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国後島で鳥の個体数調査 41種、3,610羽を確認

国後島のクリル自然保護区は9月30日、全ロシアの伝統的なイベント「ユーラシア・バード・カウント(個体数調査)」に参加した。秋の渡りの鳥を公的に調査する取り組みで、イベント期間中、誰がどこで最も多くの種類と個体を確認したかを競う。今年は、連邦政府にとって重要な28の特別保護自然地域 (SPNA) が調査に参加。41種、3,610羽を数えた国後島チーム(クリル自然保護区)が3位となった。 (1位は「クリミア保護区」192種54,888羽)国後島での調査には中等学校の8年生と9年生が参加した。調査ポイントはユジノクリルスカヤ湾(古釜布湾)、トフィツキー地区、イズメナ湾(泊湾)、ベスロフスコエ湖(ケラムイ湖)で、タンチョウの2家族(そのうちの1家族には2羽の成長した雛がいた)、カワセミ、ミサゴ、オジロワシアメリカクロノスリアオサギなど約 34 種、2,000 羽以上を確認した。このほか、国後島オホーツク海沿岸近くのペシャノエ湖(東沸湖)周辺と島の北部・太平洋側のチャチナ川(音根別川)、サラトフスカヤ川(セオイ川)周辺でも調査が行われた。(サハリン・メディア2023/10/5)