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政府、外務次官に岡野氏調整 2010~12年にロシア課長

 政府が外務省の森健良事務次官(62)の後任に、岡野正敬官房副長官補(59)を起用する方向で調整していることが分かった。近く閣議決定する見通し。複数の政府関係者が25日、明らかにした。(北海道新聞2023/7/26)

 岡野氏は1987年に外務省に入り、国際法局長や総合外交政策局長などを務めた後、2022年9月に外交担当の官房副長官補に就任した。国家安全保障局次長、新型コロナウイルス感染症対策本部事務局長代理も兼務した。民主党政権の10~12年にはロシア課長を務めた。 近年、日本外交は経済安全保障や防衛力強化など対応を迫られる分野が急速に広がっている。岸田政権としては、官房副長官補を経験し、各省の政策に通じた岡野氏が外務省事務方トップに適任だと判断しているとみられる。

岡野さんと言えば、2010年11月1日、当時のメドベージェフ大統領がロシアの国家元首として初めて北方領土国後島を訪問した時のロシア課長だった。この訪問を契機に北方四島開発は一気に進むことになった。