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リレートーク「陸揚庫を語ろう」4月22日、ニホロで開催 来場者に陸揚庫プロモーションビデオ無料配布 陸揚庫啓発パネル展(全30枚)同時開催

ソ連軍の北方四島侵攻と占領を至急電で伝えた根室国後間海底電信線陸揚施設(通称・陸揚庫)のプロモーションビデオ(34分)と啓発用パネル(30枚)が完成しました。4月22日(土)午後1時30分から、根室市内の道立北方四島交流センター(ニホロ)でお披露目の上映会と展示を行います。来場者にプロモーションビデオのDVDを無料配布します。当日は、陸揚庫に関わってきた各分野の皆さんによるリレートーク「陸揚庫を語ろう」を併せて開催します。陸揚庫保存会の久保浩昭・歩夢さん(国後島元島民2世、3世)による親子トークや「陸揚庫分科会」で保存と活用の検討を行っていただいた桐澤国男さん(根室市史編さん委員)、北海道博物館の右代啓視学芸員根室市歴史と自然の資料館の猪熊樹人学芸員、元国土交通省国土技術政策総合研究所シニアフェローで文化財建造物保存技術協会理事、一級建築士の長谷川直司さんのほか、子供の頃に陸揚庫近くにあった北方領土からの引揚者住宅に住み、陸揚庫を遊び場にしていた志発島出身の元島民・臼田誠治さん(83)に、当時の記憶を語ってもらいます。さらに、根室市北方領土対策に関する専門家会議委員で京都外国語大学国語学部ロシア語学科教授の黒岩幸子さんには、ソ連軍侵攻と占領を伝えた電報が綴じられている北海道の公文書「千島及離島ソ連軍進駐状況綴」と陸揚庫の歴史的価値についてお話していただきます。