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北方領土問題笑って知って 元島民2世落語家・三遊亭金八さん 新宿で「辻噺」 

 東京都のJR新宿駅西口地下広場で3日まで開催されている「北方領土展」の会場で、歯舞群島志発島の元島民2世で根室市出身の落語家・三遊亭金八さん(53)が、笑いを織り交ぜて領土問題を解説する「北方領土 辻噺つじばなし 」を披露し、好評を博している。(読売新聞オンライン2023/12/3)

 金八さんは、北方4島がソ連に占領された1945年から3年間、島民がロシア人と一緒に暮らしていた事実を、囲碁に興じる当時の島民の写真などを使って紹介。「この写真の人が、ロシア人で初めて囲碁をやった人なんですよ」とユーモアを交えて語った。

 北方4島を題材にしたビンゴ大会も開催し、「色丹島は箱庭みたいにきれいなんですよ」などと島の地名や歴史、文化、自然をわかりやすく語った。

 東京都新宿区の女性は「なかなか知ることができない北方4島の風景、風物を楽しく教えてもらい、とてもうれしかったです」と喜んでいた。