海外の)SNSから大量のユーザー登録があったため。VKは、他のSNSから乗り換えた新しいユーザーや…

「陸揚庫」プロモーション動画に 根室―国後結ぶ海底ケーブル 根室市、予算案に制作費計上

根室市は新年度、終戦直後まで根室と北方領土国後島を結んだ通信用ケーブルの中継施設「陸揚(りくあげ)庫」のプロモーション動画を制作する。陸揚庫は昨年10月に国の登録有形文化財になり、全国からの視察が増えているという。市は施設を紹介する映像を…

稚内経済への影響懸念 ロシア金融制裁動向注視

サハリンに出先機関を構える稚内市をはじめ、道内の自治体や企業はロシアのウクライナ侵攻を巡る金融制裁の動向を注視している。出先機関の運営とともに、道内各地の地域経済にさまざまな深刻な影響が出ることが予想され、現地関係者は制裁の長期化への懸念…

対ロ制裁水産業者懸念 道南 カニ、魚卵の多くは輸入品

ウクライナに侵攻したロシアへの経済制裁として、日米欧が国際決済ネットワーク「国際銀行間通信協会(SWIFT)」からロシアの一部銀行を排除する方針を表明したことで、函館の水産関連業者が影響を懸念している。加工原料や小売店に並ぶカニやイカ、サ…

稚内市、サハリン事務所に送金不能 維持経費の支払い滞る恐れ ロシアへの金融制裁

ロシアのウクライナ侵攻を巡り、ロシアの大手銀行が国際決済網から排除される金融制裁が稚内市サハリン事務所を直撃している。現地への事務所経費の送金ができなくなる見通しで、制裁が長期化すれば事務所の維持が厳しくなる懸念がある。開設から20年、厳…

ウクライナ侵攻、小樽の対ロシア貿易不安 タイヤ輸出停滞、水産物は高騰懸念

ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアと貿易を行う小樽市内の企業で影響が出始めている。自動車販売会社ではロシアの通貨ルーブルの急落を受け、タイヤ輸出が滞っているほか、商品の受注が9割近く減った会社もある。ロシア産のカニやサケを扱う小売店は、…

「日本指導部の資産を凍結し、それをクリル諸島に送る」チェチェンの首長、日本への報復表明

チェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長はSNSのテレグラム・チャンネルで、「日本は私を含むロシア国民に対して制裁を課した」ことへの報復措置として、「日本政府高官の資産を凍結し、それらすべてをクリル諸島(※この場合、北方四島を含む千島列島)に…

「択捉島水産会」代表管理役・駒井さん死去 領土返還運動に情熱 温和な人柄 関係者悼む

北方領土・択捉島の漁業者の子孫らでつくる「択捉島水産会」(函館)の代表管理役を務めた駒井惇助さんが、2月28日に亡くなった。86歳だった。領土返還運動に情熱を傾け、旧ソ連の実効支配後に更新されていない、元島民の漁業権の補償問題解決に向け尽力した。…