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北方四島・千島開発計画資金不足 国後島と択捉島で事業先送り

サハリン州議会は、国家計画であるクリル諸島社会経済発展プログラム(2016-2025)の資金として今後2年間で8 億 2,230 万ルーブル以上を追加支出する州政府の提案を了承した。北方四島を含む千島列島の開発計画を巡っては、国家計画でありながら、連邦政府の支出が極めて少ないなど資金不足が問題になっていた。このため、州議会は国後島ユジノクリリスク(古釜布)の水道・衛生システムの再建や択捉島レイドヴォ(別飛)とキトヴイ(内岡)のディーゼル発電所の再建を無期限に延期することに同意した。クリル発展プログラムは2016 年から 2025 年の期間中に532億ルーブル以上を支出する計画で、内訳として州予算371億ルーブル以上、市の予算8,270万ルーブル連邦政府74億ルーブル、民間資金85億ルーブルを見込んでいた。しかし、2016 年から 2017 年にかけて、連邦予算からは全く支出がなく、2025 年にも同じ結果が予想されている。(sakhonline 2023/11/7)

国後島・古釜布(2023年)