北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2023-02-01から1日間の記事一覧

ロシア外務次官 上月駐ロ大使に「反ロシア的な措置を控えるよう」要請

ロシア外務省のルデンコ次官は、上月豊久駐ロシア日本大使と会談し、二国間関係の最も差し迫った問題について「実質的な議論」を行った。ロシア外務省によると、岸田首相がロシアに対して取った一連の非友好的な措置について指摘し、日本政府に対して「現実…

択捉島の50歳の男を起訴 自分のアパートに外国人を架空登録 18万ルーブル得る

択捉島を管轄するクリル地区警察当局はキトヴイ(内岡)在住の50歳の男が、自分のアパートに外国人を架空登録したとして起訴した。男は自分のアパートにCSI諸国から来た5人の外国人を登録。それぞれから1万ルーブルを受け取ったが、外国人は建設現場で働き、別…

国後島の生物季節 夏が最長119日、冬は過去最短74日 クリル自然保護区が調査

国後島のクリル自然保護区は設立された1988年以来、気象状況の推移と生物季節学的現象のモニタリングを続けている。(※生物季節(学)とは、季節の移り変わりに伴う動植物の行動や状態の変化を研究する学問のこと。例えば発芽・開花・落葉といった植物の活動周…

サハリン今や「最も遠い国」に 新千歳の定期便再開めど立たず 片道2~3日の行程余儀なく

昨年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻は、北海道の目と鼻の先にある極東サハリンを「最も遠い国」に変えた。コロナ禍で停滞した日本とサハリンの人の往来は長期化するウクライナ侵攻でさらに先細り、長年積み重ねてきた観光やビジネス、自治体間交…

根室の陸揚庫保存・活用策探るシンポ詳報 今の場所・姿で/時間経過による劣化も価値

終戦直後まで根室と北方領土の国後島をつないだ海底電信線の中継施設「陸揚(りくあげ)庫」に関し、根室市内で1月21日に行われたシンポジウムでは、専門家らが具体的な保存や活用の方法について議論し、参加者もさまざまな意見を提示した。詳細を報告す…