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ガガーリンが宇宙へ行った60年前の今日 択捉島の新聞「赤い灯台」は住民の歓喜を伝えた

60年前の4月12日。新聞やラジオは、ソ連の宇宙飛行士ガガーリンによる人類史上初の有人飛行について報告した。1961年4月14日付けの択捉島の新聞「赤い灯台」第45号のトップ記事は「こんな偉業は人類の歴史になかった!」という見出しがおどり、島の人々からの誇らしげなメッセージが掲載された。クリル中等学校の教師A.サジコワさんは「なんて素晴らしい瞬間を私たちは生きているのでしょう! 人類の夢が現実になった」-。クリルの住民P. イバシチェンコさんは「科学技術の最大の成果」と称え「私はガガーリンの偉業を賞賛し、彼を誇りに思う!」と続けた。また、レイドヴォ(別飛)の魚の水揚げ場にある冷蔵庫のオペレーターは「この上ない喜びだ」と歓喜した。島の人々の記憶によると、1961年4月12日は信じられないほど晴れた日だった。子供からお年寄りまで、誰もが誇りを持って楽しいニュースを共有した。人は、何世紀にもわたって空を見て、星に飛ぶことを夢見ていた。宇宙飛行士のユーリイ・ガガーリンが最初の宇宙飛行を行った。国連は、この日を国際宇宙飛行デーとした。(択捉島の新聞「赤い灯台」2021/4/12)

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