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サハリンの黒パン、お味は?日本輸出目指し試食会

 ロシア・サハリン州南部ドリンスクで25日、地元のパン製造販売会社「ドリンスク製パン所」が黒パンの日本への輸出を目指し、現地駐在の日本人を招いた試食会を開いた。健康志向の高まりを追い風に、栄養価の高いライ麦パン(黒パン)を北海道のスーパーなどに売り込みたい考えだ。(北海道新聞2022/1/26)

 同社は1948年創業で、サハリン州最大手。セルゲイ・エゼレフ社長が友好都市の名寄市を訪れた際、自社製の黒パンが市民に好評だったため、日本語版のホームページを作成するなど、日本市場進出を検討してきた。

 エゼレフ社長は「まず北海道に輸出し、成功したら東京などに市場を拡大したい」と強調。パンは賞味期間が短いため、冷凍など長期保存できる方法で輸出するという。

 試食した北海道銀行ユジノサハリンスク駐在員事務所の館山浩(ゆたか)所長は「おいしいので一定のニーズはある。認知度の向上が課題だ」と話した。【ドリンスク仁科裕章】

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