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択捉島沖のイワシ漁 12隻が操業し漁獲量5万トン突破 前年同期比4割増

北洋開発協会(北海道機船連内)によると、ロシアが極東の南クリール(千島)海域で行っているイワシ漁の漁獲量は、9日現在で5万5280トンと5万トンを超えた。昨年の同じ時期の速報値と比べ43%多く、依然順調なペースが続く。現在12隻が択捉島の南東海域に漁場を形成している。一日一隻当たりの漁獲量は平均91トン。450トンを超える船もあるという。並行して行われているサバ漁の同日現在の漁獲量は8610トンで、前年同期の速報値より65%少ない。一日一隻当たりの平均漁獲は0.5トン程度で、まだ集約的な漁獲は行われていないもようだ。なお、北太平洋公海で台湾船とみられる40~60隻がサンマ漁を実施しており、台湾船を含めた外国船の6月末までの漁獲量は1万1730トンとされる。(日刊水産経済新聞2023/7/13)

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