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3人の遺体コルサコフ港で引き渡し 国後島の2遺体は前夜、定期船でサハリンに搬送

国後島とサハリンの海岸で発見された日本の観光船KAZU-1の乗員・乗客とみられる3人の遺体が9日午前10時(日本時間同8時)にコルサコフ港で日本の海上保安庁の巡視船「つがる」に引き渡された。同船は、同日正午に同港を出発する予定になっている。ロシア外務省ユジノサハリンスク代表部のウラジーミル・ノソフ代表によると、国後島で発見された2遺体と身の回り品は7日午後8時頃、ユジノクリリスク(国後島・古釜布)を出港した定期貨客船イーゴリ・ファルフトジノフ号でコルサコフ港に運ばれた。遺体は州都ユジノサハリンスクの遺体安置所に一時収容された。そして今朝、サハリンのオゼルスコエで発見された1人の遺体とともに引き渡しのためコルサコフ港に搬送された。日本の巡視船は外交ルートを通じて合意された手続に従って9日午前9時に行われた入港手続き終了後、同船職員に引き渡された。ノソフ代表は、ユジノサハリンスクの日本総領事館と常に連絡を取り合っていると強調した。さらに、モスクワの日本大使館職員がサハリン入りして調整した。8月28日、オゼルスコエ近くの海岸で見つかった、もう1人の日本人男性とみられる遺体について、ロシアの専門機関で身元確認のための検査が行われている。(サハリン・インフォ2022/9/9)