「クリル諸島(北方四島を含む千島列島)での施設建設に関して特別な問題はない。クリル諸島の開発のためのサハリン州政府の年間資金は20億～30億ルーブルであり、これは十分な額だ」--クリル諸島開発総局のアレクサンドル・ゴンチャロフ副局長が14日、ロシア下院の極東・北極圏開発委員会拡大会議で語った。これは、同委員会のニコライ・ハリトノフ委員長の「クリル諸島の開発にどれだけの時間と資金が必要なのか」という質問に答えたものだ。副局長によると、クリル諸島では最近3つの学校が完成し、今年は6つの社会施設が引き渡しの予定だと説明。また「施設の建設に関して社会的な緊張はない」と付け加えた。さらに、建設資材の輸送についても「問題はない。先年、クリル諸島--サハリン間に2隻の貨客船を就航させた」と述べた。(サハリン・メディア2023/2/16)
