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国後島の海岸でエトピリカの仲間など数百羽の鳥の死骸  クリル自然保護区は検体をユジノサハリンスクに送った

国後島のクリル自然保護区内の海岸でウトウやエトピリカと同じウミスズメ科ツノメドリ属のツノメドリなど数百羽の死骸が発見された。場所は、南部のゴロブニン湾(※泊湾は誤りで、古釜布から近布内にかけての海岸線)、ユジノクリルスカヤ湾(古釜布湾)、トフィツキー湾、ヴェスロフスキー半島(ケラムイ崎)。「ツノメドリやウトウの大量死が起きている。ほとんどの場合はウイルスが原因だが、昨日、すべての情報を専門機関に送った。国後島のロガチョフ島(荒島=中部太平洋側)には約2万羽のコロニーがあるので心配だ」と保護区のアレクサンドル・キスレンコ局長は語った。原因を突き止めるため鳥の死骸4体がユジノサハリンスクに送られた。8月1日には、同島オホーツク海の海岸で鳥の死骸が複数確認されている。(sakhalin.kp.ru 2022/8/11他)