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国後、色丹、択捉で構成する観光クラスター「南クリル諸島」プレゼン資料

  • …ロシア政府が設立した非営利組織「戦略的イニシアチブ(ASI)」が主催、ロシア政府が支援している全ロシア・エコツーリズムコンテストで、国後島色丹島択捉島をエリアとする観光クラスター「南クリル諸島」が10月のファイナル審査でベスト10に入るかどうか注目されている。10件のプロジェクトに選定されると、連邦政府からの必要な整備に向けて資金提供が約束される。(サハリン・インフォ2020/9/22)

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  • …観光クラスター「南クリル諸島」は「オールシーズン、安全なエコツーリズムのためのユニークな施設がコンパクトに配置されている、世界で最もアクセスしやすい活火山ゾーンの1つ」と定義されている。当然、これらの設備は改善が必要だ。ストロボフスキー温泉のキャパシティー(年間5,280人)はすでに満杯になっているため、受入容量を増やす必要がある。キャンプ場やトレイルの整備などは、わずか1,670万ルーブルでできる。
  • …それ以上に高価なのは、ゴロブニノ火山のカルデラへのルート整備だ。高速道路ユジノクリリスク(古釜布)-ゴロブニノ(泊)線から取付道路6kmに3億ルーブルカルデラまでの3kmのトレイルに5,000万ルーブル、さらにバンガロー6戸、キャンプ場、ゴリャチー湖(一菱内湖)のベンチやあずまやの設置、展望スペースの整備などに7,000万ルーブルかかる。
  • …最も高価なプロジェクトはメンデレーエフ火山(羅臼山)の麓に開設するスパ・コンプレックスで8億ルーブルかかる。このうち予算措置は5億3,300万ルーブルで残りは民間投資を見込む。施設は10年間で200人の新たな雇用と10億ルーブルの税収をもたらすとされている。

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  • …島民はただ喜んでいる訳ではない。ソーシャルネットワークには、批判的な意見も見られる。「国後島の景観を破壊しようとする計画が「エコツーリズムの発展」として受け継がれている。私たちは美しい自然景観である悪魔の門を失い、島民が愛した「幸福の木」を道路建設により伐採され、ゴロブニノ火山のカルデラの手つかずの自然を失った。国後島はASIとサハリン州観光局によって浸食されている。これは許容できない」「これは国後島と住民にとって災いだ」「私はクナシリ島。彼らは私を殺そうとしている」というアカウントまで現れた。

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