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サハリン州議会は北方四島開発に連邦政府が資金を出さないことにうんざりしている

サハリン州議会で、北方四島や北クリルの開発計画であるクリル諸島社会経済発展プログラムに対する連邦政府の資金供給問題が議論された。連邦政府は2016年と2017年、プログラム実施に要する資金提供を行わなかった。2018年の計画で連邦資金は15億7,300万ルーブルだったが、サハリン州はコインの一枚も受け取ることができなかった。2019年は28億1,000万ルーブルだったが、連邦の支出はゼロだった。2020年は15億のうち、6億2,200万ルーブルだけ支出した。今年2021年は2億9,500万ルーブルの予定だったが、またしても資金提供はゼロだった。州議会は連邦議会に資金提供を要求しているが、この状況が続けば連邦のプログラムであるクリル発展プログラムは廃止せざるを得ないかもしれない。今年6月にサハリン州のベリク首相は、クリル発展プログラムの追加投資分として250億ルーブルが必要と訴えた。州議会のゴミレフスキー副議長は「サハリン州は自分たちの資金で開発することを余儀なくされている。今年は30億ルーブルを拠出し、来年は55億ルーブルが予定されている。州予算にとってあまりに大きな額だ」と訴えた。州議会は、かつてのようにクリル発展プログラムへの連邦予算からの協調融資を99%のレベルまで引き上げるよう求める決議を行い、連邦議会に送付することにした。(サハリン・インフォ2021/10/14)

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