北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

北方四島の話題

サンマは南クリル諸島(北方四島)付近に戻って来る ロシアの科学者予測

サンマは南クリル諸島(北方四島)付近の伝統的な漁場に戻って来る--ロシア連邦漁業庁のソコロフ副長官や全ロシア海洋漁業研究所(VNIRO)の科学者が出席した会議で、太平洋北東部におけるサンマの生産予測が発表された。専門家は近年、ベーリング海の南西部にあ…

択捉島の紗那、内岡、有萌地区で停電 強風で送電線が断線

択捉島では3 月 4 日の夜、強風による送電線の断線事故が発生し、クリリスク(紗那)の一部とキトヴィ(内岡)、ルイバキ(有萌)で停電した。島の電力を管理するロセッティ・モバイルGTPPはキトヴィのディーゼル発電所から変電所までの送電で断線したことを確認し…

国後島・古釜布 ロシア大統領選挙に向けた準備状況を確認

国後島ユジノクリリスク(古釜布)では、南クリル地区選挙管理委員会と地区議会、企業や団体のトップによる会議が開かれ、15日-17日のロシア大統領選挙の準備状況について話し合った。選管のナジェジダ・クドレフスカヤ委員長は、小クリル列島(色丹島と歯舞群…

択捉島 ロシア大統領選挙の投票所を島内5カ所に設置

択捉島、ウルップ島などを管轄するクリル地区では、15日-17日に予定されているロシア連邦大統領選挙に向けて、島内5カ所に投票所が開設された。投票所No. 82はレイドヴォ村(別飛)に設置され、サケ養殖場エリアを含むすべての住宅が含まれる。投票所No. 83 は…

択捉島 市長不在3カ月 サハリン州政府が市長候補を決定していないことが原因

択捉島を管轄するクリル地区の首長になろうという人が誰もいない異常事態が続いている。6年間、島を統治していたウラジミール・ロコトフ氏は、3か月前の昨年12月1日に市長の職を辞し、ほどなくしてオストロヴナヤ養鶏場の責任者となった。しかし、後継者を残…

国後島「クリル自然保護区40周年」企画展開催

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の郷土博物館で「クリル自然保護区の40年」展が開かれている。同保護区の創設40周年を記念して企画されたもので、保護区の研究者が日常の活動で使用している様々なグッツが展示されている。これまでに144 人が訪れているが、…

観光客入込数2035年までに5.9万人に増やす サハリン州政府が北方四島への投資を呼び掛け 起業家に税制特区など国の支援策説明

ユジノサハリンスクで2月27日、サハリン州政府投資・対外関係省のワシリー・グルデフ大臣と起業家による会議が開催された。この中で、起業家らは、クリル諸島(※北方四島を含む千島列島)への投資の保護と促進に関する仕組みや国の支援について説明を受けた。…

択捉島 93歳になったイリーナ・シュラムコワさんを祝福 千島に住んで70年

択捉島在住のイリーナ・ニコラエヴナ・シュラムコワさんが93歳を迎えた。クリル地区行政府の幹部やシルバーボランティアの代表らが花束と贈り物で祝福した。イリーナさんはクリル諸島(※北方四島を含む千島列島)に70年近く住んでいる。会計士学校を卒業して、…

択捉島の女性同盟支部 ウクライナで戦う択捉出身兵部隊に35万ルーブル送金

択捉島のロシア女性同盟クリル地方支部の幹部会議がクリル地区行政府庁舎で開催された。祖国防衛者の日を祝うチャリティーイベントで集まった35万ルーブルの扱いについて協議し、ウクライナ東部で戦っている第39旅団第1突撃中隊「B」の軍人に送金することを…

北方四島航路の貨客船 氷海をかき分け物資の輸送を続ける

厳しい気象条件にも関わらず、サハリン(コルサコフ)—北方四島航路の貨客船「アドミラル・ネベルスコイ」、「パベル・レオーノフ」、「イーゴリ・ファルフトジノフ」は乗客と貨物の輸送を行っている。今年1 月から 2 月にかけて、約 1,196 人の乗客と 4,911 …

