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ガルージン駐日ロシア大使、11月中旬にも離任 日本勤務が長い知日派

 ロシアのミハイル・ガルージン駐日大使(62)が11月中旬にも離任することが28日、複数の日本政府関係者への取材で分かった。日本勤務が長い知日派で知られ、第2次安倍政権下の2018年から大使として日ロ平和条約締結交渉にも関わったが、北方領土問題では強硬的な発言が目立った。後任は明らかになっていない。(北海道新聞2022/10/29)

 ガルージン氏は1983年にソ連外務省に入省。83~86年に在日ソ連大使館、92~97年に在日ロシア大使館、2001~08年には同大使館ナンバー2の駐日公使などを歴任した。流ちょうな日本語を操り、ゴルバチョフエリツィン両政権下で日ロ首脳会談の通訳も務めた。アファナシエフ前駐日ロシア大使の後任として、18年3月に来日した。

 今年2月のロシアによるウクライナ侵攻後は、欧米と協調して対ロ制裁を科した日本政府を厳しく批判した。(荒谷健一郎)