北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2022-03-12から1日間の記事一覧

択捉島・紗那 割安なタクシー会社「ビクトリア」が営業開始

択捉島クリリスク(紗那)の新しいタクシー会社「ビクトリア」が9日から営業を開始した。個人企業のアレクサンドル・モジャーエフさんが起業した。車両は4台あり、年金受給者や子供、障がい者には割引料金を設定している。クリリスクからヤースヌイ空港、レイ…

択捉島 紗那—天寧道路が5日ぶりに開通 積雪6mに除雪作業難航

大雪のため通行止めになっていた択捉島のクリリスク(紗那)—ブレベスニク(天寧)間の道路が5日ぶりに開通した。3月6日~7日にかけての暴風雪で、同道路のクリリスクから14kmのサプンゴラ地区では最大6mの積雪に見舞われた。ブラゴダトノエ湖(年萌湖)周辺は4~5…

ウクライナ侵攻後、支持率77%超に上昇 ロシア調査でプーチン氏

ロシア政府系の「全ロシア世論調査センター」は11日、同国のウクライナ軍事侵攻後、プーチン大統領の支持率が70%超に上昇していることを示す調査結果を発表した。調査は侵攻開始4日後の2月28日~今月6日に1600人を対象に実施。「プーチン氏を信任する」との…

「ロシアを嫌いにならないで」やり場のない苦悩と葛藤

ロシアによるウクライナ侵攻が激化する中、「反ロシア」の感情が世界中で広がっている。圧倒的な軍事力を背景に一方的な主張を押し通そうとするプーチン大統領の決定は許されるものではないが、全てのロシア国民がプーチン氏を支持しているわけではなく、反…

北方四島を追われた元島民 ウクライナと重なる思い

「島を追い出された自分たちよりもひどい」。 北方領土の元居住者らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟根室支部長代行の角鹿泰司さん(84)=歯舞群島勇留島出身=は、ロシア軍の激しい攻撃にさらされるウクライナの人々の映像に憤る。 旧ソ連は1945年(昭和20年)8月…

北海道、ウクライナ支援へ相談窓口設置 避難民に道営住宅提供

鈴木直道知事は11日、ロシアの侵攻を受けているウクライナの避難民が道内在住の親族や知人を頼ってきた場合、道営住宅を提供する方針を示した。無償提供の方向で検討する。また生活に必要な物資の寄付など支援する意向のある企業や団体の情報を集め、避難…

北方四島で地対空ミサイルS-300V4発射訓練 敵機の領空侵犯に対応

ロシア軍東部軍管区(VVO)は、クリル諸島(※軍が駐屯する国後島か択捉島)で、地対空ミサイルS-300V4を使用し、空からの敵の侵入を撃退する訓練を実施した。防空軍のプレスサービスによると、敵機がロシアの領空を侵犯したとの情報を受け、S-300V4対空ミサイ…

サハリン—択捉島の船便運休によるコンテナ貨物問題 副市長をサハリンに派遣

3月10日にサハリン・コルサコフ港から択捉島に入る予定だった貨客船が「乗客不足」から運休となり、島の企業が手配していた食料品などのコンテナ貨物が届かない問題で、クリル地区行政府はコルサコフに副市長を派遣して、問題解決に当たらせる。行政府とコン…

国後島・古釜布の魚油・魚粉工場 製品500トンを国内向けに出荷 制裁措置で増産へ

国後島の水産会社「南クリル・リボ・コンビナート」は、500トン以上の魚油・魚粉をロシア国内に出荷した。同社は、欧米の経済制裁でペットフードや家畜の飼料不足を補うため、今年ユジノクリリスク(古釜布)で操業を開始した魚油・魚粉工場の生産を拡大する方…

北方四島開発計画の資金大幅削減 3年で149億ルーブル 連邦と州の財政悪化で

サハリン州政府は今後3年間で、北方四島を含む千島列島の開発計画である「クリル諸島社会経済発展プログラム」への資金を削減することを決定した。セルゲイ・カルペンコ経済開発副大臣によると、今年の削減額は32億ルーブル、2023年は11億ルーブル、2024年は…