サハリン—北方四島航路の運航会社決定 2024年の補助金2億2000万ルーブル

サハリン州政府運輸・道路施設省は2024年に、サハリン(コルサコフ)—クリル諸島(※この場合、北方四島)航路で貨客船を運航する海運会社を「MKサハリン・クリルズ」に決定した。同社には収入の損失を補償する補助金として2億2077万ルーブルが支払われる。補助金…

ロシア軍と地理学会 8月に択捉島で共同調査 「東の要塞・千島列島」第5シーズン

ロシア軍東部軍管区とロシア地理学会が2019年から共同で実施している大規模な調査探検プロジェクト「東の要塞・クリル諸島(千島列島)」の第5シーズンが6月からスタートする。第一ステージは 6 月 17 日から 7 月 22 日まで、クリル諸島中部のマツア島とオネ…

択捉島 元パートナーのスマホを壊した55歳の男に刑事訴訟を提起

択捉島を管轄する内務省当局は、元パートナーの女性のスマートフォンを壊した択捉島在住の55歳の男に対して刑事訴訟を提起した。2月29日、男は元パートナーを訪ねて一緒に酒を飲んだ。女性がスマートフォンに気を取られ、自分の話を聞いていないことが気に入…

歯舞群島、ウルップ島などで大統領選挙の期日前投票 ヘリや全地形対応車で携帯用投票箱を運ぶ

2月25日から3月14日まで、ロシアでは大統領選挙の期日前投票が行われている。サハリン州には、特別な交通機関がなければ行くことが不可能なアクセス困難な場所がたくさんある。しかし、そこに住んでいる、また勤務している有権者も投票する憲法上の完全な権…

択捉島のグランピング施設損壊「原因は強風ではなく、何者かに襲撃された」経営者語る

択捉島レイドヴォ(別飛)に建設されたグランピング施設「クリル・グランピング」の経営者は、強風によってドーム型テントが破壊されたという情報を否定した。同社代表のスヴェトラーナ氏によると、2月27日から28日の夜にかけて、グランピング施設は財産を盗む…

択捉島 67歳の年金生活者が特殊詐欺に 72万ルーブルだまし取られる

択捉島で年金生活を送る67歳の男性が特殊詐欺にあって71万7,510ルーブルをだまし取られた。ある日、見知らぬ人物から電話があり、銀行の預金口座がハッキングされたため、別の講座に預金を移す必要があると言われた。男性はその言葉を信じてしまい、指定され…

国後島 潜水ウニ漁で死亡したダイバーの母親が会社を訴えた

国後島で死亡したダイバーの母親が昨年11月、「水中での作業の安全が確保されず、従業員である息子が死んだ」と訴え、会社に賠償金を請求する裁判を起こした。国後島を管轄する南クリル地方裁判所は母親の訴えを認め、会社に70万ルーブルの支払いを命じた。…

サハリン—国後島便が欠航、択捉島便も遅延 28日の北方四島、暴風雪

ユジノサハリンスク空港の広報によると、暴風雪の影響で28日の国後島ユジノクリリスク(古釜布)便が欠航した。国後島メンデレーエフ空港周辺では強い風が吹き、吹雪で視界がきかない状態。2月29日14時に気象状況の評価が行われ、ユジノサハリンスク発ユジノク…

択捉島 昨年7月にオープンしたグランピング施設無残!! 千島の強風に耐えられず

択捉島に昨年7月にオープンしたグランピング施設「クリル・グランプ」が28日の強風によって無残な姿をさらした。地元紙「クラスヌイ・マヤーク(赤い灯台)」テレグラムは「テント都市はクリルの風の前に、半年強しか持たなかった」と書いている。グランピング…

