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「クリル諸島の開発のペースを落としてはならない」州知事が上院委員会に訴えた

サハリン州ヴァレリー・リマレンコ知事は、連邦院(上院)の連邦構造、地域政策、地方自治および北部問題に関する委員会のメンバーとの会合で、クリル社会経済発展プログラム(2016-2025)に対する連邦資金の割合が極端に少ない問題について、「クリル諸島の開発のペースを落としてはならない」と訴えた。同プログラムがクリル諸島の開発のペースを加速させ、住宅や社会施設、エンジニアリング、輸送インフラの整備により、人口が増加し、有能な人材を引き付けることが可能になったとしたうえで、「まだ多くの未解決の問題があり、連邦政府の支援を期待している」と述べた。州政府のベリク首相は24日の会合で、エネルギー施設の近代化やパラムシル島への光ファイバー通信回線の敷設に新たに250億ルーブルが必要と語った。さらに、連邦政府の資金がなければ、沈没船の処理という別のプロジェクトを実施することは不可能であり、島での砂利の採掘の問題、および建設のための土地区画の割り当てには、立法上の許可が必要だ。2016年以降、同プログラムには477億ルーブルが割り当てられたが、資金の大部分(約220億ルーブル)は民間投資。州予算から約200億ルーブル、連邦予算は59億ルーブルにとどまっている。(サハリン・クリル通信2021/6/25)

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