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妻子を同伴して択捉島入りした?ロシアの副首相らが宿泊しているVIP用ゲストハウス「ヤンキト」とは…

妻子を同伴して択捉島入りしたとされるロシアの副首相らが宿泊しているVIP用ゲストハウス「ヤンキト」とは…。択捉島の中心地クリリスク(紗那)から9km、島のシンボルであるフルニツキー火山(散布山)の麓にある。択捉島に本拠を置き、漁業、建設、金融、観光事業などを展開するギドロストロイが天然木で建てたゲストハウス。部屋は9室。オホーツク海やラグーンを見下ろす2階のスイート(リビングルーム、ベッドルーム)は1泊52,000ルーブル(約8万4,000円) 。1階の最も安い部屋で3万1,000ルーブル(約5万円)※ギドロストロイ・ツアーのウエブサイトから

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北海道新聞2021/10/15

択捉島観光地をロシア副首相が視察 日本外務省は抗議

 ロシアのグリゴレンコ副首相兼官房長官とフスヌリン副首相は15日、実効支配する北方領土択捉島を訪れ、観光地などを視察した。ロシア要人の北方四島入りは7月にミシュスチン首相が同島を訪問して以来で、岸田文雄首相の就任後初めて。日本外務省は「領土問題に関するわが国の立場と相いれない」として、在日ロシア大使館に電話で抗議した。

 ロシア人島民によると、両副首相は同日午前、北方領土を事実上管轄するサハリン州の州都ユジノサハリンスクから、空路で択捉島のヤースヌイ空港に到着。景勝地指臼岳(さしうすだけ)(バランスキー火山)などを訪れ、海岸沿いの高級ホテル「ヤンキト」に宿泊した。17日まで滞在し、中心地、紗那(クリーリスク)の病院や内岡(キトブイ)の水産加工施設を視察する予定だ。

 今回の訪問は、ミシュスチン氏が指示した病院へのコンピューター断層撮影装置(CT)導入などの実施状況を確認するのが目的。ただ、両副首相は妻子らを同伴させているとされ、島民からは「公費を使った家族旅行ではないか」と疑念の声も出ている。

 茂木敏充外相は15日の記者会見で、北方領土問題を含む平和条約締結交渉への影響について「しっかりと継続することを首脳間で確認しているので、交渉を進めていきたい」と述べるにとどめた。(仁科裕章、文基祐)

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