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サハリンの海岸で発見された日本人の遺体 ロシアが日本に引渡し 

ロシアは、昨年8月28日にサハリン・トマリ地区のイリンスキー村の海岸で発見された日本人男性の遺体を17日、日本側に引き渡した。ユジノサハリンスクのロシア外務省代表部によると、当初この男性は、昨年4月に知床沖で沈没した「KAZU-1」の乗客か乗組員ではないかと見られたが、その後の調査で乗船していなかったことが判明した。KAZU-1 に乗っていた 2 人の遺体が国後島の海岸で発見され、もう 1 人はサハリンのプリゴロドニ地方で発見された。遺体は、2022 年 9 月 9 日に故郷に移送された。ロシア連邦捜査委員会のサハリン当局は、ユジノサハリンスクにあるロシア外務省代表部の支援を受けて、男性のDNAサンプルをユジノサハリンスクの日本総領事館に提供した。検査の結果、「船に親族が乗っていた家族のいずれとも関係がないことが判明した」と、ロシア外務省代表部のウラジーミル・ノソフ代表は語った。日本側は、身元確認を行っている。4月17日、遺体が日本側に引き渡され、19日、船がコルサコフ港を出航した。ノソフ代表は「日本総領事館は、遺体の身元を特定する作業についてロシア側に謝意を示した」と付け加えた。(astv.ru 2023/4/19)