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クリル発展計画の財政負担をサハリン州に頼る連邦政府 2020年は75億ルーブルに倍増 増加分34億は州政府が負担 

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2020/2/18

サハリン州議会の経済開発委員会は、連邦プログラムである「クリル諸島社会経済発展計画2016-2025」の資金調達について議論した。国家計画にもかかわらず資金のほとんどをサハリン州が拠出している実態に、議員からは「クリル計画の財源として連邦資金を回復するよう連邦議会に申し入れる必要がある」などの発言が相次いだ。州政府のカルぺンコ経済開発副大臣は「計画推進のため今後3年間に必要な資金は前例がないほど増額されている。2020年は約75億ルーブルだが、主な負担は州予算である」と指摘。2020年は32億8,400万ルーブル増加しているが、その財源の内訳は連邦予算が1億3,000万ルーブル減少したのに対し、州予算からの負担は34億も増加している。2021年は66億8,900万ルーブルの増額が見込まれるが、連邦予算が1億4,700万ルーブル減少する一方、州予算からの持ち出しは68億2,500万ルーブルも増えるという。

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