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納沙布岬の北方領土返還運動啓発施設「望郷の家」改修が必要 根室市 国に整備要望継続

根室市議会2月定例月議会は7日、代表質問を行った。納沙布岬にある市の北方領土返還運動啓発施設「望郷の家」について、石垣雅敏市長は「施設の老朽化が進み、改修が今後必要になると認識している」と述べた。望郷の家は1972年の建築から50年以上が経過し、戦前の北方四島の様子や返還運動の歩みをパネルで紹介している。市北方領土対策部は「(返還運動の)後継者育成の観点からもより魅力あるものにすることが重要」との認識を示し、石垣市長は「本来、国が整備するべきだ」と強調。根室市など北方領土隣接地域の老朽化した啓発施設の整備と機能充実を「引き続き国に要望していく」と述べた。(北海道新聞根室版2024/3/8)

左側の建物が「望郷の家」。右がヘは「北方館」