国後島 雪化粧したローソク岩

薄っすらと雪化粧した国後島のローソク岩。冬のローソク岩の写真は見たことがありませんでした。(南クリル諸島の観光テレグラム2024/2/27)

<四島ウオッチ>択捉 「トップ」不在長引き混乱

ロシア・サハリン州で、北方領土・択捉島を事実上管轄するクリール地区行政府が混乱している。昨年12月に辞任したロコトフ前地区長の後任に手を挙げる人がなく、トップ不在が続いているからだ。(北海道新聞2024/2/28) 地区長は公募制で、法律や経済、行政と…

国後島・東沸のネズミザメは早産だった 近くで2頭の赤ちゃん見つかる

国後島セルノヴォツク(東沸)近くの海岸に打ち上げられたネズミザメは早産だったことが分かった。クリル自然保護区の生物学者らが調査したところ、近くで2頭の未熟な赤ちゃんが発見された。ネズミザメは卵胎生の種で、通常、赤ちゃんは独立して生きる準備が十…

北方四島に暴風雪 択捉島では風速25~30mの強風

サハリン州の非常事態省は、クリル諸島(北方四島を含む千島列島)の住民に対し、悪天候について警告した。サハリン水文気象・環境監視局によると、28日、択捉島市街地では風速25~30m、最大6ミリの雪が降ると予想されている。レイドヴォ(別飛)ではすでに風に…

「シコタン・アリーナ」の元コーチに8か月の自由制限の判決 偽造した卒業証書使用

国後島、色丹島、歯舞群島を管轄する南クリル地方裁判所は、色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)にあるスポーツ・レクリエーション複合施設「シコタン・アリーナ」の元コーチを偽造文書使用の罪で有罪とし、8カ月の自由制限の刑を言い渡した。判決によると、元コ…

北方四島海域で46万5,000トン 2024年のイワシ漁獲予想

2024 年の極東イワシの漁獲量の予測が発表された。ロシア連邦水産庁によると総漁獲量は57 万 9,000トン。最大の漁獲量は南クリル海域(北方四島周辺海域)で、予測漁獲量は約46万5,000トン、次いで北クリル(千島列島北部)海域で10万トンなどとなっている。昨年…

択捉島・内岡湾 流氷のため入港できず数日間、港外で待機していた貨客船が接岸

サハリンから乗客と食料を乗せた貨客船「アドミラル・ネベルスコイ」が26日、択捉島キトヴィ湾(内岡湾)に入港した。船は数日間、流氷のため港に入れず、状況が改善するのを待っていた。択捉島住民によると、流氷の接近で船が接岸できないケースは毎年発生し…

択捉島を管轄するクリ地区の市長候補公募、2回目も申請ゼロ 

またしても、択捉島を管轄するクリル地区を率いてくれる人は現れなかった。26日、市長候補を選定する委員会は、応募者がいなかったことから、30日以内に3回目となる候補者受付日程を設定することになる。当初、受付締め切りは2月2日だったが、申請書を提出す…

タンチョウのファミリー@国後島

国後島で越冬中のタンチョウのファミリー。タチアナ・パブリュケビッチさん撮影。(南クリル諸島の観光テレグラム2024/2/25) ※場所は明示されていない。

宇宙から見た国後島と色丹島 青い海と白い流氷と

国際宇宙ステーション(ISS)から見た国後島と色丹島。2月25日に撮影されたもの。 (astv.ru 2024/2/25) https://vk.com/video-40123810_456243671

択捉島・別飛の住宅で火災 配電盤から出火か

2月25日午後、択捉島レイドヴォ村(別飛)のゼレナヤ通りの住宅で火災が発生した。目撃者は火災の映像を地元紙「赤い灯台」のテレグラムで公開した。火災の原因はまだ不明だが、映像から判断すると、ネットワークへの過剰な負荷によって配電盤から出火したとみ…